この記事のもくじ
はじめに
わたくし、先日参加表明をしていた通り、
「奄美大島チャレンジサイクリング240km」に
参加してきました!
大会の概要については、
このブログでも書いていた通りで、
「とても厳しい大会」なのです!
今年最後のイベント参加、
一年を締めくくる集大成として、
気を引き締めて参加して参りました!
というわけで、
チャレンジな1日について、
当日の走行ログなんかを見ながら、
少し振り返りたいと思います!
って、書いてみたら、
めちゃくちゃ長くなってしまった!
当日まで
12月9日、大会前日。
大阪から奄美大島への移動日。
伊丹空港からJALの直行便を利用しました。
自転車は別送ではなく、飛行機輪行をしました。
やはりこれが一番手軽です。
飛行機輪行については、
今年のフレッシュの時にも書いているので、
細かい内容は、割愛なり。
今回も丁寧に扱ってくれてましたが、
作業上、横に倒したりすることは、
こちらも想定してパッキングをしましょう。
大阪から奄美大島までのフライトは、
約1時間半!
あっという間に到着しました!
空港で輪行解除の作業をして、
不要なものは空港のコインロッカーへ。
このコインロッカー、
意外にも結構使用率が高かったので、
空いてない可能性もあるかもですね…
身軽な装備で大会受付会場まで自走開始!
ちなみに、大会前日は運営のバスやら、
島のローカルバスが運行しているので、
会場まではもっと簡単にアクセスできます。
というか、みなさんそれを使ってましたね。
ぼくらはちょっと走りたかっただけ。
当日は「ゆっくり景色を見て走る」なんて、
できないかもしれないので。
大会の受付会場は思いの外タイニー。
受付を済ませて、ゼッケンなどを受け取りました。
今年の240kmコースは、
124人がエントリーしているらしい!!
みんなクレイジーだなー。
ここで初めて関門の地点変更を聞かされまして、
直前すぎるアナウンスにビックリしましたが、
走りに影響するワケでもないので、
まぁ深く考えないことにしました。
さて、後は明日の本番に備えて…
美味しいものを食べるだけ!
本番もがんばるぞー!!
スタート!序盤はアゲアゲ!!
5時半ごろに会場に到着。
前日の受け付けが出走確認も含めるらしく、
早く行く必要はなかったようでした。
前日のラジオの情報では、
最低気温は11℃。
出発前の会場もそんなもんだったと思います。
ウインドブレーカーくらいだと、
少し肌寒かった…。
スタート地点で荷物を預かってもらえるので、
ここでスタート前に防寒着を預けるのも、
手段の一つかもしれません…。
ぞろぞろと参加者が集まってきます。
ゼッケン番号順に、スタート地点で点呼。
名前順で10人ずつ区切られたグループごとに、
それぞれ1分間隔で、スタートします。
ボーっとしてたら、
順番が回ってまいりました。
いよいよスタート!!
ぼくらは3人で参加していたのですが、
名前がバラバラなので、グループも別々。
最初から一人で走るのもイヤなので、
後ろから追いついてもらう形で合流。
しばらくは名瀬の市街地を走ります。
スタート直後はトレインが形成されるので、
何も考えずにその中を走る感じでした。
この雰囲気が「イベントや!」って感じがして好き。
最初の難所「大熊峠」の登りに差し掛かると、
トレインもばらけます。
速い人はグイグイ登って行きますが、
これでペースを乱されないように、
自分の登るペースを心がけて登坂!!
スタート前は少し寒かったんですが、
登坂区間で汗だくになってきたので、
早くもウインドブレーカーを脱ぎました。
(この後も着ることはなかったです。)
峠の途中で夜が明けてきました。
一気に下り区間を終えると、
眺めの良い海岸線へ出てきました!
素敵すぎる景色だ。
序盤はななしきさんが積極的に牽引してくれて、
快調なペースで走ることができました。
(こんなグイグイ走るおっさん初めてだ!)
再び道は内陸部に入って行きます。
しばらく平坦メインな感じだったので、
アベレージを稼げるように、がんばり目で走りました。
トンネルを抜けて再び海岸線へ。
誰かのトレインに乗っかったり、
気が付けば数名を牽引していたりと、
そんな感じで参加の間を縫うように、
徐々に距離を進めて行きました。
道の先に見えるのは、
「龍の目の光」と呼ばれる短いトンネル。
海岸線をメインに快走区間が続きます。
この辺りはかなり走りやすくて、
めちゃくちゃ気持ちよかったですね。
ななしきトレイン快調なり。
道は県道81号から国道58号へ。
またアップダウンが増えてきました。
今回、関門やエイドの地点が変わったことで、
48km地点に仮設エイドが設営されてましたが、
給水だけのエイドだったので、
そこは止まることなくスルーしました。
しばらくトイレを我慢していた私は、
仮設エイドに希望を託しておりましたが、
まさかのトイレ設備なしで絶望。
やむを得ず、野性味あふれる立ッションで
場を賑やかしました(?)
とりあえずは80km地点にある、
第一エイドまではノンストップで走る!
(↑おしっこの時を除く)
海沿いの綺麗な眺めが気持ち良い。
まだそんな余裕のある序盤戦でした。
海沿いは海岸線、
内陸ではさとうきび畑があったりと、
日常とは違う景色が満載でした。
昨日上陸した”奄美空港”の横を通り、
そこから少し南に設営された、
念願の「第一エイド」に到着!
第一エイドに着いたのは9時15分。
約3時間15分で駆け抜けてきました。
ここまでは順調です。
既にお腹ペコペコモードだったんですが、
ここの補給はお菓子類がメインでした。
ジュースの種類が豊富だったなー。
煎餅の塩分が体に沁みたのを覚えています。
たんかんゼリーうまい!
他にも色々と頂きましたが、
結局、何か物足りない感じもあったので、
手持ちの補給食も食べてしまった…
少し遅れて到着したdaiconさんは、
「ハンガーノック気味です。」と、
かなり辛そうな顔をしてたので、
ちょっと心配…。
再びエイドを出発して、
目指すは鬼門の「第一関門」!!
峠と言うほどではないんですが、
ポコポコと50m級の登りが繰り返し出てきます。
奄美大島全体を通して、
大きい登りは少ないんですが、
勾配が10%くらいある小さなコブみたいなやつは、
やたらとたくさん出てまいります。
こういう小さい登りがボディブローのように、
徐々に効いてくるのです…
いや、既に結構ダメージを受けています…
少し前からペースが合わなくなっていた
daiconさんとはここいらで別離しました。
リーダー、検討を祈る!!
ななしきさんと二人になり、
そのまま第一関門手前の難所「本茶峠」へ。
ななしきさんのタイムスケジュールだと、
この時点で結構ギリギリだったらしく、
それを聞いて、めちゃくちゃ焦りました。
この峠の登坂区間で、
腰の曲がったおばあさんに応援され、
めちゃくちゃ嬉しかったなぁ。
本茶峠は一度ピークに達したフリをして、
もう一度登り返す意地悪な峠なので、
ヌカ喜びしないようにして挑みました。
Allez!!
なんとか本茶峠を登り切りました。
スタートから約107km地点。
ようやく第一関門に到着です!!
(Garminはトンネルで距離がズレる)
スタートから約4時間40分。
貯金20分…
ギリギリやんかいさ!
さすがに空腹だったんですが、
お腹に溜まりそうなのはものはバナナくらい。
他にも、もちろん色々と頂きましたが、
おれは猛烈に米が食いたいんだ!
第一関門は本茶峠を登り切ってから、
下り始めてすぐの場所にあります。
峠の登坂でアベレージが落ちた状態で、
到着するような場所にあるのです。
おお、なんというイタズラな設定なんだ…
第二関門へは下りスタート。
ここから貯金を作っていかないと、
後半戦が厳しい戦いになります。
ある意味、要の区間へ突入です。
第二関門へ急ぐ!
第一関門から第二関門までは、
登り成分少な目の、比較的走りやすい区間です。
ここで貯金を増やせるかが”肝”!
という意識でもって走りました。
ここまでは、ななしきさんの後ろに
甘んじてしまっていましたが、
ここからは積極的に牽きまっせー。
第一関門までは積極的に走りましたが、
ここからは少し走り方を変えて、
なるべく登りでは踏まずに温存して
平坦や下りで、ある程度のスピードで走る!
という走り方へ意識してシフトしました。
後半の区間に脚を残す作戦です。
途中でペースの合うSさんが加わり、
3人で第二関門を目指す形になりました。
途中で絶景が目の前に広がります。
「マングローブ原生林」だ!!
でも止まって写真撮る余裕なかった…
向かい風区間もありましたが、
平坦でアベレージを稼ぐ!と決めてたので、
めちゃくちゃがんばって前を牽いて、
「FTP計測かよ!」と一人でツッコんだのが、
この日のハイライト。
途中、見たことのない標識が出現!
「アマミノクロウサギ」に注意!
第二関門までの唯一の大きな登り「網野子峠」。
標高差360mを一気に駆け上がる、
中盤の難所です。
Sさんが「さっき意識飛びましたよ」とか、
冗談で言ってましたが、
めちゃくちゃ納得できる、この眠さ。
休憩を最小限に走っていたからか、
序盤の疲れが押し寄せているかのようで、
この辺りは辛い区間になりました。
なぜかやたらにお腹が減ります。
持ってきて良かった~と思いつつ、
サドルバッグに入れておいた補給食を、
またもや、むさぼり食べるのでした。
ここまででウィダーinゼリーと、
SOYJOYとスポーツようかん2つ食べちゃった。
なんとか難所の「網野子峠」を攻略!
つらかったー。
ダウンヒルの勢いそのままに走ります。
この区間で稼ぐんやでー!
そして第二関門に到着!
関門に到着したときは、
思わず「着いたー!」と叫ぶほどの喜び。
制限時間14時に対して、
到着したのは12時54分。
約1時間の貯金!!
この区間もあまり休めなかったので、
思っていたよりもツラかったですが、
計画通りに貯金を増やせたことで、
精神的にはかなり楽になりました。
ここはお昼時の通過点になるからか、
今までで1番充実した補給の数々。
パラダイスやー!
おにぎりにお味噌?を乗せて、
後は島の塩「ましゅ」をかけたりして、
念願の白米を最高に美味しい形で頂きました。
身体も一気に回復!!
途中で一緒になったSさんとも、
このまま一緒にゴールを目指しましょうか、
という感じになったので、
また一緒にスタートを切りました。
ここからは第三関門までは、
このイベントコースで1番ひどい区間、
「魔のアッペンダウン区間」が始まるのです。
ああ、おそろしや。
「魔のアップダウン区間」へ…
ここからはひたすら島の西側を、
海岸線をなぞるように北上していきます。
景色が良いと感じるのも最初だけ。
常にアップか、それともダウンか。
これが奄美の洗礼なのか…
あまりシャッターを切ることもなく、
ただ登りをこなして、少し下って、
また出てくる同じような登りを…
同じような所ばっかりやん!
湾をぐるっと回るようなコースのせいか、
デジャヴのように繰り返される、
アップダウンの応酬。
そして景色もよく似ているため、
もはや訳が分かりません。
ただ下りもスピードの乗る道が多く、
登りを積極的にがんばらずとも、
なんとか下りでペイできるような、
そんな道のりだったので、
焦ることなく淡々と走りました。
途中で数名一緒になったり離れたり…
その間も雑談をしながら走るような感じで、
誰かと話しながら走っていると、
気がまぎれるので、とても助かりました。
『ブログやってるんですか?』
『はい。「落車 eTap」で検索したら出てきますわ!』
という謎のやり取りだけは鮮明に…
アップダウンの激しい区間を終え、
最後にズドーンと登る「久慈峠」。
標高差180m/平均勾配6%ほどの峠。
なんとか攻略なり!
峠を下ってからは、
平坦成分が増えてきますので、
景色も変わり、ようやく抜け出せた感。
190km地点にある第二エイドに到着!
ここの補給も充実してました。
お腹が減っていたので、本当に助かった…
足がめちゃくちゃ疲れていたので、
靴を脱いで少しリラックス。
このエイドへ来たときが、
一番ピークに疲れていたかもしれません。
思わずMEITANチャージしました。
ここから第三関門までは25kmほど。
張り切って行きましょう!
機嫌よく走っているとまたもや峠。
次なる峠は「芦検峠」。
標高差275mほどありますが、
平均勾配は4%ほどなのが救いでした。
南国を感じさせる山の木々が新鮮。
この峠が一番走りやすかったかも。
ダウンヒルをして北側の海岸線へ。
今里の集落を抜けて走ります。
このトンネルを抜けてから、
しばらくがんばって先頭を走ってたら、
後ろに8人くらい居てビックリしました。
そして再び現れる峠道。
標高差は約205m/平均勾配6%の「戸円峠」。
集落を抜けるといきなり登るので、
ちょっと景色もおもしろかったです。
ここは眺めの良い道でした。
もうそろそろ終わりかな?
と思わせておいて、この道の先。
希望をへし折ってくれてありがとう。
登りの途中に出てきた「210km地点」!
実感に乏しいけど、
確実にゴールには近づいている!!
ちょっと写真を撮る余裕も出てきました。
唯一の記念写真…
そしてなんとか第三関門に到着!!
第三関門は前述の通り、
地点が10km先に変更になり、
約220km地点になっていました。
その分、制限時間も30分延びました。
制限時間は17時30分。
到着は16時34分。
予想に反して、
CP2までの貯金を切り崩すことなく、
ここまでたどり着けました!
ここからゴールまでは”約20km”。
それも厳しい道のりではないことは、
事前に分かっていたことだったので、
ここに来て、ようやく、
完走が確信に近いものになりました。
さて、最後の第三関門のエイドも充実。
おにぎりと、再びたんかんゼリー。
めちゃくちゃうまいじゃないか・・・。
おかわりしちゃったわ。
もう緊張感もかなり抜けていたので、
温かいコーヒーを頂いたりして、
かなりリラックスして休憩できました。
Sさんとの自転車3台並べて撮ったりして。
いやー、もうゴールした気分だわ。
ここで序盤に別行動になった、
daiconさんからの連絡に気づく。
惜しくもDNFとのこと…
残念。
daiconさんの分までがんばるしかない!
ゴールまで残り約20km!
完走まであと少しだー!!!
なんとか完走!!
再び走り出した僕らですが、
もう完走は目の前。
今までの緊張感とは少し違う雰囲気。
向かい風の区間もありましたが、
もうここまで来ればひたすら進むのみ。
ゴールまでは登りが二つですが、
どちらもそれほど大きな登りではないので、
安心して挑めました。
一つ目の「国直峠」は標高差140mほど。
平均勾配は7%ほどでしたが、
もう脳内では峠カウントダウンになっているので、
少々辛くても乗り越えられるのです。
もはや絶好調でゴールかと思われましたが、
登坂中にまさかの「ハラペコ状態」発動。
サドルバッグを見てみると、
MEITANしか入ってなくてガッカリ…
「うー。ゴールまで行けるだろうか・・・」
そんなぼくを見て、
ななしきさんがウィダーinゼリーを取り出し、
「持っていても荷物になるのでどうぞ。」
と言って差し出してくれたのです。
ななしきおじさんに後光が射していました。
本当にありがとう!!!
仙豆の如く回復しました。
最後のガス欠を免れて、
無事に峠カウントダウンをクリア。
名瀬に戻ってきた頃には、
かなり辺りも薄暗くなってました。
気がつけば会場の前の交差点へ。
感慨に耽る暇も無く、
あっけなくゴールは訪れてしまいました。
最後は無駄なスプリント~!
240km無事に完走!!!
タイムは11時間38分。
思っていたよりも早くゴールできたので、
自分で自分をほめまくってあげました。
ガッツポーズ。
「奄美大島チャレンジサイクリング240k」
めちゃくちゃ厳しかったけど、
楽しかったぞー!!
走行ログで振り返る
せっかく完走できたので、
Garmin Edgeで集めたログを見て、
イベントを振り返りたいと思います。
GPSデータ
まずはルートのデータ。
多少の誤差はあるとは思いますが、
Garmin Edge520のログだと、
こんな感じになりました。
距離:233.32 km
タイム:10:21:05
平均速度:22.5 kph
高度上昇:3,535 m
平均パワー:130 W
距離はGarmin計測(GPSの都合)で、
トンネル部分は抜けていると思われるので、
データ上は少し足りない感じになってます。
獲得標高は3500mくらいでしょうか。
標高差の大きな山や峠がないワリには、
かなりの獲得標高でした。
小さいコブのアッペンダウンの応酬が、
この数字に出ているなぁと思います。
走行データ
今回、関門へ着く度にラップを取っていたので、
その内容を恥ずかしながらご紹介。
私の恥部。
ちなみに止まっている時間は入っていないので、
平均速度はグロススピードではなく、
純粋な走行速度のアベレージです。
こんなものなんの参考にもならないのでは…
と思いつつも。
序盤こそ飛ばし目で走りましたが、
特に後半になるにつれて、
「あんまり平均速度は速くないなぁ」という、
マヌケな感想。
意外とこんな感じでも、
時間に余裕を持って走れたのです。
後半は少し長めに休みましたが、
だいたい休憩時間は各所10分ほど。
名瀬以外では信号でのストップもなく、
その恩恵がタイムに表れていると思いました。
今回のグロススピードは、
“走行アベから-2km/h”くらいの20.8km/h。
普段では考えられないですね。
関門(以下、CPとします)間のデータで、
距離とその獲得標高の数字を見てみると、
やはりツライのは「CP1まで」、
そして魔の区間「CP2~CP3」ですね。
約65km走って獲得標高1200mって、
山の中を走ってるみたいな数字だもの。
制限時間について
直前にCP3の場所が変更になり、
当初より10km先へ設定されてしまったせいで、
CP後にあったはずの峠が、
手前に来てしまいました。
これの影響で、CP3の難易度が
多少、上がってしまった形になりました。
このグロススピードは、
スタート地点からの算出。
関門 | 距離 | 時間 | グロススピード |
第1関門 | 本茶峠下(約107km) | スタート後5時間(11:00) | 21.4km/h |
第2関門 | 瀬戸内町・海の駅(約153km) | スタート後8時間(14:00) | 19.1km/h |
第3関門 | 大棚のあたり?(約220km) | スタート後11時間半(17:30) | 19.1km/h |
フィニッシュ | 奄美市・名瀬運動公園 | スタート後13時間(19:00) | 18.4km/h |
やはり一番目につくのは、CP1の制限時間。
- 最初は市内を走る
- ゴツめの峠がある
というルートの性質からしても、
ここがいきなりのガンバリどころです。
CP2までは登りも減り、
制限時間も実質は緩まります。
しかし、CP3までの「魔の区間」を考えると、
ここである程度稼いでおかないと、
後々に響いてくることになりそうです。
スタートからCP2までは、
比較的がんばった走りをするのが、
うまいペース配分かと思います。
CP2からCP3までは我慢の区間ですが、
貯金があれば、ゆっくり走っても大丈夫。
CP3にさえ着いてしまえば、
ゴールまではあと僅か!なのです。
- CP1まではタイトに走る!
- CP2まではそこそこがんばる!
- CP3まではガマン!
- 後はウイニングラン!
という感じでペース配分すれば、
制限時間に怯えることもなく、
後半はゆっくり走れるかなぁと思いました。
装備について
自転車の装備について
今回は普段200kmくらいを走るのと、
ほとんど変わらない装備でした。
ボトルケージには、ツールケースとボトル、
サドルバッグには補給食を入れてました。
ライトはしっかりしたものを、
装着することをオススメしたいです。
スタート時はまだ真っ暗な上に、
道中はトンネルが多数出てきます。
それなりのものがないと、怖い思いをするかも。
服装について
今回の装備はこんな感じでした。
- ジオライン中厚手
- 半袖ジャージ
- SKINSタイツ
- ビブショーツ
- ウインドブレーカー
スタート前、スタート直後は寒くて、
ウインドブレーカーは必須でしたが、
身体が暖まるとすぐに脱ぎました。
その後、最後まで着ることはありませんでした。
先ほどのGARMINのログにもありますが、
日中の平均気温は大阪の秋頃の感じで、
寒暖差はありましたが、
一日通して、ずっと走りやすい気温でした。
補給食について
これは個人差がかなりありそうですが、
今回ぼくはエイド・CPの補給だけでは、
少し足りませんでした。
もちろんエイドなどでは、
食べるものはたくさん用意頂いてましたが、
一度に食べる量も限られるし、
そこそこ食べたつもりでも、
しばらくすると空腹感があったりと、
補給食に頼る場面は多かったです。
荷物になるほどの量を、
持って行く必要はないかもしれませんが、
道中にコンビニもほとんど…どころか、
全く何もない区間も結構あります。
万が一に対処できるくらいのものは、
携帯しておいても良いかなと思います。
おわりに
なんかしょうもないことを、
長々と書いてしまいましたが、
結局のところはコレに尽きました。
めっちゃ楽しかった!!
240kmというのは長い距離ですが、
初めて会った人と励まし合いながらも、
一緒にゴールを目指して走ったり、
イベントならではの経験ができました。
そして、わざわざ道に出てきて、
応援をしてくれた地元の方々や、
エイドなどでおもてなし頂いた方々、
みんなの温かい言葉が、
どれほどの励みになったか分かりません。
本当にありがたかった!
ただ「走り切れた」ということではなく、
そういう純粋に走ること以外での、
ちょっとした経験が、とても貴重で、
ありがたいものだったなぁと感じました。
やっぱりこういうイベントにも、
たまには参加しないといけないなー!
とかなんとか思った出来事でした。
奄美大島チャレンジサイクリング240km。
コースはハードだけど、
めちゃくちゃ走り応えあるイベントでした!!
一緒に参加してくれたdaiconさん、
そして終始一緒に走ってくれたななしきさん、
本当にありがとうございました。
2人が居なければ完走も難しかった…
というか参加すらしていなかった!
に違いないのです。
毎度のことながら、多謝!!!
おまけ ~帰路~
月曜日。
奄美大島から大阪へ帰る。
直行便は朝に1便だけなので、
「朝起きてすぐに帰らないといけない」
という悲しみ。
ホテルから空港までの30km。
行きは楽しかったけど、
帰りはしんどいだけの道のり…。
ワリとお尻が痛いんだ。
ホテル→空港の間のどこかで、
「モーニングを食べて帰ろう!」という計画は、
『朝から開いてるお店が1つもない』という、
あまりにも残酷すぎる事実でもって、
涙の企画倒れと化しました。
ただ道中で黒糖の工房の人から、
さとうきびのしぼり汁を振る舞ってもらい、
さらに黒糖の作り方の話なんかを、
親切にもいろいろ教えてもらいました。
ホントにこういうのは得難い思い出です。
さとうきびジュース最高だったな~。
そして奄美の景色。
これのために走ったんなら、
多少お尻が痛くても我慢しちゃう。
休憩中、ボーっと景色を眺めていたら、
空がグラデーションがかってきました。
同じタイミングでカメラを取り出し、
写真を撮るななしきさん。
「空がグラデーションに・・・」と、
同じことを言ってました。
あっという間の2泊3日だったけど、
強烈な思い出になりました。
奄美大島、ありがとう!!
おしまい。
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