はじめに
kazuさんに連れてってもらう、
「弾丸参戦ファンライド」ふたたび!
今回も弾丸参戦で行ってまいりました。
まだ記憶に新しい昨年の「益田INAKAライド」。
大阪からの弾丸参戦をした結果、
最高に楽しめたのは間違いないんですが、
「ちょっと遠かったね」という、
当たり前の感想に行きついた我々でした。
今回はその教訓を生かして、
また別のイベントに参加してきました!
そのイベントがコチラ!
「グランフォンド富山」
「益田よりは近い(でも遠い)」を合言葉に、
再びkazuさんを中心に仲間が集まりました!
寝不足な上、5月にしては記録的な暑さ。
まさか自転車生活屈指のつらいライドになるとは、
この時はまだ、知る由もなったのであーる。
出走するまでのこと
大会前日。
おなじみのKazuさん号で富山へ向かうため、
22時、某所へと仲間が集まります。
今回の旅姿六人衆はこのメンツ!
濃厚そうっ!!
- kazuさん
- マムートンさん
- lovelybeerさん
- あかのすけさん
- ぺもぺもさん
- DARUMA
そして、もう恒例になったコレ!
モーレツに車載や!!
そして、数時間後。富山着。
予定より早く会場へ到着したので、
少しだけ仮眠をしました。
当日受付は5時からと書いてましたが、
かなり早い時間から受付が始まっていたので、
とりあえず受付を済ませました。
このグランフォンド富山、
スタートはゼッケン番号ごとではなくて、
列の先着順に出走するパターンのやつ。
「早めにスタートをしないと、
後半の時間制限が厳しくなる」
という事前情報があったので、
前のほうに陣取ってスタートを待ちました。
スタート前になるとこんな感じ。
盛り上がってまいりました!
序盤は平坦!
先頭から時間差でスタートしていきます。
僕らのスタートは6時半ごろ。
並ぶ場所が後になってしまった、
lovelybeerさん、あかのすけさん、ぺもぺもさんは、
後方からぼくらを追いかける形になりました。
走り出してすぐに目につくもの。
雪国ならではのモノが・・・
大きい道と抜け道を繋いで走るように
西のほうへと向かって行きます。
青々とした田んぼの中を抜けて行きます。
快走路!
富山は全国有数の六条大麦の産地らしく、
走っている道中も頻繁に見られました。
てっきり山に向かっているものと、
思い込んでいましたが、
目の前に海の景色が出てきてビックリ。
そういえばこの大会の宣伝文句はこれだった。
“海抜ゼロメートルの富山湾から世界遺産・五箇山へ”
しばらく海沿いを走り、
途中の庄川に沿って、南下。
先週フィッティングを受けたところなので、
少しペダリングが不慣れな感じになっていて、
いつもと違う感じがある・・・
走っているうちに慣れるもんなのかな?
歓迎。
あなたはだあれ?だるま?
気が付けばこの長い車列・・・。
大変ご迷惑をおかけします。
目の前には山々が見えてきました。
方角的に白山のほうなんだろうか。
川沿いを離れてしばらく走りまして、
再び先ほどの庄川へ合流。
「庄川水記念公園」が最初のエイドでございました。
バナナにパン、そして名物の鱒の寿し。
回復するー!
ここでkazuさんは、
ミドルコースへ離脱されることになったので、
ここからしばらくはマムさんと二人旅。
さて、いよいよグランフォンド本番!
登坂区間へ突入です!
登坂よりも暑さ!?
エイドを出るとすぐに始める登坂。
さすがグランフォンドやで!
覚悟していた割にそこまでの登りはなく、
しばらく山裾をゆく長閑な道のりでした。
この辺りは最高に走りやすい道でした。
道は徐々に登り基調へ。
「南砺スーパー林道」
ネーミングかっこよすぎるやろ。
R304に入って五箇山方面へ。
「五箇山トンネルまで4km」の登坂区間。
しんどいので途中の展望台で休憩。
結構登ってきた感じですね。
この直後、目の前で落車された人が…
どうやら脚が攣って、そのまま横に倒れたみたいですが、
周りに居た人たちで協力してヘルプに。
みんなすげー頼りになるなぁ。
この辺りからめちゃくちゃ暑くて、
もう汗ダラダラで登坂しているような状態でした。
ピークにある「五箇山トンネル」は、
約3kmほどある長いトンネルなんですが、
この時ばかりはその涼しさに感謝でした。
トンネルを抜けると絶景!!
そして標高差160mくらい一気にダウンヒル!
途中で道を逸れていくと、世界遺産「五箇山」へ到着!
相倉合掌造り集落。
観光地だけど、それでいて普通の集落でもある。
日常的なのか非日常的なのか。
なんか不思議な場所でした。
奥にある広場のようなところが、
今回の第二エイド。
喉もカラッカラなんですが、
貰えたのは”小さいペットボトルのお茶”と、
あんドーナツ or カレーパン。
まさかのさらに喉が渇く展開!!
ここで後発のlovelybeerさんが到着!
え、めっちゃ速いですやん!!
気付いたら他の2人は居なくなってたという、
黒ビール伝説がここに誕生しました。
おそるべし。
ここでしばらく待って、残る二人も合流。
これでロングコースのメンバーは全員集合!
さて、ここからいよいよ後半戦だ!
灼熱に溶ける
五箇山、ゆっくり観光したかったんですが、
そんな余裕もないので、惜しみながらも再スタート。
序盤、市内を走ってきた「庄川」が再び。
同じ川でもまったく景色が違うね。
R156、飛越峡合掌ラインへ入ると、
道は再び勾配を帯びて参ります。
「山の神峠」という、
なにやらヤバそうな名前の峠を越えて東へ。
随分と登ってきたぞー。
まだ100kmも走っていないんですが、
この辺りから徐々に調子が悪くなってきまして、
先行してたあかのすけさんが、
一緒に登ってくれたのは、かなり助かりました。
優しさの塊や。
ピークはまたしてもトンネル。
普段は忌まわしきトンネルも、
この時ばかりは涼しい風をくれる涼感区間。
ありがたかったー。
峠を越えて、再びの登り返し。
しかしエイドまではもう少しだ!!
3つ目のエイド「利賀エイド」に到着。
念願のお昼ご飯ポイントでもあります。
ぼくは暑さにヤラれてしまっていて、
ちょっとグロッキーな感じに…。
幸い受付のときにもらったOS-1と、
このエイドで配布されてたものもあったので、
それでしっかりと熱中症対策。
OS-1が美味しく感じる。あかんやつや。
道のりは半分以上過ぎて、
ここからは一発だけ登ってあとは下り基調のはず!
気合を入れて最後のひと踏ん張りだ!
エイドを出て再び登り始めます。
こいつさえ攻略すればしばらくは下りのはず。
マムートンさん、lovelybeerさんの豪脚コンビに、
必死で食らいついてみたものの、
さすがに着いて行けるはずもなく撃沈…
後ろの二人を待つか悩んでいると、
先のトンネルでお二人が待っててくれていたので、
ひたすら感謝して後ろに着かせてもらいます。
そしてしばらくの下り基調の道のり。
後ろで楽をさせてもらいました。
本当に助かった・・・
何か所かクイっと登り返しがあり、
3つ目くらいのクイっで背中を追えず、
ふたりの背中にさようなら。
次の大長谷関門まで、残り10kmもないはず。
関門の制限時間も延びたと聞いていたので、
さすがにタイムオーバーは心配ないだろうと、
ここからはゆっくりと進むことにしました。
ただ、この辺りから絶不調に陥ります。
なんてことのない緩やかな登りですら、
途中で何度も自転車を降りようかと思うほど。
これはあかんやつかもしれないぞ・・・
ちょうど誘導のスタッフさんが居たので、
「次まで何kmですか?」と聞くと、
「ここから1.8kmですよ!」って言われたので、
とりあえずそこまでは行こうと思って、
なんとか大長谷関門へ到着。
少し吐き気がするのと、若干の寒気。
なんとなく思ってはいたんですが・・・
あ、これ熱中症寸前かも!!
以前、真夏に経験した、あの症状と似ている。
こういう時は絶対に無理をしてはいけません。
とりあえず木陰へ入り、水分補給をして休憩。
待ってくれていた二人には先に行ってもらい、
ぼくはダメならここでリタイアするつもりで、
しばらく休憩をすることにしました。
ちょうど入れ替わりくらいで、
あかのすけさんとぺもぺもさんが到着。
ぺもぺもさんもだいぶ消耗しているようで、
「ここでリタイヤしようかと・・・」
と言っていたのでビックリ。
無理は絶対に駄目だけど、
とりあえず休んでからどうするか考えよう!
ということになって、
ここで3人ともゆっくり休むことにしました。
日陰で寝るぺもぺもさん、
何度も水を浴びるDARUMA、
元気なのに付き添ってくれてるあかのすけさん。
その時の写真がコレ。
何にも伝わらない写真ってあるんですね。
ゴールまであと50kmちょっとだ!
どうする??走れるのか!?
最後のがんばり!
無理するのが一番ダメなので、
ダメそうならリタイヤかなーと思ってましたが、
休んでいる間に回復が見えたのと、
曇り空になったこともあって、
気温もピークを過ぎて下がってきていたので、
このままゴールを目指すことにしました。
頑張って走るとまたポシャりそうなので、
全面的にあかのすけさんに甘える方針。
ああ、ええ景色や。
でももうどこ走ってるかなんか、
どうでもええねん。
走り出してすぐに八尾エイドに到着。
豚汁とコーヒー牛乳。
このコーヒー牛乳の有り難さ!!
おこわ?も合ったみたいですが売り切れ。
なんでやねん。
神通川を渡って東へと進んで行きます。
徐々に景色は街中へ。
かなり回復してきたぺもぺもさん。
ぼくは全力でお二人に甘えさせて頂きます!
そしてぼくらの最大のモチベーションはこれでした。
道中にあったシークレットエイド(コンビニ)へ避難。
ガリガリくんを買うんだ!!!
でもソーダ味売り切れに膝から崩れ落ちた。
なんでやねん。
代わりにコイツで体を冷やす。
至福。
エイドで冷たいものが出なかったので、
シークレットエイドやむなし。
今年は山を一つ除外したという、
いつもよりも優しいコース設計のおかげで、
ここからは平坦基調の道のりでした。
かなり霞んでしまっていますが、
目の前にアルプスの山々が!
わー、気持ち良いぞー!
立山橋という橋で川を渡って行きました。
立山の麓のほうまで来ているんですね。
常願寺川に沿って北上していきます。
この辺りは下り基調で追い風。
なんという有り難い・・・
田んぼの向こうに見えるアルプス。
もっと澄んでいれば最高だったのになぁ。
最後の常願寺エイドへ到着。
おはぎとチョコとコーラがあったんですが、
なんでこの3つなの?
水分を欲していた人は、
ちょっと離れた自販機に群がっていました。
エイド、それでええんか・・・。
そのまま川沿いをひたすら北上。
完全に二人に連れて行ってもらう形で、
そのまま海岸線まで出てきました。
ゴールまで、あと少し!
そしていよいよゴールの富山競輪場へ!
最後はまさかのトラック!
「これはパリルーベや!」と興奮するぺもぺもさん。
ヴェロドロームさながらのエンディングだ!
最後の最後にこれは楽しすぎるやろ・・・
そしてついにゴール!!!
無事に完走できました!
最後は黒部牧場のアイスクリームで〆。
いや、これエイドに置いといてくれよ・・・
というわけで、
なんかギリギリな感じになってしまいましたが、
一緒に走ってくれた仲間のおかげで走りきれました!
みんなありがとう!
そして何より今回も連れて行ってくれた
Kazuさんに多大なる感謝を!!
ありがとうございました!!!
イベント終わりの風呂、そしてサービスエリア。
至福の時間だったなぁ。
おわりに
いやー、キツかった…
寝不足に季節外れの暑さも交わってしまって、
非常にアカンやつでした…猛省。
今回は本当にみんなのおかげで走れました。
一人だったらすぐにリタイアしてますね。
本当にお世話になりました。
まぁ本格的に夏になる前に、
こういう経験ができてよかったかな!(前向き)
大会の感想としては、
早めにスタートしたおかげで、
時間制限にも余裕を持って走れましたが、
遅いスタートだと焦らないとあかんかもですね。
コース的には獲得標高2000m以下で、
後半はほぼ下りか平坦だったので、
それほど厳しいコースではなかった印象でした。
噂によると今年は山がひとつ少なかったらしい!?
そのおかげで完走できたようなもんですね。
スタッフの方はとっても良くしてくれて、
コースを誘導してくれている方々も、
コスプレで対応してくれたりして、
道中にもめっちゃ元気をもらいました!!
顔面白塗りの人が旗振ってたのには、
さすがにめっちゃおもしろかったなぁ。
最高でしたね!
残念だったのは、エイドの内容かな。
当日が例年より暑い日だったこともあって、
近くの自販機で補給する姿も多かったです。
エイドがあるのにも関わらず、
そのすぐ近くの自販機に行かせちゃダメでしょ。
せめて水は置いといて欲しかったですね。
あと、八尾エイドのご飯売り切れ?の件とか、
ちっちゃいお茶&あんドーナツとか、
ラストのコーラ&おはぎとか、
なんか最初のエイド以外は???でした。
もっと富山の魅力って色々あると思うので、
今後さらに濃いイベントになれば良いなと思いました。
何よりこれ!
大阪から参加するときは、
ちゃんと富山に宿泊して参加することを、
心よりオススメします!
富山は良い場所なんだ!!!
だから今年は家族旅行も富山なんだ!
良いこのみんなは、
ちゃんと宿泊して親爺でのどぐろとか食べるんだぞ!!
今回の軌跡
距離:187.64 km
タイム:7:39:28
平均速度:24.5 kph
高度上昇:1,914 m
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