真冬のロードバイクはつらい
ついに冬が来ました・・・
ぼくの実家のある地域は、
大阪市内なんかに比べると寒い所です。
そこで育ってきた人間です。
「きっと寒さに強い人間のはずだ!」
と、自分自身を鼓舞しながら、
昨年は精力的に外で走っていました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/01/DSC01905-500x375.jpg)
凍結していない場所を選んで走り、
それでも時には返り討ちに遭ったり、
なぜかロングライドを企てて、
積雪に行く手を阻まれたりもしました。
寒い冬を走り抜くために、
全般の装備品も見直しました。
そういった惜しまない努力の末、
自分ながらの結論に辿り着くことができました…
結局、何をしても寒い!
寒いもんは寒い!!
そう。
何をしても真冬のロードバイクは、
寒いものなのです。
特に手足の指先は如何ともしがたい!
殊更、
ロード乗りは山へ向けて走りに行くという、
類まれな性癖が往々にしてあります。
真冬に「寒いところに向かって走る」んですから、
もう救いようがありません。
なんだか話がズレてきましたが、
そんな真冬に導入すべき防寒アイテムを、
ここでご紹介したいと思います。
これは防寒対策の「最終手段」、
いや「苦肉の策」、というか「やけくそ」。
そんな素敵な手羽先のご紹介です。
我々は手羽先だ
あなたは「バーミッツ」という、
『防寒アイテムの雄』をご存じだろうか。
名前は伏せさせていただきますが、
ぼくの自転車仲間であるN氏が、
冬になると愛用をしているおかげで、
僕らの中では、すっかり「風物詩」として
定着したアイテムであります。
勝手にそのN氏の自転車の写真で、
解説しちゃいたいと思います。
ハンドル部にご注目頂きたい。
これがバーミッツという手羽先である。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2016/01/P1230717-500x375.jpg)
防風性と言ってしまえば簡単ですが、
直接、手へ風が当たらないだけではなく、
温かい空気をその中に包有することにより、
「外は寒くても手は全然寒くならない!」
めちゃくちゃ機能的なアイテムなのです!
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2016/01/P1230694-500x375.jpg)
このバーミッツは画期的なアイテムですが、
いかんせん「ええ値段」がするので、
なかなか「試しに買ってみようかな♪」なんて、
小賢しい振る舞いがしにくいきらいがあります。
そんな時に出会ってしまったのです・・・
“バーミッツ風”アイテムを入手!
ぼくが購入したアイテムは、
こちらでございます!
「ROCKBROS ハンドルカバー」
(↑正式名称不明)
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01045-500x375.jpg)
バーミッツのフォロワー的な存在、
バーミッツ風アイテム。
いや、大声でこう叫びたい。
パ○モン(ばっ○もん)
この響きが一番しっくりします。
後発ゆえに、魅力的なのがその価格。
「本家の半額ほど」で手に入ります。
なんてありがたいんでしょうか!
仕組みは本家と同じ。
ブラケット部分をスッポリを覆い、
風を完全にブロックしてくれます。
すごいなぁ!とか思いながら、
早速装着してみたら「ロゴが逆さま」に!
なかなか愛嬌のあるヤツです。
(ちなみに右だけ逆になる仕様…)
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01046-500x375.jpg)
使ってみた感想
こんな面白いアイテム、
早速試さないわけにはいきません!
ということで、実戦投入してきました。
Garminのログでは「最低気温0℃」。
普通なら分厚いグローブが必須ですが、
このハンドルカバーがあれば、
「指ぬきグローブで十分」なのです!
すごい。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01263-500x375.jpg)
まったく手は寒くない!!
乗り始めは少し寒さを感じますが、
手を入れるポケットの部分が、
徐々に自分の体熱で温まってきて、
走っている途中も寒さを感じません。
めちゃくちゃ良い!!
冬なのに指ぬきグローブという不思議。
分厚いグローブでは犠牲になってしまう、
操作性の部分が失われない喜び。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01285-500x375.jpg)
人によっては「シフト操作がしにくい」と、
感じる人もいるようですが、
eTapで使用していると、その辺りのストレスは無縁。
いや、普通に変速には支障ないと思うんですけどね。
先人たちのアドバイスを聞くと、
更に一歩先の使い方を教えてくれました。
- 基本的には指ぬきグローブでOK
- 寒いと感じたらカイロを入れれば無敵
- 補給食も入れておける!
最後のやつはちょっと分かりませんが、
確かにカイロを入れたらすごそうだ。
しかし、
もちろん「デメリット」もあります。
既にお気づきの方もいるでしょうが、
改めて書いてみると、
こんな感じでしょうか・・・
- 手羽先である!
- 下ハンが持てない!
- シフトがしにくいと思う人もいる?
せっかくドロップハンドルなのに、
ポジションの自由性が奪われます。
下ハンが持てなくなったりします。
「ポジションはあまり関係ないかな…」
とか思って使ってみましたが、
実は普段から、無意識にハンドルの
いろんな場所を持って走っているんだ!
と再確認するということになりました。
ブラケットだけ持って走る人には、
デメリットにはならない部分ですが、
いざ実際に装着してみると、
意外と不便に思うこともあるかもしれません。
やはり最大の問題は「手羽先問題」。
自分のバイクをふと見てみると、
やはり見た目の違和感は拭い去れません。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01256-500x375.jpg)
これを許せるかどうか、
それがこのアイテムの醍醐味ですね。
心の広さが問われます(違)
せっかくカッコイイ自転車なのに、
振り返ると愛車のハンドルが、
「手羽先」だったらどうでしょうか?
私は・・・悩ましい!!
非常に悩ましいです。
バーミッツとの比較
さて、上の写真にもありますが、
先日、偶然にもバーミッツを所有する
Aまえび氏と行動を共にする機会に恵まれたので、
これみよがしに、比較をしてみました。
結論から言うと、
そんなに大差なさそう!
一番大きな違いはサイズ。
比較対象のバーミッツはLサイズ。
それと比較してみると「少し小さ目」です。
ROCKBROSはMサイズ相当かもしれません。
(バーミッツMサイズがないから比べられないけど)
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01279-500x375.jpg)
バーミッツは内側にファスナーがあります。
これは確かSTIからケーブルが横出しになるときに、
対応させられる仕様のはず。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01270-500x375.jpg)
ROCKBROSにはそんなものは付いてません。
シンプル。
でも最近のSTIだと問題なく使えますね。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01271-500x375.jpg)
作りはバーミッツのほうが堅牢な感じはあります。
なんか少しパリっとした感じ。
ただ機能性としては、
それほど違いがあるとは思えないので、
こだわりがなければ、
ROCKBROSで十分だと思います。
ただバーミッツLサイズのサイズ感は絶妙。
手の出し入れはこれくらいあったほうが、
確実にやりやすい。
逆に言えば分かりやすい優位性は、
このサイズ感くらいかもしれない。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01277-500x375.jpg)
おわりに
真冬のグローブは、
どうしても指先の自由を犠牲にしてしまう
という側面があります。
最近、自転車乗りの間で話題になっている、
「モンベルのクリマバリア」なんかは、
この辺の悩みを解決する機能性が、
ウケているんだと思います。
頻繁にカメラの操作をする…など、
「細かい作業を要するライド」
のときなんかは、
めちゃくちゃ重宝できると思います。
中にカイロを突っ込んでおけば、
多少手が冷えても、すぐに戻るでしょう。
変に長指グローブと併用するより、
カイロ+指ぬきグローブのほうが、
このアイテムのええところが出るかも。
やはり最大の敵は、その「見た目」。
気にしない人には無縁の部分ですが、
なにか納得できない人にとっては、
確実に何かを失ってしまうアイテムです。
「これがあれば手は温かい!」
「しかし見た目が・・・!」
そんな悩ましいアイテムですね。
この冬、継続して使うかどうか、
私はとても迷っています…
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01047-500x375.jpg)
↑これが・・・これに↓
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2017/12/DSC01255-500x375.jpg)
eTap には、そんなメリットもありましたか!!
105 のシフトレバーでは、シフトダウンの時に当たってしまうので、ちょっと頑張って操作する感じになってしまいます。 ^^;
ハンドルカバーで電動の素晴らしさを痛感ですw
やっぱりシフトチェンジでちょっと当たるんですね・・・^_^;
とても優秀なんですが、ちょっと運用は悩むアイテムです…。