【チューブレス入門】フックレスリムホイール「ZIPP 303 Firecrest Tubeless」を使ってみて

はじめに

もう遠い昔の話のようですが、
今年に入って新車を導入いたしました。

【my new gear…】ついに新車!「Factor OSTRO V.A.M. Disc フレームセット」を購入しました!

2022/02/11

今まで頑なにクリンチャーを使って、
チューブレス化を避けてきましたが、
このタイミングでチューブレス導入を決意。

決め手になったのは「フックレス」

そんな中で決め手となったのは、
最近一般的になった規格「フックレスリム」。

シーラント必須のチューブレスレディ。
低圧運用が基本となっていて、
クリンチャーとは違うところが沢山!

久しぶりにこんなにワクワクする、
そういう機材が出てきたのでした。

早速、チューブレスに入門だ!!

 

ZIPP303 Firecrest Tubeless

チューブレスホイールを導入するに当たり、
購入したのは「ZIPP303 Firecrest (2021)」

フックレスのリムプロファイルを採用しており、
リムハイトは40mm、内径は25mmというサイズ。

そのため最小タイヤ幅が28mmになってます。
C17時代のホイールからは考えられない幅広!

重量は1,355g。
スペックから見ると軽いですね!

同じくフックレスリムを持つ、
「ZIPP303s」と迷ったのですが、
奮発してこちらをチョイスしました。

ガイツーしたけどええ値段した…。

 

フックレスリム

フックレスリムに対応するタイヤは、
チューブレス、またはチューブレスレディのみ。
クリンチャータイヤは使用不可です。

なんか最近フックレス対応クリンチャーも
製品化されているようですが・・・

パンク時などの緊急補修用としては、
チューブを入れる運用もOKとのことです。

これについては、
海外などでチューブ運用のレビューも上がってますが、
なんか大きな問題はなさそうです。
まぁでも常用は怖いので、あくまで緊急用と認識。

後もう一つ重要なのは、
最大空気圧が「5bar」に設定されているところ。
あくまで低圧運用するのが推奨されています。

適正空気圧については、
SRAMのTire Pressure Guideを見てみると
とても分かりやすいのでオススメです。
これ、クリンチャーも対応してますので、
一度試してみると面白いかもしれません。

SRAM Tire Pressure Guide –
https://axs.sram.com/guides/tire/pressure

私の場合で、大体で前3.5bar/後3.7bar

クリンチャータイヤから考えると、
恐ろしいほどに低圧での運用になりますね。

 

適合タイヤは決まってる

ZIPPのフックレスリムですが、
公式で適合しているタイヤが公開されてます。
こちらで情報は随時更新されています。
気になる方は、チェケラッ!

SRAM Technical Service FAQ – 
What tubeless tires are compatible with Zipp’s hookless rims?

徐々に適合する製品も増えているので、
今後もっと選択肢が増えると良いかな。

 

EAGLE F1 SuperSport Tubelessを装着

そんな適合タイヤの中から選んだのは、
「Goodyear EAGLE F1 SuperSport」
はじめてのチュウ…ブレスタイヤなり!

グッダイヤ!

空力的にも一番ええ塩梅と言われる
28cを選択いたしました。

まずホイールに装着する段階で、
度肝を抜かれました。

くっそカタい!!!!

もしかしてタイヤサイズ間違えた!?
と疑ったほどの硬さ。
手のひらの皮膚がズルむけそうで、
ホイールに装着するまでが一苦労でした。
ZIPPとの相性良くないのか!?

そして装着させる時に手が滑って、
デカールが一部剥がれるという惨事。
人は悲しみから学ぶこともあります。

ビードはめっちゃすぐに上がりました。
しかも普通のフロアポンプで簡単に。
…これは楽にできるんかい。

苦労してホイールに装着したあとは、
こちらもはじめてのシーラントを使用。
「Peaty’s Tubeless Sealant」

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これの1リットルを買ったんですが、
間違って2本注文しちゃいまして、
家に無駄に2リットルもあります。
ほんまにやってもた。
安くするので誰か買い取ってー。

 

タイヤサイドからエア漏れ

空気も補填してシーラントを馴染ませる。
ビード部分からの空気漏れもない中で、
なぜか結構な勢いで空気が減っていきます。
不思議だなー。

全体に石鹸水をつけてみると、
なんかタイヤサイドから泡が出てました。
ふしぎ発見!

え、こんなところから空気漏れるの!?

空気漏れがあるときはビードのとこから…
と思い込んでました。
経験しないと知らないことばかりです。

シーラントがもっと全体に馴染むように、
縦横無尽に回しまくったら、
無事に空気漏れは解消しました。

これは後で知ったのですが、
シーラントを入れた後は、
「少し走ってシーラントをなじませる!」
というのが一番良いらしいですね。

初回にしてその重要性を実感しました!

 

使用してみて

まだ使い始めて間もないですが、
使い始めの印象も含めて感じたことを
まとめておこうと思います。

運用面

「ちょっとめんどくさい」

クリンチャーと比べると、
チューブが必要ない代わりに、
シーラントとかの作業が必須になります。
これはちょっとめんどくさい。

ただそんなに頻繁ではない作業なので、
それでチューブレスのメリットが得られるなら、
許容範囲かなと思っています。

「チューブの代わりにシーラント」

本当にこんな感じのイメージ。
シーラントがお友達さ。


運用してからまだ3,000km程度ですが、
パンクを経験していません。

いや、もしかすると、
微細なパンクがシーラントで防がれていた…
なんてことがあったかもしれません。

実際にパンクした際に、
シーラントで塞がれないものであれば、
チューブを入れることになるでしょう。

そこに帰着できる以上は、
ある程度の安心感は持っています。
できるだけやりたくはないですけどね…


まだ4ヶ月弱しか使っていませんが、
最初に入れたシーラントは乾いてきています。
ホイールを振っても液体感が感じられない。
そろそろ追加のタイミングだと思っています。

4ヶ月で追加って、こんなものですか?
半年くらい大丈夫かと思ってた。
まぁ使ってるシーラントにもよるか・・・

 

走行面

空気圧に関しては前述の通り、
私の場合は3.5bar程度での運用です。

6〜7barで運用していたクリンチャーと比べ、
圧倒的に乗り心地が違います。

特にスピードの乗る下り基調の道とかで、
荒れ目の舗装路を走るような状況下では、
本当に全然違いますね。

高圧運用だったクリンチャーと比較すると、
路面に対してタイヤが張り付く感じが、
走行感覚として、とても良いです。
とにかく全体的に快適性UP!

「出先で少し空気を足したい…」
なんて状況になっても携帯ポンプで楽ちん。
だって3.5barで良いんだもの!
…みたいなこともありました。

フックレスリム、良いぞー!!

 

おわりに

フックレスリムどうなん?
と聞かれたら、こう答えます。

「良いですよ!乗り心地抜群!」

私の場合は自転車ごと買い替えたので、
今の自転車の快適性が、
どこから来ているのは正確には分かりません。

しかし!
ほとんどこの足周りちゃうやろか!?
と、なんか確信に近いものを覚えています。

巷ではフックレスが速いかどうかで、
色々な議論(記事)が出てたりしますが、
そういうことは正直よく分かりまへん。

最近私自身のパフォーマンスが下がっているので、
むしろ遅くなっていってるくらいですねん。
機材で速くなるなんてのは、幻さ!

 

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