はじめに
先日、念願のカーボンホイールを実装。
いよいよ個性が出てきました。
そんなカスタムに乗じて、
実はもう一つの作業をしていました。
それが・・・
『K3 PLUS、10速化計画』
でございます!
今回はそれについて、
書き留めておこうと思います。
10速化計画の概要
まず大前提として、
K3 plusのデフォルトは9速。
これになんら不満はなく、
今回の計画は別の意図がありました。
ロードのコンポを載せたいねん
数年前、ロードバイクを11速化しました。
その際に余ったパーツがあったり、
旧フレームを復活させようと画策して、
結局手を付けずに終わったことなどもあり、
(↑これは落車してとん挫しちゃった・・・)
不要なロード用のパーツが転がってたのです。
この資産は有意義に使うべき!!
というのが、
今回の大義名分の一つなのであります。
ロード用コンポを小径車に活かしたい!
シフターさえあれば?
手持ちのパーツを確認してみると、
ディレイラーは105グレード、
「RD-5701」が転がってました。
これは10速のディレイラー。
10速のスプロケットもありました。
チェーンもストックがいくつかあります。
(11sチェーンは10sでも使える)
シフターはSTIなら余ってますが、
これは使うことができないので、
シフターだけは新たに購入が必要でした。
しかし一世代前の10速に対応した
“フラットバー向けのシフター”って、
選択肢がめっちゃ少ないんです。
新TIAGRAの10速と互換性がない上に、
MTB系コンポとも互換性がない。
明らかに消えゆく規格ですね。
唯一、手に入ったのは、
「TIAGRA ST-4600」でした。
現実的に、これ一択の状態でしたね。
これでアイテムは揃いました!
リアへ105を導入!
作業は先日に書いていた通り、
カーボンホイールの交換と同時進行。
今回ホイールを替えたことによって、
「11速フリーに10速をインストール」
という作業になりました。
フリーによっては、
スペーサーが必要になるので、
これは事前に準備が必要ですね。
ここに詳しく書かれていますね。
作業自体はややこしいこともなく、
やる作業ってこれくらいかな?
- シフターの入れ替え
- ディレイラーの入れ替え
- インナーケーブル交換(シフターに付属)
- チェーンの入れ替え
- スプロケの入れ替え(今回は取り付け)
- ディレイラーの調整
アウターケーブルは流用しちゃったので、
こんな感じの作業でした。
作業の中で予想外だったのは、
ディレイラー付け替えの際に、
その形状の違いから、
アウターケーブルが長く必要になりました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_20210626_155512-500x374.jpg)
本当はアウターの交換がベストですが、
その作業もめんどくさいので、
前側に余っている部分を後ろへ拝借して、
なんとか交換をせずに取り繕いました。
もう少し長く欲しい所ですが、
普通に折りたためるので問題なし。
後は変速の調整をすればOK!
・・・のはずでした。
重大インシデント発覚!
チェーンの交換も終わって、
最後にディレイラーの変速調整です。
やっぱりシマノ製はやりやすいなぁ。
ガチャガチャやってると、
とんでもないことに気が付きました。
チェーンとタイヤが干渉する!
11速フリーのせいなのか、
ロー側のクリアランスがかなり狭い!
リムとの接触は大丈夫そうですが、
さらにリム幅を大きく凌駕する
2インチ幅のタイヤ、ビッグアップルが
チェーンラインに干渉してしまうのです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_20210626_163100-500x374.jpg)
ディレイラー調整もキマって、
変速もシャキシャキ決まるんですが、
なんで干渉しちゃうんだよー!!(絶叫
問題はなんだろう?
問題点はどこにあるんだろう。
今回11速フリーになったことで、
スプロケがホイール内側に寄るので、
クリアランスが減ってしまってる。
多分この説が濃厚。
フリーのゼロ地点が奥過ぎるとなると、
9速に戻しても解決されないのでは?
タイヤとの干渉が問題なので、
最悪の場合はビッグアップルをやめて、
もう少し細いタイヤに替えれば、
干渉はしないかもしれないね。
そう考えると解決法は、
「タイヤを1.75あたりに替える。」
これがベターな気がしてきました。
もしくは・・・、
スプロケを少し外側に寄せられたら、
問題は解決するかもしれない?
無理やりに解決!?
もう少しあがいてみよう。
問題点はスプロケが内側すぎること。
これは間違いないはず。
トップ側にはゆとりがあるので、
スプロケを外側にズラすのは問題ない。
(フレームとの干渉などの心配がない。)
そのためには「スペーサーを追加する」、
この方法しか思い浮かばないのです。
ただスペーサーを追加してしまうと、
ロックリングが締められなくなるので、
単純にスプロケの固定ができなくなります。
昔、固定できなくて困った記憶が・・・
ここで急に思い出したのですが…
そのスプロケのロックリングですが、
ギアによってはネジの長さが異なるはず。
もし長いネジのロックリングがあれば、
スペーサーを追加した状態でも締められる!?
試してみる価値はある!
早速余っているスペーサーを追加。
この二枚を入れた状態になりました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_20210626_130852-500x374.jpg)
肝要のロックリング(ネジが長いモノ)は、
ダホン付属のSUNRACEの9sのものを使用。
105のものと比べてみると1mm以上長い。
これなら、イケるはず!
そう思ってロックリングを締めると…
ちゃんと締まるやん!!!
しっかりネジが締められる感覚で、
トルクもしっかりかかりました。
これだは固定には問題なしと判断。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1185-500x333.jpg)
ただ数mmのスペーサーを入れて、
干渉問題が解消されるかは疑わ・・・
干渉解消されてるやーん!
数mm程度のクリアランスですけど、
なんとかなってるやーん。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1184-500x333.jpg)
おっさん狂喜乱舞。
まさか、数mmのスペーサーで、
干渉問題が解決してしまいました。
やったね。
というわけで、
10速化、これにて完了です!!
おわりに
どこか妥協点を探すつもりで、
ダメ元の策を講じてみましたが、
まさかの作戦成功!でした。
ちなみにBBにスペーサーを入れて、
フロントギアを外側に出して、
チェーンラインを少し外側に…という
試していない奥の一手もあったけど、
これは心にとどめておきます。
言わずもがな、
メーカーの互換性も完全無視した、
「オススメできない方法」なので、
話半分に聞いといてもらえると、
ありがたい次第でございます。
さて。
主題である10速化については、
これにて問題なく完了いたしました。
シフターがTIAGRA。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1188-500x333.jpg)
ディレイラー、スプロケが105。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1190-500x333.jpg)
変速のフィーリングも大きく変わり、
軽快なタッチで変速できるようになりました。
さすがシマノ!
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1194-500x333.jpg)
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/IMG_1187-500x333.jpg)
先日60kmほど走りましたが、
アップダウンの多い道のりでは、
変速の軽さはありがたかったですね。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_1198-500x333.jpg)
ただ今回インストールしたスプロケが、
12-27Tという中途半端なもので、
トップもローも微妙に足りない感じ。
特にトップは11T欲しいなぁと、
切実に感じてしまいました…。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2021/06/IMG_1240-500x333.jpg)
車体購入当時にもくろんでいた、
「ロードバーツを流用する」という、
ひそかな野望も叶えられました。
また乗りながら課題が出たら、
その都度解決していくような感じで、
引き続き、楽しんでまいりまーす!
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