【ロードバイクで走る秋の”阿蘇”2泊3日ライド】3日目:阿蘇パノラマラインを縦断!そしてケニーロードの絶景を堪能!!

はじめに

楽しい楽しい阿蘇遠征ライド。
初日は大分空港からやまなみハイウェイで、
筋湯温泉に投宿。

2日目はミルクロード「大観峰」を堪能。
雨のために予定を大幅短縮したものの、
かなり充実した一日でした。
この日は阿蘇の麓で泊まりました。

【ロードバイクで走る秋の”阿蘇”2泊3日ライド】2日目:やまなみハイウェイからミルクロード『大観峰』を堪能する!

2018/11/02
由布岳

【ロードバイクで走る秋の”阿蘇”2泊3日ライド】1日目:大分空港から湯布院を経由して「やまなみハイウェイ」へ!

2018/10/31

最終日は阿蘇パノラマラインを南下し、
阿蘇を越えて熊本空港まで。

阿蘇での最後の日を堪能してきました!

 

まさかの早朝雲海ライドへ!!

前日の話

前日、晩御飯を食べている時、
テレビで地元ニュースが流れていました。

ニュース:「大観峰で雲海が見られました」

何気なく見ていたんですが、
kaboさんがこれに食いつきました。

「明日も雲海が見られそうですよ!」
そう言って見せてくれたのが、このサイト。

[公式] 週末探検家 – 雲海出現NAVI

全国の雲海の名所が載っていて、
翌日の「雲海出現率」まで出てくるという、
なんかヤケにすごいサイトである。
(kaboさん、なんでこんなん知ってんの!?)

気になる翌日の大観峰は・・・

雲海出現率71%!!!!

なんということや。
雨に降られた意味がここにあるというのか。
これは行かねばならぬ・・・

しかし、daicon氏・ねれいど氏の両名は、
早々にこの雲海ライドはDNS宣言。
kaboさんと二人で行くことになりました。

「明日は4時半起きで!」

あんまり体調も万全じゃないし、
起きられなかったらゴメンね~。
とか思ってましたが、
節々からkaboさんの本気度が窺える。
これはガチだ・・・

敏感に空気を感じ取った私は、
メシを食って、すぐに寝ました。

当日の話

4時半に何故かdaiconさんの目覚ましが鳴る。
気持ち悪い音声にイヤでも目覚める。
ありがとう、ナイスメザマシだ。

kaboさんは既に起きていた様子。
暗い部屋の明かりの中、
座っているシルエットが、徐々に見えてくる。
よく見てみると、既にジャージ姿だ!
やはりガチだ・・・

敏感に空気を感じ取った私は、
疾風のように準備をしました。ザブングル。

昨晩daiconさんに買ってきてもらった、
daiconパンをほうばり、5時前に出発!!

雲海ライドスタート!!!

真っ暗な中、大観峰へ進む。
昨日下ってきた道をひたすら登る道のり。
VOLT800持ってきていて良かった。
旅先では何があるか分からないのだ・・・

標高差400m以上をひたすら登坂。
そして1時間ほどで「大観峰」に到着!

分かっていたけど、まっくら。

かなり曇ってはいるものの、
夜景はとても綺麗に見えました。

雲海はまだなのか・・・
駐車場には続々と車が集まってきた。
やはり今日は雲海狙いの日なのか。

展望所のほうに行くと、風がクソ強い。
無風の場所のGARMINで5℃
夏装備+ウインドブレーカーでは、
もう成す術がない感じです。

そんな中、雲海を待ちますが、
なかなかそんな雰囲気にはならない。

いや、実は薄々気が付いていました。

今日は雲海の日じゃない!

風が強いからか、全然雲がたまりません。
ピャーっと流れて行っている感じです。

雲の向こう側から日の出。
控えめな朝焼けがチラっと見えます。
彼は誰時の阿蘇はぼんやりと・・・

阿蘇よ、おはよう。
おいおい、どんよりしすぎやろ。

少し粘ってみたものの、
雲海は見られず、ちょっと残念。

でも日の出前の大観峰なんて、
なかなか来れる場所じゃないので、
これはこれで良い思い出ですね。

さて、帰りましょう。

冷え切った身体でダウンヒル。
ご想像の通り、下りはさらに寒い。
カチコチの身体で下る大観峰。
せめてプリンソフトくらい食わせろ。

得難い経験をした早朝ライドでした。

 

いざ、阿蘇パノラマラインへ!

宿の朝ごはんは美味しかったけど、
走った後に食べるのは、また格別なり。

いよいよ、最終日スタートだ。
チェックアウトのときに、みかんを8個頂いたので、
サドルバッグに詰め込んで出発しました(重かった

先日、途中まで走った阿蘇パノラマライン。
今日は阿蘇頂上まで走るぞ!

阿蘇山に見とれてdaiconさんが落車したり、
いろいろありましたが、無事に出発。

阿蘇へは東登山道でアクセス!
この直後、わたしのリアタイヤがパンクしました。
なんか出発早々アクシデント続きやなぁ。

外出先でのパンクにあんまり慣れてないので、
焦りまくった挙句、逆からチューブ入れようとして
kaboさんに優しく指摘してもらったりして、
自分の処理能力の低さを痛感しました。

kaboさんのさすがに手腕と、
daicon氏に借りた電動ポンプのおかげで、
めちゃくちゃ早く復帰できました。
一人だったら45分はかかってたよ・・・
本当にありがとうございました。

先行してもらってた二人を追うように、
再スタートして阿蘇へと登り始めました。

昨日、折り返し地点となってしまった場所。
比べ物にならないくらい阿蘇がええ感じ!

しばらくは木々に覆われた道を、
ひたすら登って行く感じですが、
勾配も緩いので走っていて気持ちが良いなぁ。

数km登って行くと、景色が開けてきました。
お、ちょっと高原のような感じになってきたなぁ。

そのまましばらく進むと、
急に視界が広がって・・・

パノラマビュー!

牛、馬もいる。
急にこんな景色になるなんて驚き!

絶景や。

目の前に阿蘇が見える。
阿蘇の裾野にいるのが実感できる。

なんですか、これは。
もう最高すぎるんですけども。

今から走るんだ、この道を!
妙に楽しくなってまいりました。

阿蘇パノラマライン。
ずっと見通しが良いので、
なかなか前に進ませてくれません。
ちょこちょこ止まっては景色を見る。

素晴らしい眺めです。

すごいぞ阿蘇。
まだ始まったばかりなのにすごいぞ。

まだまだ道は続きます。
なんて楽しい道のりなんや。

登るごとに見える景色も変わります。
先日走ってきた阿蘇外輪山が見えてきた。
パノラマライン。名前に恥じなさすぎ。

この辺りの山肌は一面すすきに覆われていて、
なんともすごい光景でした。

早朝から風が強かったのですが、
その強風故か、雲が流れてきてしまった。
晴天の阿蘇とはならずか・・・

走ってきた方向を見てみる。
自分の足でこの大地を走ってきたことが、
なんてことないはずなのに、
なんか特別なことに思えてくる。

景色を噛み締めながら登る。
阿蘇ではたまに見ていたこの標識。
そりゃ馬も出てくることありますよね。

山肌に地震の爪痕を感じる。
この道もよく復旧してくれたなあ。
来られて本当に良かった。

写真では撮り忘れてしまったけれど、
独特な形をした米塚を見ながら登り、
見晴らしの良い区間は、そろそろ終わり。

阿蘇山上を目指して登ります。

 

阿蘇山上~南阿蘇登山道へ!

見通しの良い区間を過ぎ、
道は山の中を走る雰囲気へ変わってきました。

徐々に標高が上げて1,000mを超えてきました。
まだまだ登るぞー。

ここまで標高が上がると、
木々の色も変わってきますね。

「良い季節に来れた。」
満場一致で、そう話しながら走りました。
秋の阿蘇は最高だ。

そしてようやく「草千里ケ浜」に到着!
ああ、厚い雲が惜しい・・・

しばらく待ってみましたが、
晴れ間が覗くことは叶いませんでした。
うーん、少し残念。

ここまで来れば「阿蘇山ロープウェイ」までは後わずか。
風はさらに強まっている感じで、
めちゃくちゃ寒くなってきました。

たまにチラっと覗く晴れ間。
雄大な景色が広がる。
ずーっと登ってきた山とは思えない情景でした。

そして標高1,142m地点、
「阿蘇山ロープウェイ」に到着しました。

まずは休憩をしましょう。
売店で火山灰ソフトを購入。
阿蘇の火山灰含有!なわけはなくて、
黒ごまのソフトクリームでございます。

その後、あまりの寒さにホットドリンク。
後、紙コップ1杯100円のホットミルクを購入。
このホットミルクがただならぬ旨さ!
生きてきた中で一番うまい牛乳でした。

阿蘇の火口まではロープウェイで上がれますが、
現在は地震の影響で運休中。
代わりにシャトルバスが出ています。

徒歩・自転車であれば、
有料道路を無料で通ることができます。

本当なら火口を見に行きたいところですが、
このとき、GARMINの記録だと「気温5℃」
かなりキツイ風が吹いているので、
体感温度はさらに寒いような気がしました。
これは今朝と同じやつや・・・

早く降りよう。凍え死ぬ。

全員、夏装備+ウインドブレーカーの出で立ち。
とてもその辺を散策するような装備でもなく、
残念ながら火口見学は断念。
さっさと阿蘇を下ることを決めました。

さいならー。

登ってきた道とは別の南阿蘇登山道へ。

もちろん別の道を走れば、
また別の絶景が広がっているんだから、
阿蘇ってば、すごいじゃん。

登ってきたのと同じように、
なかなか前に進まないのです。
阿蘇、うれしいたのしい大好き。

標高が低くなってくると、
耐え難かった寒さもマシになってきました。
あのまま上にいたら羽生丈二と化してたな。

南阿蘇の街が見えてきた。
もう阿蘇を縦断してきてしまった。
一抹の寂しさすら感じるよ。

南阿蘇に向かって下っていく。
ここは印象的な景色だったなぁ。

一気に下るぞーい!

街が近くなってきました。
阿蘇パノラマライン最高だった。
早くも再訪を誓いつつ下りました。

 

ケニーロードを経て空港へ!

さて。
阿蘇パノラマラインを終えて、
ここまで一緒に走ってきたkaboさんは、
ぼくらとは別の目的地を目指します。
いろいろとありがとうございました!

とりあえず残る3人はランチを食べる。
太って帰ろう。

本当の予定は、
「ここから平坦ルートで空港へ…」だったのですが、
思わず食べ過ぎてしまったトリオは、
自責の念も込めつつ、計画を変更。

山を越えて帰ろう!

ということになったのでした。

道の駅でdaiconさんのハンガー交換。
落車のときに曲がっちゃってたらしい。

南阿蘇からめざすのは「ケニーロード」

標高差650mくらいを駆け上がる道のり。
ぼく以外の二人は登ったことがあるのですが、
「かなりしんどい道!」という共通認識。
じゃ、じゃあなぜ登るのだ・・・

絶賛、放牧中!

この「グリーンロード南阿蘇」というのが、
ここの正式名称らしいです。
ケニーロードは通称?

しばらく登っていくと、
まったく期待していなかったのですが、
めちゃくちゃええ景色やんかいさ!

途中の展望所にて。
南側から見る阿蘇山も素敵だなぁ。
あれを越えてきたとは、自転車ってすごい。

ひたすら登り続けるこの道は、
先程の阿蘇の道よりも勾配がきつく、
お二人の言った通り、厳しい道のりです。
さっき食べたハンバーガーが出そう。

たまにパっと景色が開けると、
そこには絶景が広がっていて、
それだけで充分に満たされるんですよね。

ここにもすすきの絶景がありました。
何度見ても良いなぁ。

終盤は勾配10%ほどがダラダラと続きます。
見るからに標高も高くなってきました。

遠くに登ってきた道が見えます。
ケニーロード、めちゃくちゃ登るやん。

標高1,100mを越えて、ようやくピークに到達。
厳しい山越え登坂区間でしたが、
景色、雰囲気ともに、素晴らしい道でした。

そしてここからはダウンヒル。
ゴールの空港までは、僅か20kmほどです。

かなりの強風の中でのダウンヒル。
ディープリムとフレームバッグのせいか、
横風で怖い思いをしながらの下りでした。

必死のパッチで下山です。
途中の「阿蘇ミルク牧場」でトイレを借りました。
ソフトクリームが食べたかったけど、
あまりに寒くて断念…。無念すぎる。

空港までは、ほぼ下り基調。
あっという間に空港の近くまでやってきました。

そして空港の数km手前で、
今度はねれいどさんとお別れです。
熊本市街地へ行く予定だそう。
本当に楽しかったです。ありがとう!!

残された二人は、空港へ。
くっそおもろない市街地を抜けて到着。

初日に送った荷物(輪行袋と着替えなど)は、
熊本空港最寄りのヤマトのセンターで受け取り。
ただ最寄りと行っても、数km離れていたので、
タクシーで取りに行くという、
金で物事を解決する手段を選びました。へへへ。

滞りなく飛行機輪行で帰還。
熊本から大阪まで飛行機で1時間。
みかん4つ食べたら大阪でした。

終わってみると、あっという間に出来事。
本当にめちゃくちゃ充実した時間でした。

お付き合いいただいた3人方、
本当にありがとうございました!!

阿蘇、本当に素敵なところでした。

 

おわりに

2泊3日で堪能した阿蘇ライド。
本当にめちゃくちゃ楽しい時間でした。

改めてご一緒いただいた三人にありがとう。
おかげで最高の思い出になりました。

阿蘇パノラマラインは最高でした。
今回は駆け足で縦断するに留まりましたが、
まだ他にも走っていない道があるとなると、
やっぱり走ってみたかったなぁと思います。

それほどに絶景続きだったし、
阿蘇には色んな顔があるというのがわかった。

ぜひまた近いうちに走りに行きたいなぁ。
このブログを書くことで、
さらにその思いが強まりましたね。

阿蘇、次は夏の晴天にお邪魔したいぞ!

 

今回の軌跡(阿蘇~空港まで)

距離:67.13 km
タイム:3:46:54
平均速度:17.8 kph
高度上昇:1,642 m



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です