【ロードバイクで走る秋の”阿蘇”2泊3日ライド】1日目:大分空港から湯布院を経由して「やまなみハイウェイ」へ!

由布岳

はじめに

「阿蘇へ行こう!」

SENZU COFFEEのdaiconさんとの話の中で、
この「阿蘇ライド」の話が持ち上がりました。

計画自体は春ごろに出てきたのですが、
色々と調整が必要だったりして、
ある程度、固まってきたのは6月ごろ。

宿泊先や飛行機などを早々に手配して、
そして最終的にこの4人のメンバーで、
阿蘇2泊3日ライドが確定しました。

  • daiconさん
  • ねれいどさん
  • kaboさん
  • DARUMA

ざっくりと計画を書くとこんな感じ。

大阪から大分空港へ降り立ち、
別府・由布岳を経由して阿蘇方面へ。
やまなみハイウェイやミルクロードを走り、
阿蘇を堪能しまくる!
そして帰りは熊本空港より大阪へ。

これを2泊3日で走ろう!という計画。
ルートにするとこんな感じです。

天候の都合などもあって、
すべて計画通りには行きませんでしたが、
めちゃくちゃ充実した旅になりました。

今回はその初日のエントリーでございます!

 

大阪から大分空港へ!

初日は大阪から大分へ移動。
そして別府・湯布院を経由して、
やまなみハイウェイを走る予定。

飛行機組はdaiconさんと私のふたり。
kaboさんとねれいどさんは、
それぞれ別行動で合流予定なのです。

もちろん自転車は飛行機輪行です。
昨年のフレッシュや奄美の経験が生きて、
なんの滞りもなく輪行作業ができました。

【ロードバイクの飛行機輪行】Fleche北海道2017での荷物の取り回しなどについて

2017/05/01

伊丹空港から大分へ。
OS-500に荷物を詰め込んで空港へ。

手荷物を預かってもらってチェックイン!

TAKE OFF!

自分の自転車が気になり、
積み下ろし作業を窓から見つめまくる
我ら陰険オジサン二人なり。
丁寧に扱ってくださいね・・・

大分へ到着!

飛行機は予定通り9時30分着。
荷物を受け取る…というか、置いてあったぜ。

大分空港には「サイクリングハブ」という、
飛行機輪行のためのスペースがありますので、
こちらで作業させてもらいました。
ありがたやー。

[公式] 大分空港サイクリングハブ

サイクルスタンドや、
更衣室があるのは有り難いなぁ。
自販機もあればうれしいなぁ(わがまま

往路は大分空港ですが、
復路は熊本空港からになるので、
輪行袋やその他の必要なものは、
空港のヤマト運輸カウンターから、
熊本空港最寄りのヤマトのセンターへ発送。

結局1時間ほど準備にかかりましたが、
10時40分ごろ、ようやくスタートです!

 

別府経由で由布岳を登る!

大分空港を出発して別府方面へ。
初日にして山岳コース。
目標は「宿の晩御飯に間に合う」ことだ!

僕らが走り出す前に、
既にkaboさんとねれいどさんは、
それぞれの行程をスタート。

そんな中、出発前に別部隊のkaboさんから、
「亀川(約35km地点)で待ってます」と連絡があり、
とりあえずは、そこを目指してスタート!

亀川(別府)までは平坦区間なので、
ここでアベレージを稼いでおくつもり。
少し走ると海沿いの道へ。

特筆すべきものはないんですが、
たまにパーっと広がる海岸線の景色は、
なかなか気持ち良かったです。
道も走りやすくて良かった。

別府が近づくと交通量も多くなってきました。

そして1時間ちょっとで亀川駅付近に到着。
無事にkaboさんと合流を果たしました!

ここからは補給できる場所も少なくなるので、
ご当地おにぎりで補給だ!

ここからは3人で先を目指します!!

 

由布岳を越える!

亀川駅の辺りを過ぎると、
すぐに別府温泉”地獄めぐり”のエリア、
「地獄地帯」の中へ入って行きます。

血の池地獄、龍巻地獄・・・怖すぎる。

数か所の地獄を通過したら、
別府の街が見えてきました。
おお、吹き上がる温泉の蒸気が見える。

そのまま基幹道路「九州横断道路」へ。
おおお、遠くに見えるのは由布岳か!?

そのまま道を進んで別府ICを越えて行くと、
いよいよ山へと迫っていきます。

亀川辺りからずっと登り基調の道のり。
でも、まだまだ登ります。
由布岳を越えるまで登りつづけるのです。

ひたすら登って行きますが、
全体的に勾配が緩いのは救いでした。

しかし思いの外、山が深い。
山しか見えないぞー。

しばらく進んでいくと、
別府ロープウェイの別府高原駅に到着。
ここで標高は500mほどです。

標高1,300mの山頂駅まで登るらしい。
今回は時間の余裕もないので、
駅での自販機で休憩だけになりましたが、
ロープウェイ乗りたかったなぁ。

引き続き、道なりに進んでいきます。
途中の分岐でようやく「湯布院」の文字。

城島高原の辺りを通り、ひたすら前進なり!

城島高原の辺りを過ぎると、
ようやく眼前に由布岳が姿を現しました。
おおお、存在感!

そして景色が広がる「猪の瀬戸湿原」へ。
素晴らしい開放感だ!

湿原を越えると再び道は木々の中へ。
由布岳の麓を走ります。

そして由布岳の南側に出たときに、
急に見通しが良くなって、景色が開けます。

由布岳の大きな姿が!
おおお、絶景なり~!!!

この辺りでこの道はピークに到達。
標高は770mほどで、後は湯布院まで下り道です。
この区間が最高でした!

走ってきた道を見下ろせる場所があり、
そこへ登ってみると、圧巻の景色でした。

そして湯布院の街まで見えるワイドビュー!

そう、この景色を見たかったから、
わざわざ大分空港から走ってきたんだ!

はー、素晴らしい!!!

湯布院へと下り始めますが、
景色が良いのでなかなか前へ進めません。

途中にある「狭霧台展望所」にて。
ここからは湯布院が一望できました。

ちょこちょこと脚を止めながら、
景色を見ながらゆっくりと下りました。
贅沢な道だ・・・

由布岳を堪能した後は、
いよいよ湯布院からやまなみハイウェイへ!

 

やまなみハイウェイを走る!!

湯布院の街へ降りたんですが、
今回走ったR216はまったく風情がなく、
温泉街を感じることもなく通過。
観光のメインロードは別のところらしい。

今回はあくまで通過点だし、
温泉は温泉だけで来ないとね。

街を通り過ぎた先にある、
「道の駅 ゆふいん」でお昼休憩にしました。
気が付けばええ時間になってました。

由布岳丼(ハーフサイズ)なり。
ハーブ鶏てりやきの丼だ。
ハーフサイズなのにこのボリューム!

kaboさんは通常サイズ(デカ盛り)を注文した後、
あまりのデカさに嘆いてはりました。

デザートは豆腐ソフトクリーム。
oh、めちゃくちゃトーフ。
そばの実がたくさん入ってました。

信じがたいことなんですが、
ここから本日の目的地までは、
距離にして35km/標高差450mほどの、
全編アップダウンの過酷な道のり。

もう終わった感じになってましたが、
まだまだ先は長いのであります。

というわけで、
休憩もそこそこに再スタートです。

道の駅を出発してしばらく行くと、
「水分トンネル」があります。

そこを越えてからR11へ入り南下。
いよいよ「やまなみハイウェイ」の始まり!

やまなみハイウェイ感を感じられないまま、
とりあえず目の前の登りを消化する道のり。
ちょっと思ってたんとちゃうぞ。

途中の「蛇越展望台」で小休止。
さっきまで近くを走っていた由布岳が、
あんなに遠くに見えるじゃないか・・・
確実に前には進んでいる。

しかし、やまなみハイウェイと言えども、
この辺りは景色も見えるような場所はなく、
ひたすらにアップダウンの応酬。
ちょっとツラい区間ではありました。

そのまま進んでいくと、
R537との分岐が出てきました。

ついに標識に「阿蘇」の文字が!

しばらく愚痴をこぼしていたdaicon氏も、
この辺りで口数も減ってきました・・・
恐るべし、やまなみハイウェイ。

さて。
もう一人のメンバーねれいどさんは、
同日、電車輪行で別府を出発して、
ほぼ同じルートを先行されていました。

「どこかで合流できたら・・・!」
と思いつつ、走っておりましたが、
数時間前に先行しているので、
なかなか距離を詰めるのは難しいと思われました。

「大石原」辺りの自販機で休憩中、
ねれいどさんのtwitterの投稿を見てみると、
「意外と近くにいるようだ!」
もしかしたら、どこかで合流できるかもしれない!
にわかに盛り上がる3人でした。

アップダウンで疲弊したぼくらの、
唯一のモチベーションはこれでしたね。

その後、数km先にある「朝日台展望台」にて。
標高も900mを越えてきているからなのか、
この辺りから風景も秋の様相に変わってきました。

朝日台を越えてさらに南下。
しばらく走っていると、遠くになんか見えます。
あ、自転車乗りが居るなぁと思って近づくと・・・

ねれいどさん!!!

近くまで来ていることを知って、
ここで僕らを待っててくれていたのです。

まさかの出来事にテンションマキシマム。
個人的には最高の展開が訪れた感じでして、
本当にめちゃくちゃ嬉しかったのです。

そして懸念していたタイムリミットも、
この段階で余裕があることが分かり、
かなりホっとしました。
晩御飯に間に合うぜ!

ということで、
ここからは4人で本日のお宿を目指します。

「飯田高原」のあたり。
気が付けば目の前に「九重連山」が見える。
今回のゴール「筋湯温泉」も、もうすぐ。

まさか初日に4人で走れるとは…
勝手に感慨を覚えながら走りました。

徐々に日が落ちて行く中で、
九重連山の山々に少しずつ迫っていきます。

遠く先まで続く道。
「ダーっと走っていける」とねれいどさん。
ここの景色はなんだか印象的でした。

「長者原」へ到着。
もうすっかり夕方になってしまったけど、
景色が良いので、なかなか前に進みませんね。

長者原はすすきが見頃でした。
一面に広がるすすきの群生は美しかった。

長者原の分岐で、やまなみハイウェイを離れます。
九重連山のどこかの山を見ながら、
山間を回り込むように走ります。

全く期待もしていなかった道でしたが、
R40に入ると途端に景色が開けてきました。

めちゃくちゃ気持ち良い道だ。

その時ちょうど夕陽が差していました。
夕陽はすすきの群生する山肌を照らし、
黄金に輝いていました。

みんなあまりの景色に驚嘆。
素敵すぎる!

めっちゃ綺麗やんか・・・
道中にこんなサプライズがあったなんて。

ひとしきり盛り上がっている間に、
夕陽は沈んで行ってしまって、
束の間の絶景でした。

最後に思いもしない景色に巡り逢えて、
大満足の4人はそのまま筋湯温泉へ投宿。

結局、晩御飯には余裕で間に合いました。
最後は4人全員で走ることもできたし、
すすきの絶景にも巡り合えたし、
大満足のまま初日は終了しました。

初日から楽しすぎましたが、
阿蘇の本番はまだまだこれからだ!!!

 

おわりに

走る前はドキドキしていた初日ですが、
最終的に4人合流することができて、
めちゃくちゃ楽しい道のりでした。
(98km/2000mUPはきつかったですが…)

由布岳の別府側や、
湯布院を越えて飯田高原辺りまでは、
なかなか景色も開けずつらい区間でしたが、
そこからのご褒美が最高でしたね。

偶然には訪れた時期がすすきの見頃で、
この後の阿蘇でも、すすきの絶景が、
そして美しい紅葉のコントラストが、
各所で見られました。
意図せず良い時期に訪れられたなぁと、
現地に足を踏み入れて初めて感じられました。

空港から自走の都合上、
距離や時間を考えて、筋湯温泉に投宿しましたが、
古い温泉街で宿自体での楽しみは薄かったです。

反対側の長者原近くの宿のほうにも
おもしろそうな場所があるようなので、
そういう選択肢もアリだったなぁと、
今になって思うところもありますが、
まぁそれも良い思い出と言うことで。

翌日はいよいよ阿蘇山へと迫ります!

 

今回の軌跡

距離:97.68 km
タイム:4:39:55
平均速度:20.9 kph
高度上昇:2,000 m

 



由布岳

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