事のはじまり
数年前からあまえびさんと一緒に
「北海道の富良野・美瑛に行こう!」という計画があり、
今年こそは実現させたかったんですが、
結局諸々の都合が合わず実現せず・・・
北海道は無理でも他のどこかに行きたい。
「2泊3日なら調整可能かも…」と言う、
daiconさんをメンバーに引きずり込んで、
行き先を相談することになりました。
まず大雑把な条件が決まりました。
「僕らが見も知らぬ未踏の地に行こう!」
そんな場所は山とあるんですが、
後は航空券が安いという大義名分もあり、
行き先は意外とさらりと決まってしまいました。
青森・奥入瀬渓流へ行こう!!
最終的にkaboさんも仲間に引きずり込み、
具体的な青森プランが動き出したのです。
ぼくらの夏休みは青森にある!!
いざ、夏の終わりの青森へ!
飛行機で青森へ!
輪行状態の自転車を持って伊丹空港へ。
青森までは飛行機で移動します。
飛行機輪行については、
以前にも書いてる通り「OS-500」を使用。
今年も出番があって良かった!
今回はANAを使いました。
JANのほうが時間の都合は良かったんですが、
なぜか料金にかなりの差があったのでANAに。
どんな飛行機かと思ったらプロペラ機!
タラップの風が肩に集まる~。
写真左のピンクがあまえびさん、ネイビーがkaboさん、
そしてブルーがdaiconさんです。
(ごめんなさい、うそです。知らない人です。)
青森空港に着いたのは午前10時半。
到着したら早速輪行解除でございます。
今回は帰りも同じ青森空港なので、
輪行バッグなどの荷物はコインロッカーへ。
11時過ぎには準備ができました。
よーし、青森ライドスタートだ!!
いきなりハプニング!?
青森空港を出て八甲田山を目指します。
空港で正装に着替えたあまえびさんは無敵。
青森空港よ、また会おう!
目指すのは十和田湖方面!
今日の目的地は別ですが、
十和田湖周辺は今回の青森旅のメインです。
とっても楽しみだ!
しかし、空港を出て走り出してすぐ!
daiconさんの自転車に機材トラブル!!
ブログ的には抜群のスタートですが、
正直いきなりのハプニングに驚きを隠せません!
dちゃん:「レンタカーでサポートカーします…」
おい、何を言っとるんだ。
その場で調べてみると、
10km以内にサイクルショップがありそう。
まったく走れない状態ではなかったので、
急遽、青森市街地へ向かうことに!
動物(たぬき)注意の標識ににビビる、
アニマル落車経験者の二名・・・
空港から市街地は下り基調ですぐ。
途中で見晴らしが良くなる場所があり、
平野部なので一気に遠くまで視界が広がります。
おおお、これが青森かー!!
まさか空港から出るだけの道に、
こんなにテンションあがると思ってなかった。
市街地を走りお目当てのショップへ。
ちゃんと対応してもらえて、無事に復帰。
良かった良かった!!
市街地から予定していたルート戻り、
今度こそ八甲田山方面を目指します。
予定通りの道へ復帰して、
早速「八甲田 憩いの牧場」へ寄り道。
ここでランチ休憩にしました。
市街地からすぐ、こんな場所があるなんて、
めちゃくちゃ素敵やん。
雰囲気の良いお店でランチ!
カレーもサラダも美味しかったー!!
カレーというより野菜がうまかった(謎
ここで話は今日の旅程のことに…。
もちろん旅先で自転車に乗るということで、
事前にバッチリ決めていたルートもあったんですが、
「ちょっとおもろないんちゃう?」
という声が誰からともなく挙がったのでした。
いやいや!前もって決めてたのに、
当日にそんなん言い出すとか…ある!?
・・・となるとお思いきや、
全員:「そうやんな!変えようぜ!!」
まさかの満場一致!!!
その場でいろいろと決めてしまって、
あっさりとプランが変更されたのでした。
臨機応変というかなんというのか・・・
みんな盛り上がりまくって、
食後のジェラートもいただきました。
カシスとりんご。うまい!
それでは予定ルートはガラっと変わりましたが、
引き続きはりきって参りましょうー!
八甲田山へ!!
空港からこのランチに行くまで、
実は気温も高く暑かったんですが、
休憩中に夕立があり、そこで空気は一変。
走りやすく涼しい気温になりました。
ラッキー!
八甲田山まで走るということで、
もちろん道のりは登り基調。
木々の生い茂る細い道を、
ひたすら走って行くのでした。
どこを走っているのか全く分からん。
途中でチラッと市街地方面が見えて、
結構登ってきたんだなーと実感。
遠くに見える海は「陸奥湾」だな。
奥にうっすら見えてるのは津軽半島!?
でもこんな景色が見えることは稀で、
基本的には鬱蒼とした道ばかりでした。
しかもアップダウン続きで、
色々となかなか厳しい道のりでした。
ちょっと残念な道のりかな?と思いきや、
しばらく走ると急に景色が変わり、
空も広く見える牧草地が現れました。
おおお、牛さんが居るぞ!
急に開放感のある道になりましたね。
お、目の前に見えるのが八甲田山か!?
道は相変わらずウネウネですが、
そもそもご飯を食べながら急に決めたルートで、
事前情報もなかったので新鮮さもひと際。
振り返ってみると面白い区間だったなぁ。
ここから再び鬱蒼とした山の中を走り、
ジワジワと登って標高は700mを越えました。
ここで八甲田山の麓を走るR103へ合流。
八甲田山ロープウェイもすぐ近く。
ようやく八甲田山へ来たという実感が、
まだすこーしですが、湧いてきました。
傘松峠を越えて谷地温泉へ!
ここからは八甲田山周回の南側を走ります。
アップダウンはあれども、走りやすい道だ!
そのうちにロープウェイの駅に到着。
夏なのでまったく考えなかったですが、
ここがスキーの拠点なんですね。
ランチ以降、休みどころがなかったので、
ロープウェイの駅で小休憩にしましょう。
閑散としていますが、それもそのはず。
強風で動いていないんです。
乗る予定にしてなかったのでセーフ。
9月の半ばからこんなのもやってました。
やはり秋から冬が観光シーズンなんだな。
八甲田の湧水を発見したあまえび氏。
嬉々としていました。
小休憩の後は再びR103を十和田湖方面へ。
ちょっと途中で寄り道をしました。
国道394号に架かる「城ヶ倉大橋」へ。
上路式アーチ橋としては日本一の長さがあり、
高さも最大122mという立派な橋なのです。
なんか巨大な人工物の威圧感を感じますよ。
せっかくなので少し橋の上にも行ってみよう。
真ん中の辺りに地上最高点がありました。
落差122m!
どえらい山深さであります。
下に見えるのは「城ヶ倉渓谷」。
こちらは青森空港方面。
霞んでいますが、めちゃくちゃ薄っすらと、
岩木山の山影がぼんやーり見えました。
条件が良いとハッキリ見えるらしいですね。
下を見るとめちゃくちゃ怖い。
奥入瀬渓谷と並ぶ美しい渓流らしいのですが、
今は危険なので立ち入り禁止になってるらしい。
それで遊歩道が入れなくなっていたのか・・・
橋の上は風の通り道。
風が強いなぁと思ったらマイバイクが倒れた。
ロードバイクあるある・・・ですね(涙
立ち寄りたい場所だったので満足。
元の道へ引き返しましょう。
「なんか大山を思い出す」とあまえびさん。
確かにそういう山の雰囲気があるなぁ。
標高も同じくらい(ここで800m前後?)でしたね。
とても有名な「酸ヶ湯温泉」へ到着。
今回はスルーしましたが、
さすがにこの辺りは良い温泉が沢山あるな。
道は徐々に標高をあげていきます。
空が広くなってきました。
途中に道の脇にある「地獄沼」へ。
ん?これが地獄??
水面を見てみると、なにやらボコボコしている。
お、なんか湧いているぞ。
これが地獄の所以か。活火山の片りんを見た。
徐々に陽も傾いてきているので、
今日のお宿へと急ぎましょう。
その前に今日の難所を越えなければいけません。
・・・と思ったらあっさりと到着。
八甲田山ヒルクライムのピーク、
標高1,040mの「傘松峠」をクリア!!
西側よりも東側がきつい峠のようですね。
登るのが西からで良かったわ・・・
一気にダウンヒル!
下りきる途中にあるのが今日の目的地。
日本三秘湯の「谷地(やち)温泉」です。
高田大岳の登り口にあるひっそりとしたお宿。
「日本三秘湯」が気になったので調べてみたら、
北海道のニセコ薬師温泉、徳島の祖谷温泉、
そしてここ青森の谷地温泉らしい。
「湯治の宿」と謳われている通り、
歴史を感じる木造の建物と、
源泉かけ流しの温泉は強烈でした。
何から何まで行き届いている旅館も良いけれど、
こういう風情を味わえる場所も素敵です。
温泉・晩御飯を堪能した後、
外へ出てみると、そこには満天の星空。
写真は撮ってなかったので、
kaboさんのツイートを載せておこう。
流れ星を見たのはいつ振りだっただろう。
— kabo (@kabotyo3) September 1, 2019
一日の最後に最高の締めになりましたね。
こうして青森旅の初日は、
大満足のうちに終わりました!
2日目は奥入瀬渓流から十和田湖へ!
今回の軌跡
距離:55.04 km
タイム:2:58:18
平均速度:18.5 kph
高度上昇:1,230 m
コメントを残す