はじめに
年明けすぐにロゼさんによる「走り初めライド」が企画されていました。
しかし私は急な体調不良によってドタキャンせざるを得なくなり、そして同じく声がかかっていたぺもぺもさんも急用でドタキャン。
この年始ライドは一瞬のうちに星屑になって消えてしまったのでした。
そのリベンジをすべく、同じトリオで朝ライド+αをしよう!として今回は私が招集。なんか思いもよらずロングライドになってしまった・・・
「香らん珈ろん」初め
おはようございます。
この日も5時半に自宅を出発。

先週と比べても、大阪市内は暖かいね。

いつもの176号線で北上しました。

池田新町ローソンで合流。あけましておめでとう。
さぁ、モーニングをするべく「香らん珈ろん」へ向かいましょう。

なんか暗いうちから走り始めるのが当たり前になってしまってましたけど、こういう日の出の時間に行動してるっていうことに、いちいち感慨を覚えていた時期もあった気がする。

やっぱり冬は池田以北になるとグっと気温が下がりますね。

道程はロゼさんに任せて阿古谷方面へ。山に朝日が当たって美しい。

能勢との境で2℃。

ここの下り、めっちゃ好きですねん。

173号を北上して、はらがたわ峠へ続く旧道へ。

このルート、よく走る道のりではあるんですが、なぜか今さら「池田から登ってばかりのルートやな!」という真理に気が付いてしまった。
もっと登らずにアクセスできるやん・・・サイクリングは盲目・・・

能勢随一の名峠である「はらがたわ峠」は未だにずっと通行止めなので、仕方なく173号へ合流してトンネルを越える。
そしてすぐの分岐をるり渓方面に曲がりますが、まだそこから登るという鬼畜っぷり。

そんな険しい道を越えて、香らん珈ろんに到着!
このルートで、池田からここまで距離は30kmちょっと、獲得標高は750mくらいになる。途中の大阪/京都の県境で標高615mとかあるはずなので、そりゃ登るよねという感じです。勉強になった!

美人姉妹が営むマーベラスなカフェだ。

モーニングはBセットと決まっている。
ロゼさんは常連なので、顔を出すだけで「Bのホット」ということになる。かっこいいぜ、あにき!

この日はお客さんも少なくて、店内もいつもよりのんびりと時間が流れていた感じ。
もうオープンしてから8年くらい経つということでしたが、ぼくとロゼさんはオープンの年から通っているはず。時の流れを感じるな。
いつの間にかサイクリングに欠かせない場所になってしまった。シスターズにはこれからも益々元気に頑張ってほしいですね。
そしてロゼさんは午前縛りということで、まさかのここで離脱。哀愁の別れ。さいなら。

ランチにフラれてドイツる
ここからはぺもぺもさんと二人で行くのであります!北へゆこう!

早朝からあった北風は休んでいる間に強風に変わっており、我々の北上を阻むかの如く吹き荒れていたのでした。ぺもぺもさん、風よけ頼んだ!

るり渓からは下り基調の快走路が続くのですが、風のおかげで快走とはいかず。
ひたすら54号で園部方面へ。

写真だけ見たらめちゃくちゃ気持ち良さそうな道なんですけどね、アホみたいに風吹いてまんねん。


園部から19号線を離れる。京都新光悦村ってなんだろ?と思ったら、京都府営の産業拠点らしい。工業団地みたいなもんかな。そういえば京都縦貫に近い立地だもんな。

脇道へ。

ここから横尾峠越え。数年前に走った記憶はありましたが、記憶よりもかなり登りが長くて驚きました。
こんなに登るの!?正気か?

ピークは横尾トンネル。
「この道、なんであんまり通らないようにしたんだっけ?」と思っていましたが、単にこの峠を避けるためだったんだな・・・
(この辺のトンネルがある道はだいたい同じような感じなので極力避けている。要するにヘタレなのだ。)

トンネルを越えてすぐに志和賀の集落に降りる道(農道)がありました。
ここからの景色がなかなか素敵でしたね。


集落まで下ってみると、これまた良い里山という感じで最高。

ここ志和賀で取れた食材を使ったランチが美味いという評判のお店へ・・・
【ヒヨドリ商店】
長期休業中だった!
ネットでは情報見つけられなかったけど、まさか休業中とは・・・

困った。
代替案がポっと出せるような立地でもないんですよね・・・
しばらく地図とにらめっこ・・・
よし!!ちょっと遠くなるけど、胡麻のほうまで行こう!
というわけで、ランチ難民を化した我々は9kmほど先の胡麻駅を目指すのでした。そんな我々に強烈な向かい風の洗礼を浴びせるってどういうこと!

半泣きでたどり着いたのは、胡麻にあるドイツカフェでした。
【ドイツカフェ みとき屋】
胡麻駅の北、ゾンネなんかと同じエリアにあるカフェです。

胡麻と言えばゾンネばっかり行っておりましたが、こちらにもいつか訪問したいと思っていたのでした。

お昼時ということもあって、なかなかの盛況ぶりでした。
なんか趣味が良い親戚のおじさんの家に招かれたような、ええ感じの雑貨屋さんにいるような、なんかそういう居心地の良さを感じる雰囲気でとても良かった。

真ん中に年季の入ったストーブがあって、これまた良い存在感。

ランチメニューは「スープセット」と「ソーセージセット」、もしくは両方という感じ。
他にもホットサンドとかのモーニングっぽいメニューとかもありました。

お腹が減ったいたのでソーセージとスープのセットを注文。
出てきたのは具沢山のスープ(今回はお豆とお肉のスープ!)と、自家製パンとサラダ。

ほんまに具沢山!素材の味を生かした優しい味わいでめちゃうま。
そして自家製パンがめちゃくちゃうまい!そしてかなり食べ応えもある!

少し遅れて出てきた自家製ソーセージがまた絶品!
ハーブやスパイスが効いた中でも肉の味がダイレクトに来る激うまソーセージ!付け合わせのピクルスもめちゃくちゃうまい。
最高やんけ!!

正直、ネットで写真だけ確認して「ランチにするにはボリュームなさそうだし…」とか思っていたんですが、実際はボリューミーで食べ応え抜群で、そして何よりも美味しくて予想をはるかに上回る満足度でした!
またケーキなんかのカフェメニューがめちゃくちゃ美味しそうでヤバかった。今度はそちらも食べたい。胡麻駅から輪行して帰りたい。家から遠いから車で行きたい。
篠山を経由して
さて、ランチで大満足した我々ですが、ここからは当初の予定コースに復帰するべく、篠山を経由して帰ることにしました。
445号で胡麻から西に進みます。

京丹波に入りました。

この道も強風であることを除けば快走路でした。まぁこの辺どこも走りやすいけどね。

9号線に合流するまで道なりに。

そして9号線に合流。途中で「京都から50km」っていう案内があったけど、このまま9号線で南下すれば京都市内も近いもんなんやね・・・
173号に合流したいので、ちょっと抜け道でショートカット。

当然、池田方面を目指します!

そして173号に合流。このまま篠山まで南下するぞー!

強風がすべて追い風になることを期待したのですが、そんなにうまくいくはずもなく篠山。

途中で細い道に入りたがる性癖を発揮して173号を離れました。めちゃくちゃ良い景色。

解放感すごい。


ズンズン南下して篠山川を細い橋で渡る。こんな道はじめて走ったなぁ。

そして県道543号に合流。

そのまま道なりに走っていくと、ぺもぺもさんから寄り道希望の出ていたこちらに到着。
【櫻酒造】
丹波篠山の地で米作りから酒造りまで一貫して行っているという酒造。「櫻一文字」、「丹波櫻」というお酒を造っているところ。白鶴のグループ会社らしい。

地図を見て酒造工場があるのは知っていましたけど、こんな工場に立ち寄ったって・・・
えっ!事務所が直売所を兼ねているだって!?

“呑兵衛ぺもぺも”に率いられて事務所へ入ってみると、本当に直売されてました!
3種類ある中、新酒が2月に出るらしく、いま買えるのは2つだけ。


2つ、どっちもください!
少しも滲む気配のない決意で二つのお酒を手に入れた男。ひとつは一升瓶なんだぜ・・・
これが清酒(約2.5㍑)の重りを背負いし男の背中である。なぜかあまり尊敬はできないけどすごい。

そんな男の背中を見せられながら12号線へ。もうガッツリ帰り道である。

しかしまだ寄り道をしちゃうのが我々なのだ。
【豆炭】
この12号線沿いに新しいカフェができるという情報をかぎつけ、早速やってきたのであります。
なんと24日~26日の3日間だけプレオープンするということで、貴重なタイミングでやってきたのでした。


古民家をリノベーションした店内は素敵な雰囲気。
こたつ席もあったんですが、あれに入ると抜けだせないことを知っているぞ・・・


メニューはこんな感じでした。

説明書きを読んでいると・・・ん-、どれも美味しそう!

家までの腹持ちも考えて、ぜんざいを頂きました。
大納言小豆”たんまり”っていう名前でしたけど、本気でたんまりでした。甘さ控えめの小豆の香りと、自家製お餅がマッチしててめちゃうまでしたわ。

黒豆珈琲も適度な苦みが良い感じで、もっと黒豆感強いかと思ったけど、そうでもなくて飲みやすかったですね。

めちゃくちゃ丁寧に仕事されてる感じで、とても良かったです。良く通る12号沿いに素敵なお店ができるっていうのは、うれしいニュースですね。
グランドオープンは春ごろになる予定らしいので、またインスタかなんかでチェックしてみてくださいな!
https://www.instagram.com/mametan.cafe
お腹も膨れて眠たくなってきたなぁと思いつつお店を出て、すぐに峠越え。アメとムチがえげつないぜ。

もう二人とも疲労困憊。フガフガ言いながら古坂峠&西峠を登坂。ラスボスとも言える峠のダブルパンチを甘んじて受けたのでした。

一気に下って杉生。

そこから追い風だったり横風だったりを受けながらバーっと池田まで帰還。いっぱい走って、いっぱい休んだので、そろそろ日が落ちる良い時間になっていました。

ここから家までの20kmはエンディングみたいなもんです。いやー、楽しかったですね。

最後に「帰るのつらい」の場所で解散式となりました。お疲れ様でした。

神崎川沿いへ。暗くなったら猫が大量発生するので怖いけど、この時間なら大丈夫かな。

淀川に着いたころにはもう暗くなってしまいましたが、本日も無事に帰着。

非常に充実したサイクリングでございました!またやりましょう!!
おわりに
終わってみると175kmというロングライドに!
あんまり深く考えずにルート引いていたところもありますが、予定してなかったお店まで足を延ばしたことで距離も延びちゃいましたね。
風に翻弄されたこともあって、先週のカキオコよりもハードな道のりでした。もうめちゃんこ疲れた!
ランチの第一候補にフラれたのは残念でしたが、そのおかげか「みとき屋」に行けたのはラッキーでした。
お店の存在はかなり前から知っていましたが、こんなことなら早く訪問しとくべきだったなぁ。
新しくできたカフェ「豆炭」もええ感じやったので、今後が楽しみですね。
篠山の櫻酒造でためらいもなく一升瓶を買うぺもぺもさんもさすがでした。2月になったら「新酒買いに行くライド」せなあきませんね。
いつも通り寄り道ばかりのサイクリングでしたが、やっぱり自分にはこんなんが一番合ってる気がしますわ。
次の週末はどこ行こうかな~。
今回の軌跡
距離:175.49 km
タイム:7:22:53
平均速度:23.8 km/h
総上昇量:1,760 m
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