はじめに
先日、一緒に生駒縦走道を走ったのも記憶に新しいですが、再びがんちゃんとトレランに出かけてまいりました。
関西の有名なトレイルと言えば、南部に広がる「ダイトレ」ことダイヤモンドトレールですね。
できれば金剛山あたりを走りたかったんですが、自宅からだと普通に遠い。行きにくいし帰りにくい。
今回はお試しということでまだアクセスもマシな北側から南下。大和葛城山まで行くコースを走ってみました。
まさかあんな悲惨なことになるとは、思いもせずに・・・
いきなりのルートミス
関屋駅からスタート。
駅から西に進んで165号線に入り、山に入る道へと向かいました。
途中から歩道もないし、めちゃくちゃ走りにくい道。
今回もヤマレコで引いたルート。
「ほんまにこんなところ入るの!?」みたいな場所。最初にめざす「屯鶴峯(どんづるぼう)」のコースである旨がささやかに記されていました。
少し行くと分岐に出てきましたが、どちらもよく分からない場所しか示されていないため、ルートに従って右手へ。
いま思えばここで道の選択をミスっていたのかもしれない・・・
川沿いを進む道は木々が茂りまくりで道はぬかるみ進みづらいことこの上なし!
目の前をスズメバチが横切ったところで、完全に意気消沈した僕の代わりに前を行くがんちゃん。少し前から大きな声が上がった。
「イノシシや!」
どうやら巨大なイノシシが目の前で逃げるのを目撃したらしい。さすがにちょっとビビるやん・・・
ルートから外れているのを認識したのは少し後。
GPSの揺らぎの範疇かな?と思うほど、途中から薄っすらとズレていたのは認識していましたが、どうやらすぐ近くに、途中まで並行して走る別ルートがあった様子。
地図を見ると同じところに出るのは分かっていたし、もう舗装路に出てきていたので戻らず先へと進みました。
少し離れたところに見える岩場の向こうが、おそらく目指していた「屯鶴峯」なんだろうなぁ。
今度はもっと分かりやすいルートで来よう・・・
703号の穴虫峠のあたりからダイトレに入る。
入り口は二か所あるっぽいんですが、今回は北入口のほうから入りました。この近くにダイトレ起点の場所があるらしいけど、それを知ったのは後のこと・・・
ダイトレスタート!
非常にワクワクしながらダイヤモンドトレールへ。
序盤から階段のアップダウンが続く。
景色どころか雰囲気も大きく変わらず、出だしからなんかつらい。
この後も随所で見られたダイヤモンドトレールの石標。
二上山方面へ。
ある程度登り切ったのか、しばらく尾根を走るような道へ。
そのあと、急に開けた場所に出てきました。
少し行くと眺望の良い場所がありました。
おそらく西側の眺めなんだと思う。意外と登ってきた。
お、二上山までもうすぐみたい。
二上山へ到着。
ここからは下りですね。
鹿谷寺跡の案内がある方へ。
途中で岩場があり、その岩の上に眺望の良い場所がありました。
岩場をゆっくりと降りていきました。
鹿谷寺跡に到着。
日本には珍しい石窟寺院で、和同開珎もこの近くで出土したらしい。歴史がありすぎる。
まだまだ下って行きます。
降りてきました。
出てきたのは国道166号線。自転車でも走ったことのある「竹内峠」だ。
ここで「近くの駐車場(レストハウスにも)に行けば、自販機があって水分補給もできる!」ということを下調べしていましたが、当日はすっかり忘れて竹内峠から再びトレイルへ。
竹ノ内峠は大和の国と河内の国の境。
葛城山へ
竹内峠から続く道は、しばらくはしっかりとした舗装路でした。でも激坂。
徐々に道幅も狭くなってきました。
いつの間にか舗装路でもなくなって、トレイルへ。
ここに至るまでよりも雰囲気も良くて、「ここから!」という感じ。
次なる経由地、平石峠を目指して。
気持ちよく走れる道も多い。
そのうち葛城山の案内も出てきました。
階段が増えてきましたね。
いや、めっちゃ階段だらけやん・・・
あまりの階段波状攻撃にヘロヘロになってしまいました。
そんな感じだったので、なんか知らぬ間に平石峠を越えていたようで、岩橋山まで来ていました。そういえば手前に分岐点があったけど、あそこが平石峠だったのか・・・
岩橋山の登山ルートは主にA~Dの4コースがあるらしい。
今日はAコースを途中から…という感じですかね。
葛城山まではあと5kmほど。
登り(階段)はそれなりに多いけど、走れるところはめちゃくちゃ気持ちいいな。
細い階段。
ここめちゃくちゃ最高だった。
ここもどこかとの分岐だったけど、よく分からなかった。
バイオトイレを通過。
葛城山まであと数キロ・・・
そう思わせておいて、最後にラスボスが出てくるのがRPGでも葛城山でも定石なのだ!
出現!階段地獄!!
こんなのを何本か登るんですが、もう心はここに非ず。
上を見るな、無心で登れ!
残り1km!フラムルージュ通過だ!と思ったけど、案内の「(階段多い)」が気になりすぎる。
写真を撮ることもなかったラスト1km。もはや1kmとは思えない濃い道のりでした・・・
ようやく葛城山に到着だよ。
山小屋もあってゆっくりと休憩できる天国みたいな場所でした。自販機の麦茶230円に山を感じた。
まずは山頂を踏みに行きましょう。
大和葛城山(標高959m)登頂!
山頂は広くて、いろんなところで休憩したりお昼を食べていたり、憩いの場になってました。
景色もパノラマ見放題!
もうちょっとしっかり見えていたんですがスマホカメラの限界。
上のが西側で海まで見える。
こちらが東側。
向こうに見える山々は吉野とかの方角なのかな?
展望図がありましたわ。
おお、思っていたよりも真東に近い展望だったのね。
山頂を後にして、お茶屋さんの横のテラス席?で休憩。
後は降りるだけですが、ここでごちそうをいただきました。
下山は骨が折れるね
少し休むと元気も出てきたので、降りるのはもったいないと思いつつも、今回はここから下山です。
下山ルートはこちらから。
櫛羅の滝コースでございます。
この道、なかなかおもしろい道でした。
序盤は雰囲気も抜群だし走りやすい道も多かったです。
途中で本来の道がどれか明確ではなくなってきますが、大きく見るとひとつの道なのでややこしいことはなかったです。
こんな感じの道が続いて、めちゃくちゃ楽しかったです。
しかし途中でツルツルの木の根っこに足を置いてしまい、ホームアローンのドロボーの如くスッテンコロリンして背中を打ち付けてしまいました。
ザックがあったので背中は守られましたが、横っ腹を根っこにぶつけたようで痛かった・・・
走っているときではなくて後ろを待っているときだったので、ほぼその場で転んだだけ。足元より後方に気が回ってしまっていたのかもしれない・・・
後にこの時に肋骨が骨折していることを知るのですが、この時は知る由もなく…というか普通に元気。
動くと背中が痛むものの、普通に走れたのでそのまま下山。
櫛羅の滝コースも終盤のようですが、いったいどこに滝があったんだろう!?
細い道を下って行きました。
途中でもう一つの登山コース「北尾根コース」の分岐を発見。
登山コースの出入り口は柵が付いていました。
これにて山は終了。
そのまま舗装路をくだるとロープウェイの駅がありました。
すぐに街に出られるかと思いきや、遠くに見える街並みを見て、まだまだ先があることを知るのでした。
舗装路の下りは歩きたくなりますが、歩いていくと1時間くらいかかりそうなので、やむを得ずボチボチ走る。
六地蔵。
目指すは御所の街。
商店街の先にある銭湯「御所宝湯」に到着です。
レトロモダンというのか、独特な雰囲気でめちゃくちゃ素敵な銭湯でした。
お風呂上がりは昼ご飯チャージ。近所の定食屋さんへ。
チキンカツ定食800円でボリューム満点の大満足ランチでした。
帰りは近鉄御所駅から自宅まで電車移動。なんやかんやで1時間半くらいかかりました。
やっぱり南の方は遠いなぁ・・・
おしまい。
おわりに
今回は関谷駅から屯鶴峯へと向かいましたが165号は交通量多くて歩行者も通りにくいし、山へ向かう道も非常に通りにくかったし、ひとつもオススメできるようなルートではなかったですね。
いろいろ調べているとダイトレに入るとき「二上山駅」や「当麻寺駅」を起点にすることが多いようですね。(なんかのチャレンジ登山大会もそんな感じやったですよね)
今回敢えて北入口から入ってみましたが、「今度行くなら『当麻寺駅』からでいいや。」と思わせてくれる感じの道のりでした。景色もないし階段アップダウンしかなかったからね・・・
二上山以降の道はとてもおもしろかったです。噂に聞いた階段地獄にはビックリしましたが、愛宕山の階段だらけの1時間を思い出すと頑張れました。階段以外は走りやすい箇所も多くて楽しかったんですよね。
葛城山以南となると、やはり金剛山が難所となりそうですね。当麻寺駅から金剛山を経由して紀見峠駅までは35kmくらい。ハードなコースになりそうですが一度チャレンジしてみたいですね。
第11肋骨骨折してた・・・
そんなことより骨折ですよ!
自転車に乗るまで骨折などとは無縁な人生を歩んできましたが、にゃんにゃん落車で骨折、車にはじかれて骨折、そして滑って転んで骨折。
もう最後のやつは妙齢の方が骨粗しょう症かなんかで折るようなときに聞くフレーズですけど、まさか自分に降りかかるとは思いもしなかったですね。
肋骨は日にち薬でしか治せませんので、しばらくロキソニンをボリボリかじりながらボーっとして過ごすことにします。
猫も怖いし、インを突いて曲がってくる車も怖い。そして木の根っこも怖い。
怖いものが増えていくばかり。そんな私ももうすぐ40です。
どうでもいい話
いつも使っているコンデジを持っていくのを忘れてしまって、ブログ用の写真はスマホのカメラで撮りました。
取り出してからシャッターまでの動きが多いし、そもそもあらゆる性能も画質も良くないし、難しかったなぁ。
とはいえ、荷物が少なく済んだのは嬉しいところ。最近のカメラの良いスマホがあれば、もうコンデジ要らんかもとも思えてしまったりもしたのでした。
この日、新しく買ったカーフカバー着けて行ったんですよ。めっちゃ似合ってないやん。
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