【トレラン】嵐山発着で小倉山・六丁峠・愛宕山を巡る20kmラン!

はじめに

トレランを始めてすぐ(まだまだ初心者やけど…)に、「もう少し走れるようになったら行きたいところ」という案をいくつかストックしておりました。

その中の一つが、今回挑んだ嵐山から愛宕山へ登るコースでした。

嵐山から小倉山へ。
そこから六丁峠へ抜けて、保津峡の辺りから保津川に沿って進み、愛宕山を登る。
そして嵐山に戻ってくる。

という感じで20kmほどのルート。

今回もLovelybeerさんとチャレンジしてきました!

嵐山から小倉山へ

8時半に阪急嵐山駅に集合。

阪急嵐山駅に集合

駅から川に向かう途中で珍しい鳥を発見。
さすがにコンデジではうまく捉えられませんでしたが、帰ってから調べてみると「イソヒヨドリ」のオスだと思われました。

イソヒヨドリ

渡月橋より。

渡月橋を越えたところから、スタート!

川の上流のほうに向かって。
あんまりこっちのほう来たことがないなぁ。

嵐山公園の方まで来ると、「京都一周トレイル」の案内も出てきました。

頂上展望台のほうへと向かいます。

階段。

どこに向かっているのかと思えば、竹林エリアに出てきました。何度も訪れたことがありますが、南の方からアクセスしたことなかったかも。

思ったよりも観光客も多く、当然走ったりできるわけのない道でしたね。

竹林ばば混み

竹林を越えた先から、いよいよ山に入っていきます。

整備されているのかされていないのか、やたら枝分かれして分かりにくい道を進んでいきました。

徐々に山の中の雰囲気になってきました。

獣除けの柵を越えてさらに奥へ。

なんか想像していたよりも急な登りが多いぞ・・・

少し上った先に眺望の良い場所がありました。

西の方が見渡せるいい眺め。

このあたりから勾配も落ち着いてきましたね。

急に整備された道に出て来ました。なんで山の中に突然こんな道が・・・

小倉山の山頂へ続く道は、この道の脇に出てるこの看板が頼りというほどに地味でした。

少し歩いていくと・・・

小倉山山頂(標高:296mm)に到着!

展望台と書かれたいう看板が置いてありましたが、ここには展望できるところはありませんでした。

先ほどの道に戻って、道なりに進んでいきました。

ここからは下りだ。

下った先は「嵐山高雄パークウェイ」でした。
ただここは自動車道路で歩行者は通行不可と書いてあります。

よく見ると左手にトレイルが続いているじゃないですか。

左のトレイルへ

その細い道を行きます。

この区間は細い道が続く上に、左側が崖でスリリング。

無理をせずに進んでいきました。

途中で見晴らしのいい場所がありました。

保津峡が見下ろせる景色はなかなかのもの。ガードレールが見えるところは、自転車でよく走っている道・府道50号かな。すごいわ。

そしてその細い道を抜けると、ここに出てきました。

「六丁峠」!!!

自転車で幾度となく訪れた場所ですが、まさかランでやってくることになろうとは・・・

ちなみに出てきたのはここでした。こんな道があったことも知らんかったわ。

六丁峠から保津川沿いトレイルへ

道なりに六丁峠を下って行きましょう。

自転車で下るのとはまた少し違いますね。

トンネルの手前の2時間サスペンスで良く人が落ちる橋(落合橋)の手前から、川沿いに降りる道がありました。
いつも自転車で通り過ぎるので、この道の存在も初めて知った・・・

現在地は落合。ここから川沿いで清滝方面へ向かいます。

保津川沿いへ。

めちゃくちゃええ感じやん!

米買道はこの落合から水尾のほうまで続いている道のようで、当時は米を買うために往来していたらしい。
今回のルートとは違う道ですが、こっちも面白そうね。

清滝方面へ。

この道がめちゃくちゃ良かった。

清流沿いの道で、なんだか京都ではないような気さえする。スタート直後の観光地の喧騒と違いすぎる。

道も整備されているし、良いコースですね。

贅沢な道のりだね。

トレイル感もあって良い。

六丁峠を過ぎたあたりでワラーチランナーに抜かれたんですが、この先で折り返してきた様子。すれ違いに「楽しんで!」と声をかけてくれたのがうれしかった。

橋へと登る。

清滝の赤い橋が見えてきました。

楽しい道はあっという間でしたね。

ここで水遊びしている青年がいて、「間違いない楽しみ方やな」と妙に納得してしまった。

民家の立ち並ぶ道を進んでいく。

鳥居が出てきました。

ここからが今回登る「愛宕山(愛宕神社)」への表参道ルート。
山頂(924m)までの距離は4.2kmで神社までの標高差は839m。

かなり厳しい道のりとなりそうです。

ひたすら登る愛宕山

よっしゃ、行くぞー!

スタートしていきなりの急こう配&階段。

登山者への注意喚起の看板もあって、ちょっと怯みました。

ビアさんから「ひたすら階段が続くらしいで」という前情報をもらっていたんですが、本当にずっと階段。

地元の青年団が設置した目安が「40分の〇〇」という形で書かれているんですが、4.2kmという距離よりもその看板を見ることによって、先の長さを思い知らされるのでした。

足腰オバケのビアさんのスピードは速く、徐々に離れた背中はこの先で見えなくなり、まさかそのまま頂上まで会うことはありませんでした。

さようなら。1時間後に会いましょう。

二人で来たはずなのに一人で登ることになってしまいました。少し寂しさを覚えましたがマイペースで登れるのは悪くありません(強がり)。

愛宕山はかなり人気らしく、ハイカーも多く、小さい子供連れも何組か居て驚きました。

登っていると暑いんですが、時折、風が通るとめちゃくちゃ涼しい。今は良い季節なのかもしれない。

五合目に到着。
これの後くらいから勾配も緩くなってきたような印象でした。前半のほうがきついぞ。

こういう休憩所みたいなのも何か所かありましたね。

眺望の良い場所がありました。

南の方が一望できます。桂川の流れがあんなに小さく見えるなんて・・・

貧脚でも走れる箇所がありました。走れるところ(ほぼ無い)は走る!

そして「水尾別れ」まで登ってきました。

ゆずの里・水尾へのルートとの分岐点。こちらの道も気になりますが、今回は通る予定はないのでまたいつか。

その少し先に、また眺望スポットがありました。

さっきと違う感じ…と思ったら、こちらは亀岡方面ですね!亀岡が一望。スタジアムがあんなに小さく見える。

そろそろ終わりに近づいてきたころ。

ラストにグイっと上るパターンやな。

黒門と呼ばれる山門が見えてきました。

長い道のりでしたわ・・・。

境内へ。

自販機あるやん。

なんかがんばって登ってきたおかげで余計に厳かに感じるわ。

この先が愛宕神社の・・・

えー嘘みたいな階段!

最後に嘘みたいな階段を上らないとたどり着けないのでした。

愛宕神社に到着。

ようやくここでビアさんと合流できました。

ゆっくりしていると冷えそうな感じもあったので、サっと下りましょう。

普通にシカがいた。まったく警戒心もないようでした。

ここからは往路と違う道「月輪寺ルート」で下山開始でございます。

空也の滝を経由して

復路は月輪寺経由で清滝へ降りる月輪寺ルートを取りました。

少し進んでところに展望所みたいなところがあり、そこから見える景色がこの日一番の絶景でした。

素晴らしいね。

ウネウネとして道を下って行きます。

下りは気持ちいいなぁ。

途中で月輪寺の境内を通りました。
ちなみに「境内を通過する際は走らないように!」という案内板もありました。

ボチボチ降りて行きました。

ほぼ降り切って舗装路に合流するあたりで、「空也の滝」へと続く分岐があります。

今回はそちらにも少し寄り道してみました。

川沿いを登る道。
途中でヘビがいて絶叫してしまいました。(苦手やねん

鳥居出てきた。

その先へ進むと・・・

立派な滝!

しかも白装束を脱いでフンドシ一丁で滝行をしているオジサンがいるではないですか!すげえな。

空也が修行したと言われる修験の滝。

滝を後にして、舗装路区間へ戻ってきました。

ここから清滝までは舗装路で下り基調の道でした。

駐車場のところにある自販機で小休憩。

結局、ここまでで1.5Lの麦茶を飲み干してしまったので、ここで追加補給。ちょっと消費しすぎだったような気もしている。

試峠を越えて

山区間は終わってしまったので、ここからはもう舗装路で嵐山方面に戻るだけです。

清滝トンネルを迂回して、試峠へ。

1kmもない短い登り坂。自転車で登った記憶が先行して「短い峠」と思っていましたが、ランで登るとかなりしんどいやつでした・・・

いや、違う。ビアさんのペースがしんどいねん。

そして愛宕街道へ。

いつもの六丁峠との分岐点、愛宕神社の鳥居。

そうか、この鳥居が愛宕神社の「一の鳥居」なんだもんなぁ。なんだか実際に自分で訪れて合点が行きましたわ。

そのままダーっと下って行き、嵐山駅ではなく東・太秦方面へ。

そして最後は風呂で〆たのでした!

今回もお疲れ様でした!

おわりに

今回もまた自転車で走る道を、いくつか重なって行くことで二倍楽しめたような、そんな気がしています。

嵐山から経由した小倉山は、ちょっと蛇足な感じはありました。
小倉山から六丁峠までの道のりは割と好きでしたが、わざわざ経由せずに普通に府道50号で六丁峠にアクセスするのでも良いかも。

保津川沿いのトレイルルートはめちゃくちゃ良かったです。清流沿いを走る道は夏にドボン不可避!!

愛宕山の登りはなかなかハードでしたが、「岩場がある」とかそういうのではなくて、淡々と階段が続くというところで、歩きやすかったのは良かったです。
芦屋から六甲最高峰に登る道に比べると、大きく心が搔き乱れることなく冷静にいることができました。発狂せずに済んだわ。

ちなみにStravaを見てたら、愛宕神社の参道までのセグメントがありました。
今回の記録は1:05:05。セグメント上位にトッププロ選手の記録もありまして、近江竜之介さんで29:12でした。
うひょー!訳わからなさすぎるー!!!

次はぜひ「千日通夜祭」のときに登ってみたいなぁ。違う景色がありそう。
あと京都一周トレイルの西山ルート(嵐山~二ノ瀬)も走ってみたいね。二ノ瀬からスタートしたら嵐山で温泉フィニッシュできる!

ハイドレーションと柿ピー初導入

夏に向けて、お試しでハイドレーションを導入してみました。

購入したのはNATHANの1.8Lのもの。おそらくこれが一番コスパの良いはず。

1L入れて走ってみましたが、空気を抜いていれば揺れたりすることもないので、特別重さを感じることもありませんでした。

ただ飲むときにフラスクよりも吸引力を必要とするので、息が上がっているときにピって飲もうとすると、給水酸欠に陥るため登りの時はなかなかつらいものがありました。

水のないところに行くときは絶対に便利ですね。水無くなったらどうしようという焦りも解消できるし。

夏場は凍らせて背負うと良いというのはよく聞くので、それを試してみたいな。


もうひとつボトルに柿ピーを入れて補給食とするやつも体験。

アドベンチャーレース(というかイーストウインド)を見て憧れていたんですが、今回初めてやってみたのです。

小さい容器に入れて、ザッグの取り出しやすいポケットに収納していましたが、これは使い勝手めちゃくちゃ良いですね。
しかも疲れているときにちょうどいい感じの塩っけと食べ応え。これは好きだ!

ただ中身が減ってくると、走るたびに「シャカシャカシャカ」と大きい音が鳴ります。

前にいるハイカーが「なに!」という感じで振り返ることがあり、一度は明確に「クマかと思った!!」と言われたので、なんだか申し訳なかったです。

でも熊鈴より静かだし前もって存在に気付いてもらえるので、こちらとしてはありがたいところもあるんですけどね~。

梅味入れてる

翌日に脚は死んでいた

この翌日、ロゼさんと午前縛りで自転車の約束をしました。

当日、走りだして集合場所に向かうまでで「おれの脚はもう死んでいる」という確信を持ったのでした。

結局、ロクに走ることなく箕面・勝尾寺・高山というスーパーショートコースで終わってしまったこと、ロゼさんには重ねてお詫びしたいと思います。

ロードバイクで走った次の日にトレランは普通にできるけど、その逆はちょっとダメージが大きくてあかん。という知見を得たのでした。

今回の軌跡

距離:22.59 km
標高:1,361 m

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