【すくもグラベル2DAYS】Day 2:宿毛を堪能する40kmの極上体験!

はじめに

「すくもグラベル」もいよいよ2日目の最終日。移動日も含めてここまでが濃すぎて、もうお腹一杯といってもまったく過言ではございません。

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しかし、この2日目が「すくもグラベル」の本番といったところ。

当日はグラベルコースに加え、ロードコースも同時に開催。グラベルコースは各所のエイドなど共通の場所を経由しながら40kmを走る。

最高に楽しみなライドの始まりだ!

1日は「すくモーニング」から始まる

「朝ごはんは食べずに会場にお越しください。」

やまだいまだかつてサイクルイベントでこんなアナウンスは聞いたことがない。前日の海沿いの会場とは別で、山手にある「宿毛市総合運動公園」まで10kmほど走って会場入り。

ここで「すくモーニング」という名の朝ご飯を食べてからスタートするという、世にも珍しいシステムなのでした。

そもそも「すくモーニング」ってなんなんだ?と思いながら、配られたご飯がプレートに並ぶ。雑多だ。混在だ。折衷だ。
しかし不思議と食べ合わせに違和感はなく美味しい。

恐るべしすくモーニング!!!

そしていよいよスタートが近づく。

ある程度の人数で区切りながら順番にスタートをしていく。

ヒャッホー!

舗装路を少し走って山の中へ。早速グラベル区間の始まり。

序盤は少し密度も高かったですが、そのうちバラけてええ感じになってきました。

前日のことを考えると、ウソのように走りやすい道でめちゃくちゃ良い。

ただプレライドと比べるとグラベル率は低めで、その後はしばらく舗装路が続きました。

坂本ダムのほうに向けて走る道は快走路。なぜか先頭をサカモトさんが牽くトレインが自然と形成されていて、私もそのトレインに乗車。
あとで本人に聞いてみたところ「実家(坂本ダム)に帰るためにがんばって走った」という話をしていました。実家がダムやったのは知らんかった(全部鵜呑み)

坂本ダムのエイドに到着。

まだまだここから!

滑って登って・・・

「ダム湖の周りを走る道は滑りやすい」という情報はスタートセレモニーの際にも共有されていました。

ほんまに滑りやすい部分があって、一瞬タイヤを取られてからビビりまくりながら走ってました。そうすると写真を撮ることもなく次のエイドに着いたのでした。

ここで噂の「ぼうしパン」をゲット!口の水分が持っていかれる感は否めないが、さすが高知県民のソウルフードだけあってうまい。何かと似てる。甘食の親戚みたいな感じ。

アイスクリンもあったので、もちろん頂きます。

冷たさが五臓六腑に染み渡る!

引き続き川に沿って走るコース。

これは「タイニーな沈下橋と少し前を走る3人を撮ろう!」と思って撮ってみたものの、ただただこの後追いつくのが大変だったときの写真だ。

次なるグラベル区間が近いはず。

そして突如現れたグラベルへ突撃!

序盤は良かったものの、途中から激坂が続きまくる過酷な道のり。めちゃくちゃ登る。途中で完全にヘロヘロになってしまいました。

なんとか登り切った!と思ったら、頂上に誰もいないではないですか!誰も待ってくれていないではないですか・・・。泣いた。

このままひとりで下っても良かったけど、それはなんか寂しい気もする。そういえば坂本さんがそろそろ登ってくるんじゃないかと思ったら、案の定すぐに登ってきてくれたので、二人で「みんな冷たいぜ・・・」と言いながら一緒に下りました。

結局、下った先はすぐエイドだったので、ここでみんな待ってくれていたようです。そんなことより「くずバー」が美味しすぎてヤバかった。この一本で激坂の苦しさがすべて浄化された。マンゴー味を食べたけど、最強は塩味やったらしい。最強を味わい損ねた。

そのあとは川沿いを走る舗装路がメイン。

きれいな川に沿って走る道は爽快そのもので、惜しくもグラベルではなかったけど最高の道でしたね。

川沿いを抜けると、もうゴール間近。

残り2kmくらいというところで、なぜかみんなペース上げまくりで視界から消えていきましたが、ぼくらは「高知の夏」を全身に浴びるように、噛みしめながらゴールへと向かいました。

ゴール地点で誰かカメラ構えていると思って、ステージ優勝風の決めポーズでゴールしたけど、誰も見てませんでした。今季最大の哀愁やった。

ゴールした後はシャワーを浴びて、ランチをいただきました。

どれもおいしかった!

直七ゼリーは酸っぱくて目が覚めた。

これにて「すくもグラベル」は終了!大変楽しい体験となりました!

宿毛よ、またいつか!!

photo by Kei Tsuji

おわりに

「すくもグラベル」、本当に温かいイベントでした。この規模だからこそ…なのかもしれませんが、運営されている関係者の皆さんの熱い思いや、なんか歓迎してもらえている感じもビシバシ伝わってきて、非常に楽しかったです。

今回はプレライド30km、メインライドが40kmでした。冬はもっと距離も伸びるようなのですが、今回の40kmもグラベル率はそれほど高くなかったし、全体的に走りやすい道で構成されていたので、なんかあっちゅー間にゴールしちゃった感じでした。もうちょっと距離が延びてグラベル率上げても良いんじゃないかと、個人的には思いました。

こういう機会がないと、なかなか足を踏み入れるような地域じゃないからこそ、イベントでその土地を走って、その土地の物を食べて、その土地を知るっていうのは、良いですよね。

宿毛でタクシーに乗った際に、運転手さんが「宿毛は自転車盛り上がってるんですよ!市長が好きでね!」と少し自慢げに話していたのが印象的でした。
今後も益々盛り上がるイベントになるのを期待したいですね。

なんか久しぶりに濃い思い出になりました。おっさんの夏休み、これにて終了!!

【おまけ】大阪は遠かった

イベントは終わりましたが、僕らは自転車を輪行して大阪まで帰らなければなりません。

別れの挨拶もそこそこに、僕らは最寄りの「平田駅」へ移動。

平田駅は単線で非常にタイニーでした。

さて、帰り方についてサクっとご紹介。

この平田駅から普通電車に乗り中村駅へ向かいます。
中村駅からは「特急あしずり」に乗り換えて高知駅まで(所要時間:1時間42分)。
高知駅から「特急南風」に乗り換えて岡山駅まで(所要時間:2時間34分)。
そして岡山駅からは新幹線で大阪まで帰るという道のり。

超絶電車旅がはじまります。

順調に中村駅まで到着し、すぐに特急あしずりに乗り込みます。高知で1時間半ほど時間が余るようにスケジュールを組んでいたため、「高知で早めの晩御飯を食べよう!」という感じで電車に乗っていました。

ところがどっこいだ。

須崎駅で特急が止まり、車内放送でこう言いだしたのです。

「本特急はここ須崎駅までとなります。しばらく車内でお待ちください。」

なんとこの先の旭駅の駅舎が燃えていて、運転が見合わせになっているというのだ。

JR土讃線・旭駅で駅舎を半焼する火事 列車の乗客1人が煙の影響で体調不良を訴え救急搬送もその後回復 | 高知のニュース
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/kutv/2862954

待てども待てども状況は変わることもなく、シビレを切らした外国人チャリダーはここから高知まで走ることを決めたようである。

何か大阪まで帰る方法はないか模索したけれど、須崎からだと高知まで出ないとどうしようもないということになり、とりあえず待つことにしました。

結局ここで2時間半ほど足止めを食らう。

新たな情報が入り、特急電車は運転を取りやめ、その代わり普通電車を走らせることになったということで、普通電車を待つ。

結局18時9分に須崎駅を発車する普通電車に乗る形で、ようやく高知へ動き出す。

元々のダイヤに18時9分発の普通電車があったので、そのダイヤ通りに運行しているようだという推測をしていました。
高知駅から大阪まで帰るには、19時31分の特急に乗る必要があります。仮にこの普通電車がダイヤ通りに動いたとすれば、乗り換えに6分くらいの猶予はあるはずです。
もしその特急に乗り換えができなければ、一つ後の特急で岡山までは行けるものの、そのあとが動けない。岡山で一泊が確定する。その日のうちに大阪には帰れないのである。

なんとも背水の陣の様相・・・

そんなこちら都合は知らない普通電車。火災のあった旭駅を通過する前後で徐行運転をして、僕らの持つ「6分」という貴重な時間を削ってきます。アドレナリンが止まらん。

結局、高知駅に着いた時にはもう3分あるかないかくらい。「あかん!間に合わんかも!」と思っていたところ、まさか乗り換えたい特急が向かいのホームに停車しているではないか!

かーみーさーまー!(桑原和男)

西宮神社の福男さながらにダッシュを決め込んで、3人とも無事に特急に乗車。席に座ると特急のドアが静かに閉まり発車したのでありました。

勝った!何かに勝った!

こうして宿毛から9時間以上かかり大阪へ戻ったのでした。もちろん翌日はお仕事だったことは言うまでもありません。

イベント以外の往復にもドラマを作ってくれる。それが「すくもグラベル」なのだ。たぶん。

おしまい。



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