はじめに
「小豆島に行きたいね!」
Senzu Coffeeのdaiconさんと、
盛り上がって話していたライド案。
そのままdaiconさん主導で、
あれよあれよという間に、
実現に向けて動き出しました。
しかし!ここで問題発生!!
なんと尽力してくれた、そのdaicon氏が、
膝痛&痛風のダブルフィーバー。
無念の参加不能になってしまいました。
なんたる日頃の不摂生惨劇!
でもせっかくなので、
残りのメンバーで走ることにしました。
daiconさん、素晴らしい計画をありがとう。
メンバーは次の通り。
全部で6名もいる!
- DARUMA
- ななしきさん
- ねれいどさん
- ゴリリン(rencon)さん
- Kさん
- kaboさん
行ってまいりました!
夏の小豆島へ!!!
ジャンボフェリーで小豆島へ!
金曜日。
子どもを寝かしつけた後に、
いそいそと家を出発。
ジャンボフェリーに乗るために、
神戸港を目指します!
と言っても、自走ではなく輪行です。
ジャンボフェリーに乗るのは、
「うどんライド」以来だ。
自宅で輪行状態にした自転車を持って、
最寄り駅から三宮駅まで電車移動。
三宮には23時半くらいに到着して、
そこから輪行解除です。

三宮から神戸港まで走って行きました。
すでに他のメンバーは集合済み。

みんなで1時発の夜行便に乗りました。

乗るのは「こんぴら2」だ。

この乗船の時の高揚感。
なんか宇宙基地みたいでかっこいい。

自転車、積み込み完了であります。
どこか不安のある駐輪方法だけど。

乗船した後は「うどんの儀式」。
オリーブうどん、400円なり!
これが意外と美味しいんです。

今回は個室を予約していましたので、
場所取り合戦にも参加せず、
悠々とした船旅なのでした。やったね!
別途2,000円かかりますが、
結構値打ちあるような気がします。
雑魚寝が苦手な人はぜひ!
翌朝、まず高松に到着する際に、
「二人を結ぶジャンボフェリー」という、
名テーマソングで叩き起こされます。
これぞジャンボフェリーの洗礼だ!
良い曲なので腹も立たない不思議!
今までなら、ここでシャキッと起きますが、
今回は個室だったが為に、ガッツリ二度寝。
船は最終目的地、小豆島へ。
結局、小豆島に着いても起きられず、
船員の「着きましたよ!」の声で、
やっと起きるという失態をかましまして、
ちょっと焦ってしまった寝起きでした。
でもよく眠れた!
というわけで、
無事に小豆島に上陸でございます!
坂手港にはコインロッカーがあるので、
荷物はコチラに入れておきました。

8時前、ようやく準備完了!
いよいよ、小豆島ライドスタート!!

海岸線を満喫!!
坂手港を出発し、
土庄方面へ時計回りで回ります。

しばらくは街の中を走る道のり。

醤油工場が立ち並ぶ中を走っていきます。
とっても、醤油の香り。

早速ですがコンビニで休憩しました。
ほら、ぼく起きてすぐ下船したから、
朝ごはん食べてないんです・・・
ねれいどさんに頂いた”ジェネリック博多通りもん”。

草壁港をすぎると、道は海岸線へ。
晴れ予報でしたが、空は曇り模様でした。

途中でメインロードのR436を離れ、
半島に沿うように南下していきます。
道の雰囲気も変わってきました。

アップダウンを繰り返し、
海岸線に沿って進む道は爽快!

登るたびに瀬戸内海の景色が開けます。


こないだ北陸で見た海とはまた違う、
島の景色を味わいながら走りました。

小豆島は”助走区間”が本当に少ない。
坂手港から、ほんの少しでこの景色。
というか、坂手から土庄辺りの区間以外は、
どこ走っても気持ちが良い気がする。

2箇所ほど標高差100mほどの、
ちょっとした登りがあるんですが、
そこもまた違う雰囲気があって好き。
1発目は小豆島最南端の「釈迦ヶ鼻」の辺り。
視界が狭くなり、細い道を走って行きます。

登った後のご褒美は、海の景色。
徐々に空には晴れ間が覗いてきて、
海も青さを取り戻してきました。

さらに池田湾に沿って走っていきます。
とっても贅沢な道のりだ!
(この後追いつくのに苦労した・・・)

内陸部に入って、2つ目の登りへ。
同じく細い道を登って行く道のり。
前に来たときには、ここで雉を見かけました。

少し進んだところに、
見渡しの良い場所がありました。
さっきと海の色がぜんぜん違う!

さらに道を進んでいくと、
またまた眺望の良い場所に出ました。
オゥ、マーベラス!!
手前から吉野崎、観音崎、沖の鼻かな?
素敵すぎるやんか・・・
晴れた空が映る海は最高だ。

さらに北上すると、集落に出てきました。
静かな町の通り抜けて行くと、
メインロードまで、あと少し。

そして基幹道路R436に復帰。
池田港を通り過ぎ、しばらく行くと土庄の町。
そこにある観光スポットに寄り道です。
「エンジェルロード」
有名な観光スポットなので知っている!

干潮のときに小さい島に道がつながるらしい。
うはー!恋人たちの聖地!!
って、これ・・・
おっさん6人で押し寄せる場所ではないな。

その後、R26を使い内陸部へ。
当初の計画にあったラーメン屋さんで、
ブランチをいただくことにしました。

塩ラーメン。
なぜ小豆島まで来てラーメンなのか、
当日、誰も知るものはいなかったのである…
しかし気持ちとは裏腹に、うまかった。

ここからは海岸線とはしばらくお別れ。
いよいよ今回のメインディッシュ、
「小豆島スカイライン」へ!

小豆島スカイラインで寒霞渓へ!
小豆島を走るならば、寒霞渓は外せない。
寒霞渓には東西南北の4方向から、
アクセスすることができます。
今回はその中で最も過酷な西ルート、
「小豆島スカイライン」を登ろう!
という計画だったのであります。
引き続きR26を走っていきますが、
スカイラインの入口にたどり着くまで、
そこまでが既に登り坂。
途中から巨大仏「小豆島大観音」が、
姿を見せてくれました。
淡路島の廃墟大仏とはドえらい違いだ。

ちょっとええ雰囲気のバス停があったり。

海が見渡せる景色があったり、
ヤケに素敵な場所だったなぁ。


さて、いよいよスカイラインの入り口。
ここから厳しい登坂区間の始まりです!

登坂開始!
寒霞渓まで10km!!遠い!

登りのペースはそれぞれ…なんですが、
今回は私の”心のライバル!”である、
クライマーのKさんに着いて、
一緒に登っていくことにしました。

段々と標高が上がってきました。
おお、何やら下のほうが見えるぞ。

おおお、すげー!

「サル出没 通行注意」の標識がありました。
この後、本当に猿の群れに出くわしました。

さて、余裕があったのもこの辺りまで。
徐々に険しい道のりになってきます。
そして黄色い標識が見えますか?
「ここから3.5km上り急勾配走行注意」
さり気なく18%の斜度の図がありますが、
これはあくまで”最大18%”という意味のはず。

しかしながら平均斜度は10%以上。
激坂は苦手なので、もはや地獄絵巻。
ひとりで阿鼻叫喚。
かろうじて撮った写真。
点のように写っている彼方のKさんだ。
(写真がブレブレでわからない)
クライマー、強し!

スカイラインのピークでkaboさんと合流し、
すぐそばにある「四方指展望台」へ寄り道。
さほど期待していなかったんですが、
これが期待を裏切りまくる、
最高の絶景でした!

うっすら見えているのは淡路島か?

こっちが四国だろうか。

あれは高松の辺りかな?

南側から寒霞渓へ登る道かな。
すごいスケールだ。

しばらく「すごいなぁ」と言いながら、
景色を眺めていました。
本当に素晴らしい眺望でした。

本日のピークはこのスカイラインでしたが、
ここにはなんにもないので、
とりあえずロープウェイ山頂駅まで行きます。
3kmほど下った後に、また激坂を登る。
下っている間「せっかく登ったのに勿体ない」と、
誰もが思うに違いない道のり。

ほどなくしてロープウェイ山頂駅、
「寒霞渓」へ到着いたしました。
忘れてはならない記念撮影。

ここまでのドギツイ登りにヘロヘロ。
そういえばボトルも途中でカラになったし、
ここは山頂のオアシスでした。
念願の補給にありつけました。

オリーブソフトクリーム!
干からびた体に糖分が沁みる。
この後、回転焼きも食してやった。

ここにも展望台があります。
確かにめっちゃ良い眺めなんですが、
さっきのを見た後だと、見劣りしちゃうな。

しかし予定よりも時間がかなり押しており、
ここからの道のりは再考せねばなりません。
今回私のわがままもあって、
「坂手港 15:15発の船で帰りたい」。
そうなると時間が全然ありません。
最短ルートの南側へ進もう!
寒霞渓にヤラれたしまった我々が、
この決断に至るまでに、
時間を要することはありませんでした。
帰ろう。すぐに帰ろう!
2人を結ぶジャンボフェリーに!!
帰りもジャンボフェリーで!
寒霞渓から南側、草壁のほうを目指して、
下って行くことになりました。
しばらくは緩い登り基調の道。
まだ登んのかい。

日差しは暑いんですが、
標高が高いからか風がかなり涼しくて、
日陰の多いこの道は、めちゃくちゃ快適。

東の福田方面に抜ける分岐を通りすぎ、
そこからは海まで続くダウンヒルです。
見晴らしのいい場所では、
何度か足を止めたりして、のんびりと。


今から走って行く道が見えます。
小さく走っている姿が見えますか?
あれはkaboさんです。

後続でパンクのハプニングがありましたが、
特に落車などもなく復帰。一安心。

標高が下がってくると、
先ほどの涼しさはなくなってしまい、
青々とした空が憎いほどに暑かった。

そのまま草壁まで一気に駆け下りて、
そして草壁港近くにあるココへ寄り道。
MINORI GELATO
http://minorigelato.com/
小豆島に行くなら絶対に寄りたかったんだ!

もうライドも終盤。
甘いものを食べない手はないですね。
普通にフードメニューも気になるけど。

なんだこのショーケースは!!
ハー!優柔不断なのに決めかねるわ(嬉々

左から、しょうゆ・ミルク・甘夏。
しょうゆはドロっとした醤油のコクに、
甘さが絡まって何とも言えぬ感じ。
香ばしさと甘さが共存していました。
「?」という感じで食べ進めて行くと、
いつの間にかもっと食べたくなってしまう、
不思議な味わいでした。
甘夏はシュっとした柑橘と甘さ。
後に残る香りが最高だったけど、
しょうゆとはちょっと合わなかったかな。
ミルクも言わずもがな、うまかった。

ジェラートに満足した僕らは、
もう後は帰るだけでございます。
坂手港へ向けて再スタート!
そして最後の最後にもう一発。
「佃煮ソフトクリーム」で締め!!
これは佃煮のソフトクリームだった(語彙力の限界

その後、無事にジャンボフェリーに乗船。
予定通り、15時15分の船に乗りました。
船内にお風呂があるので、
そこで綺麗さっぱりいたしました。
風呂の後はうどんを食べまして、
復路の「うどんの儀式」も無事に終了。
神戸港には19時前に到着。

そのまま三宮駅まで走り、
そこから輪行をして帰りました。

走行距離で言うと70kmちょっと。
ぜんぜん距離は走ってないですが、
めちゃくちゃ濃密なライドになりました!
またどっか行きましょう!!
また何か食べに行きましょう!
おわりに
ロードバイクで島を走ったのは二度目。
前回も今回も小豆島一周「マメイチ」は、
達成できずに帰っております。無念。
上のエントリーにも書いてますが、
大学生のときにやってた軽音楽部の、
夏の合宿地が、この小豆島でした。
そのときに見ていた景色と、
自転車で見る景色が全く違っているのも、
楽しみの1つでもあります。
なんであれ、思い出の地に行けるというのは、
感慨深いものがあります。
また絶対に走りに行かねば。
次はマメイチ達成しに行かないとね!
今回はなかなか一緒に走る機会のない、
そういう人たちが集まったこともあり、
いつもと違う楽しさがあった気がします。
今回はdaiconプレゼンツでお送りしました。
楽しい企画をありがとうございました。
早く不摂生を改めて健康優良児にね。
今回の奇跡
距離:73.34 km
タイム:3:32:47
平均速度:20.7 kph
高度上昇:1,427 m
滞在時間に対して、
この実走時間の少なさよw
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