【シューズとクランクの干渉問題】ペダルエクステンダーを使ってQファクターを広くしてみました!!

はじめに

いかんとも、しがたい。

愛用の自転車用のシューズが、
クランクと干渉していたようで、
かなり傷んでしまいました。
とても悲しい。

このままではイケナイ!
シューズが何個あっても足りない!
クランクがどんどんボロボロになる!

早急に対策を講じたのであります。

 

原因を考える

一体、なぜこんなことになっているのか。
真面目に考えてみました。
と言っても、原因なんてこれしかない!

  1. 使っている機材の問題
  2. ペダリングが悪い!(がに股)

 

機材の問題なのか?

まず使っている機材から見てみる。

ペダルはスピードプレイ。
クランクはROTOR 2INPOWER。

【SPD-SLからSPEEDPLAY ZEROへ!】ビンディングペダルをスピードプレイにしてみました!(インストール編)

2019/12/22

念願のパワーメーター内臓クランク導入!「ROTOR 2INPOWER」を購入しました!!

2018/04/25

前にシマノのペダルを使っていた時は、
そこまでの干渉はなかったのですが、
前に使っていたペダルはDURAのロングタイプ

ペダル軸が少し長めのもので、
今よりもQファクターが数mm広いのです。

【O脚だからQファクターを広げてみる!】SHIMANO SPD-SLペダル「DURA-ACE PD-9000 (4mm)」ロングタイプ購入!

2017/07/07

この数mmのQファクターの違いと、
SPEEDPLAYのフローティングの広さが、
原因になっている可能性が高いですね。

いや、もうこれが原因だろ。

 

脚が曲がっちゃってるからもう…

これは原因というかなんというか、
私の身体の構造的な問題点が…。

私は「O脚」で「がに股」なのです。
どうしても足先は外に向くのです。
だからQファクターは広く取りたい!

この脚とどう折り合いをつけるか、
というのが課題です。

ちなみに「Qファクター」とは?

Qファクターとは「左右ペダル間の距離」のことを言います。よく「Qファクターが大きい(または小さい)」とか言われますが、Qファクターが大きいというのは、その距離感が広いことで、狭いことを小さいと言ったりします。

「Qファクターは小さいほうが良い」というのが定説だったと思うんですが、最近プロのスプリンターで、Qファクターを大きく取るために、間にスペーサーを入れたりする選手がいたりして、「Qファクターは狭いのが正義!」という常識も過去のものになりつつあると、私は勝手に感じ取っています。感受性の塊だから。

ペダルだけではなくて使うクランクによっても微妙に違ったりするので、こんなものを厳密に「おれは~mmだ!」なんてことを考える必要もないとは思っていますが、どうなんでしょうね?(とにかく自信がない)

 

解決法を考える

これはもう原因と思われるものを
潰していくしかありません。

僅かな脳みそで考えたのがこの4つ。
いや、考えるまでもなかった。

  1. SPEEDPLAYの軸を替える
  2. ペダルスペーサーを使う
  3. ペダルエクステンダーを使う
  4. フローティングを絞る

 

2つはボツ案!

まず「ペダル軸を延ばせばいいじゃない!」
という考えに至りました。
軸を伸ばせばQファクターは広がる!
夢も広がる!

スピードプレイは軸だけ交換できるし、
長い軸があれば解決♪と思ったんですが、
そんなものは存在しませんでした!
(逆にチタン軸で3mmほど短いのはある)


「ペダルスペーサー」というのは、
ちょっと太めのワッシャーみたいなモノ。

1~2mmほどのスペーサーを挟み、
Qファクターを広げるという力技です。

ただこの方法だと広げられる距離も短い。
だからと言って、5mm分も挟んでしまえば、
ペダルの固定力に影響するに違いない為、
どうにも効果的に思えないのです。

両方ともボツ!!

 

ペダルエクステンダーを使う!

「ペダルエクステンダー」というのは、
名の通り、ペダル軸を延長させるツール。

しかも20mmの延長になるため、
ペダルスペーサーみたいな細かさはなく、
「数mmの調整なんかクソくらえ」と、
言わんばかりのやり口なのであります。

正直なところ、
2mmなんかの調整幅は小さすぎると思う。

しかし、だ。
いきなり20mmというのもどうだろう。
あまりにも極端ではないのか。
なぜ良い塩梅のものはないのだろうか。

そうは言っても、
やってみないことには分からない!
人は試してガッテンする生き物なのだ!!

ペダルエクステンダーをやるしかない!

 

ペダルエクステンダーを使ってみる

前置きの長さに辟易してますが、
ここからが本題でございますよ。

思い立ったが吉日ということで、
すぐにビシっと注文してやりました。

amazonで安価なものがありました。

PQZATX マウンテンロード自転車ペダルロックエクステンションシャフトペダルエクステンションエクステンションスチールシャフトペダルエクステンダー、MTB自転車ペダル用
PQZATX

この無機質な感じ、どうですか。

ペダル軸を20mm延長できるという、
もうこれほどの力技は他に知りません。

クランクとペダルの間に挟む感じで、
これを装着するのでございますよ。

普段はこういう感じですね?

これがズバっとこうなるわけです。

もうせっかくなので、
本音を隠さずに言いたい。

めちゃくちゃダサい。

チュッパチャップス感UP!

いきなり20mmはどうかと思って、
クリートの横位置を一番狭くなるように調整。
これで実感としては15mm差くらいに収まるはず。

試しに右足側にだけつけてみました。

左足はエクステンダーなし。

右足はエクステンダーを装着。
クランクとのクリアランスが広い!

 

使ってみた結果!

数日間付けて使用していましたが、
ペダリングは思ったよりも大きく変わらず、
干渉を気にせずペダリングできるので、
自由度は上がったような気がしました。

これは使えていない筋肉も使える!?
…なんて思っていたんですが、
使っていると徐々に違和感が出てきました。

そして数日後・・・

【悲報】膝が痛くなりました。

20mmエクステンダー、
やっぱりちょっと違うかったようでした。

 

エクステンダー再び!

こんなことで諦める私ではない!

しつこくネット徘徊をしていると、
16mmのエクステンダーを発見!!!

この4mmこそ、私を救う距離!

早速、購入したのであります。

amazonでも売っていますが、
販売価格が恐ろしく高かったので、
私はアリで入手しました(それでも高かった!)
届くまでとても長く待ちましたよ…

自転車の空気入れ ロングシャフトコア、マウンテンロード自転車のロックペダル拡張、クランクエクステンダー、ペダル拡張子拡張子を持つ16/20ミリメートルアルミ合金ペダル カテーテルの潤滑 (Color : Black, Size : 16mm)
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届いたのがこれ。

箱バッキバキやないけ!!!

軽量パーツが作っているだけあって、
やたらに軽く作られていました。

とても良い感じです。
前回の”鉄の塊感”は全くないぞ。
軽量は正義だ。

前回同様に付けてみました。

二度目ともなると、
もはやペダルエクステンデスト(謎

また使ってみた結果!

しかしどうだろう。
それほど効果があると思えないというか、
なんと言ったらいいのか、
あの感覚が再びよみがえってきました。

【悲報】20mmと大差ないやんけ!

あんまり変わらないよね。
この4mmの差って、あんまり要らんよね。

エクステンダー向いてないよね。
もう要らないよね。
バッキバキの箱に戻したよね。

結論。
「Qファクターは無理に広げなくて良い」

よっぽどのことがない限り、
おそらくペダルの調整域で何とかなる。
なんかそんな気がしました。

また一つ新たな経験をいたしました。
Difficult to Cure!(I Extender♪)

 

解決編!?

ちなみに今回の事の発端でもある、
「シューズ干渉事案」につきましては、
一応の解決をみております。

前述の解決策の一つにも挙げていた、
「フローティングを絞る」というもの。
それを講じたのでございます。

スピードプレイのフローティングは、
細かく調整ができるんですね。

クリート側で左右の遊びを、
それぞれ調整できるようになっているんです。

要はかかとが外側に出る側の遊び、
かかとが内側に入るほうの遊び、
それぞれの調整が可能なんです。

今回は内側に入りすぎることで、
クランクへの干渉が起きているので、
内側のネジをギュギュっと締めまして、
その可動域を少し狭くしたのです。

「フローティング域を狭くするのは、
スピードプレイの良さを削ることになる」

と声高らかに言っていたのですが、
少し狭くする程度では何の影響もなく
結果、クランクとの干渉もなくなり、
まるっとスリっとゴリっと解決しました。

なぜすぐに着手できるこれを後回しに!?
最初からこれをイジっていれば良かったのだ。
自分のアホさ加減に号泣して涙で溺死。

今回のQファクター事件は、
悲しい幕引きを迎えたのでありました。
哀愁と共にご報告申し上げます。

おしまい

 

おわりに

ペダルエクステンダーはツワモノでした。
簡単に手を出してはいけない。

ただもっと有効に使える場面はあるだろうし、
うまく使えばもっと役に立つだろうけど、
今回はちょっと違ったな…

たったそれだけのことだったのですが、
なぜ二つも買ってしまったのか。
さすがに無駄な出費だった気がしてる。

導入をお考えの方は、
もう一度よくご検討を!!!


あとスピードプレイの調整のしやすさ。

今回のように横軸だけイジりたいときとか、
フローティング幅の細かい調整も、
やっぱりめちゃくちゃ便利ですね。

ひざに痛みが出やすいとか、
O脚だとかそういう人にも、
オススメできるペダルシステムですね。

最後に。
今回のペダルエクステンダーですが、
もし欲しいよ!っていう方がいたら、
わたくしにご連絡をください。
よきにはからいます!

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