この記事のもくじ
はじめに~SPD-SLから乗り換え
ロードバイクに乗り始めるとともに、
「ビンディング」という存在に出会いました。
最初はSPDを使っていましたが、
そこからSPD-SLに換えてみると、
その踏み心地にハマってしまいました。
そのうちペダルはULTEGRAになり、
そしてQファクターを広げるために、
DURA-ACEのロングタイプへ。
特に大きな不満はなかったんですが、
最近よく感じたコレが、
乗り換えの引き金になりました。
クリートがキャッチできねえ!
年々衰えていく身体。
信号からの立ち上がりでハマらない。
時に強打してしまう股間。
股間悶絶。ちょちょぎれる涙。
失われる尊厳。八つ当たりされるペダル。
お前をスピードプレイにしてやろうか!
きっかけなんて、些細なもんです。
気になるスピードプレイの特徴
実は購入を迷っているときに、
スピードプレイユーザーである、
kazuさんに相談を持ちかけまして、
根掘り葉掘り聞いたのです。
良く分からなかった疑問点など、
受け売り全開で書いてみよう。
Speedplayとはなんぞや?
SHIMANOとは違った着脱システムで、
ペダル本体をクリートで包むような、
従来とは逆転の発想からなるシステム。
ペダルは両面キャッチなので、
立ち上がりの着脱も楽チン。
固定位置やフローティングの調整幅も広く、
それ故に「膝に優しい」と言われてますね。
またウォーカブルクリートが採用されて、
クリートにカバーが付いた状態のまま、
ペダルに着脱が可能というのも特徴!
どや!
ペダル(クリート)の種類は?
大きく分けると4種類。
- ZERO=オンロード向け
- PAVE=グラベル向け
- ULTRA LIGHT ACTION=オンロード初心者向け?
- SYZR=オフロード向け
ロードバイクで走る分には、
ZEROが定番で間違いないでしょう。
ZEROとLIGHT ACTIONには、
それぞれ3種類のシャフトがラインナップ。
「クロモリ・ステンレス・チタン」の3つ。
プロチームへの供給はステンレス…
クロモリはベアリングも廉価版…
という情報も見かけましたが、
どっちも情報源を探せなかった・・・。
まあ色展開から見ても、
ステンレスがベーシックモデルだろうな。
SPD-SLとの違いは?
肝心のSPD-SLとの違いですが、
前述の部分も含めて挙げてみると、
こんな感じになるでしょうか・・・
- 両面ともキャッチできる
- 調整幅が広い
- 歩きやすい(クリートカバー常時着用)
- スタックハイトが短い
前述の通りなんですが、
両面キャッチができて調整幅も広くて、
歩けるカバーを装着したまま運用できる。
完璧やん!
具体的なマイナスイメージもありました。
これについても疑問をぶつけてみると、
こんな感じの回答を頂きました。
- 簡単なメンテは必要?
後のほうでも触れますが、
ペダルは3,000km程度で注油が必要で、
クリートも時々ルブを付けたほうが良い。
簡易なメンテは必要らしい。
- クリート is 高い?
クリートはちょっと高い。
最近は非純正のものとかもあるし、
そんなに頻繁に変えることもないので、
それほどデメリットとも言えないかも!?
- 稀に急にクリート潰れる?
「急にクリート側が破損した!」
という話は聞いたことがありますが、
劣化して破損するのは、Cリング。
そのパーツだけ予備を持っておけば、
走行不能に陥ることはないはず!
- クリートカバー外れがち?
クリートカバーは外れることがある。
社外製のほうが外れにくい説もあり。
これは人によって言うことも違ったので、
自分で運用しないと分かんないな・・・
個人的には調整幅の広さと、
両面キャッチできるのは本当に魅力的。
後は使ってみないとわからない部分もある。
スピードプレイ待ったなし!
PBKで購入しました!
今回、またまたガイツーで購入しました。
Speedplayにもいくつか種類がありますが、
今回購入したのはロード向きの「ZERO」。
ウォーカブルクリートのセットで、
ステンレスシャフトのものを選びました。
購入時の価格はこれでした。
国内価格を考えると、これでも結構安い。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-500x245.png)
全然関係ないんですけど、
PBKにお友達紹介コードってのがあるので、
まだ使ったことない人、使ってみてください。
↑これが書きたかっただけ。
取り付けてみました
まずは開封だ
さて、ようやく取り付けの話になります。
PBKで注文して、2週間くらいで到着。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7951-500x333.jpg)
早速、開封してみました。
今回はブラックを選択。
kazuさん曰はく「カラーモデルは汚れも目立つし、
すぐに薄汚れたチュッパチャップスになる」。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7952-500x333.jpg)
この少し無骨な感じの独特な外観。
かっこいいチュッパチャップス。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7953-500x333.jpg)
まず思ったのがシャフト軸の部分。
あ、アーレンキーで回せないのね?
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7957-500x333.jpg)
デュラペダルと並べてみると、
こんな感じの比較になりました。
デュラはロングタイプなので、
少し軸(中心まで)が長いのはそのため。
ペダル部分が本当に小さい。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7958-500x333.jpg)
他の付属品は、クリートセットとスペーサー、
ボルトも数種類あって・・・
海外版は日本語マニュアルもないので、
ちょっとこれはどないしたものか。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7956-500x333.jpg)
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7954-500x333.jpg)
しかし、案ずることなかれ!
公式サイトで日本語マニュアル公開されてます!
これを見ながらインストールしていきます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/SP0111_Zero-InstrBook-e1576628077353-500x503.png)
取り付けてみた!
ペダルは着けるだけなんで簡単ですが、
クリートはちょいとややこしい。
クリートセットには、
こんなけ細かいパーツが入っております。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/0001-500x223.png)
・・・と言っても、
整理していけば全くややこしくはないです。
とりあえず取り付け作業を進めていきます。
ロード用の3穴タイプのシューズに、
クリートを取り付けて行きます。
イメージとしてはこんな感じ。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/ae46b1f460ee46f789c27b264a6cb421-500x274.png)
はい、シューズも準備OK。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7965-500x333.jpg)
3穴シューズにクリートをつけるため、
ベースプレートを取り付けます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7967-500x333.jpg)
このベースプレートの注意点は、
ソールと隙間が開いていてはいけないところ。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/0002-500x70.png)
もしうまく密着していないようであれば、
付属のスペーサーで調整をします。
今回GIROのシューズだと、
隙間が空いてしまっていたので、
厚めのスペーサーに交換しました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7968-500x333.jpg)
スペーサーで間が埋まってますね。
隙間なくピタっとすれば問題なしです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7969-500x333.jpg)
ここで初めて取り付けるんですが、
クリートの上下位置はこのパーツで決めるので、
ある程度、自分のクリート位置を想定して、
最初に取り付けると良いかも。
(もちろん最後に微調整必要ですけどね)
ここで使う5mmのボルトは二種類。
銀が長いやつ、黒が短いやつです。
固定に影響しなさそうだったので、
今回は黒を使いました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7972-500x333.jpg)
次に取り付けるのがクリート本体。
ちゃんと右左が決まっているので、
間違いないようにしましょう。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7971-500x333.jpg)
これがペダルと固定する機構のある、
クリートの本体になります。
先ほどのベースプレートに、
4本のプラスネジで固定します。
写真を見ていただくと分かる通り、
クリートの左右幅を調整するのは、
このネジの部分なんですね。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7973-500x333.jpg)
フローティングの調整は、
クリート外側にあるネジで調整できます。
クリートを中心点として、
どっち側かに回るほうだけキツくしたり…と、
細かく調整できるのが凄いです。
ぼくはほぼデフォルトで使い始めました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7975-500x333.jpg)
さて、しっかりと取り付けが出来たら、
ここで初めてペダルに嵌めてみるんですが、
スピードペダルの難所が訪れます。
初回、嵌めるのめっちゃ硬いやん!
脅威の硬さです。
君ら桃園の誓いでもしてきたのかな、
って思うほどの義理堅さ。
ローラー台の上では無理だったので、
ペダルを取って、下に置いて踏んで嵌める。
軸にアーレンキーを指して、
そっちのもう片方の脚で固定。
床でガチガチと着脱を繰り返します。
固定する部分に当たりが付いてくるようで、
20回くらい繰り返すと、かなり変わってきます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7978-500x333.jpg)
ペダルに嵌るようになったら、
今度はクリート位置の調整ですね。
前述しているベースプレート(縦位置)と、
クリートの固定ネジ(横位置)で、
位置を調整していきます。
この位置調整めっちゃええやん…
全部終わったら、
ウォーカブルなクリートカバーを装着!
これでようやく取り付け完了です!
ヒャッハー!
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2019/12/DSCF7976-500x333.jpg)
おわりに
今回はインストール編ということで、
本当に長々と書いてしまいました。
よく仕組みも分からず導入しましたが、
取り付ける作業の中で、
スピードプレイの着脱の構造とか、
位置調整の仕組みも分かりましたね。
良かった良かった。
「実走した感想編」はまた来年になります。
ご期待乞いません!
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