絶品・角煮うどんを攻略せよ!ジャンボフェリーで香川・高松へうどん暴れ喰いライド!!

はじめに

何気なく生活をしていると、ふとしたときに無性に食べたくなってくるのが「讃岐うどん」だ。一度食べたくなると、あの強いコシがしばらく頭から離れない。胸騒ぎのコシつき。

その欲望を力ずくで一気に解決しようという乱暴な企画がある。それが「うどん暴れ食いライド」だ。

「うどんを食べる」のを主たる目的としているため、それを巡る手段はどうでもいい。しかし適度にうどんを消化していくには自転車が最適だろう。今までロードバイク、折りたたみ自転車、レンタサイクルと、いろんなパターンで楽しんできたが、最適解はない。どれにもそれぞれの素敵なうどんライドがあった。

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この「うどんライド」、実は奥が深い。

うどん屋のチョイスはもちろんのこと、時間に制限がある中、オープン時間も違ううどん屋たちをどう巡り回るのかは、計画の上で一番頭を抱えるところである。

今回の計画の発端は、ねれいどさんとの間にあった。先日「超グルメライド」で福井へ一緒に旅をした際に、このうどんライドを決行する流れになった経緯がある。彼は讃岐うどん事情にも明るい。眩しいくらいに明るい。

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うどんライドを開催するにあたって、グルメライド企画に定評のある彼の力を頼らないわけにはいかない。いや、はっきりと言ってしまうと、丸投げである。ここぞとばかりに全て丸投げだ。

そんな丸投げうどんライドに参加したのは、この人たちだ。

  • ねれいどさん(味皇)
  • マムートンさん(狂気の胃袋)
  • kaboさん(普通の胃袋)
  • DARUMA(キャベジン服用)

平日に行くのを良いことに、土日には時間の取れないマムートンさん、そして同じく多忙を極めるkaboさんとも同行できることが叶った。

加えてどうでも良いことだが、私の体調は数日間の寝不足により不調であった。

大丈夫なのか、うどんライド!?

神戸からジャンボフェリーで!

大阪から高松へ行くには神戸からのジャンボフェリーが便利だ。うどんライドをするなら、ほぼこれ一択と言っても良い。

自宅最寄り駅から三宮まで輪行。三宮からジャンボフェリーの乗り場まで1kmほど自走。

最近、新造船が導入されたジャンボフェリー。いつの間にやらネット上でチケットが購入できるようになっており、非常に便利に使えるようになっていた。少し前まで電話で個室予約をしていたのに…。

ネット予約していれば、事前の乗船手続きも不要で便利すぎた。

https://ferry.co.jp/

神戸から25時発の深夜便に乗って、高松へ。

往路はいつもと同じ「りつりん2」だった。

以前の雑魚寝席の一部は有料シートになっていた。窓側の席を予約したせいで、夜通し寒い思いをしてしまった。この船には乗るたびにヤラれている。

噂の新造船「あおい」は復路に堪能できたので、それは後で触れることにする。

高松へ到着したのは5時半ごろ。大きい荷物はコインロッカーに入れて、準備は完了。

マムートンさんはGIANTのグレートジャーニー号、ねれいどさんはブロンプトン、私はLYNSKEYのロードバイク。

そしてkaboさんはOPENのオールロード。

奇しくもみんなの自転車の統一感が乏しくて良い。

うどんライドのスタートだ!

1軒目「こがね製麺所 高松鬼無店」

まだ暗い中を出発して、高松の街を駆ける。

高松港から西へ向かって10km弱。

6時すぎに開店しているお店ということで、1軒目はチェーン店の「こがね製麺所」。

朝6時過ぎとは思えない天ぷらの充実加減。

ここは「かけうどん」などシンプルな一品を…

いや、朝から変化球だ。計画の上でも朝イチは時間に余裕があるので、滅多に注文しない「釜たま」を注文した。

うまいやんけ・・・

チェーン店でもこのクオリティとは驚き。

朝一番に食べるお店は迷いどころ。

定番で「うどんバカ一代」ばかり行きがちだが、たまには違うところへ行きたくなるだろう。そういうときにはオススメだ。

そう書いておいてなんだが、純粋にうどんを比べるとバカ一代のほうが好きだ。

2軒目「手打ちうどん 古奈や」

そこから良く分からない細い道を走ったりしながら、次の店へと向かう。

正直、丸投げしすぎて現在地も分からなかったが、香東川を越えるところで自分の記憶にある道と一致した。

2軒目は7時開店の「古奈や」。

以前、kazuさんとマムートンさんと訪れてから二度目だ。

ちなみに先ほどの店から5kmほど移動距離。序盤から消化が心配になる。

オーソドックスなメニューの中に、「ひやかけ」もあった。

勝手に夏のイメージがあったが、年中あるものなのか。

寒かったので「かけ」にして、名物の大きい揚げをトッピング。

麺をすくい上げて写真を撮った者が言うのもなんだが、このお店のうどんは出汁がうまい。

ズズズ…と出汁を飲んで「あーうまい。」。これだけで少し幸せになれる。

2回も訪問しておきながら、同じメニューを食べていたことに気が付いた。

次回はぜひ「ひや」を頂きたい所存。

3軒目「讃岐うどん 空海房」

再び駆け出す。

次の目的地は10km先ということだが、それだけの運動量でどれだけ消化できるのか。もっと運動をさせてくれ!

先ほど渡った香東川に沿って走る。

この風景に既視感があったが、過去のログを探ると土器川と勘違いをしていたようだ。高松の風景は何故か覚えられない。

3軒目に訪れたのは「空海房」。

師範ねれいど氏によると、ここの推しは「鶏天」らしい。

もはや師範に対して右に倣え状態の我々は、言われるがままに「釜あげとり天」を注文。

しかし右に倣ったことを後悔させるほどのボリュームに少しだけ泣いた。

鶏天と言えば「はりや」のイメージが強くあったが、それと比べるとあっさりしていて食べやすい。

「おや?これはイケるぞ。」

うどんのコシも柔めだったのが、なかなかの良いバランスに。最初に見た時の印象も杞憂に終わり、普通にペロリと完食してしまった。

うどん屋さん以外にも色々と経営されているようで、隣に「うどんベーカリー」のお店が併設されていた。ぺもぺもさんなら食いつく事案に違いない。

4軒目「うどんの田」

次なる目的地は7kmほど先。ペペーっと走ってたどり着いたのが、「うどんの田」。

実は今回の計画はこのお店を中心に組み立てられており、開店前にここにたどり着くのが何より重要だったのである。

まだひっそりとしている。

それもそのはず、開店45分前なのだ。

「45分も待つん!?」などという感情はない。ここに至るまでが割とハイペースだったため、むしろゆっくりしたい。あわよくば昼寝したいくらいの仕上がり。

しかし10分くらい経つと、後ろに並ぶ人が出てきた。思っていた以上に人気のようだ。

開店する頃には10人を越える列ができており、その盛況ぶりに驚いた。

入店と同時に叫ばれたのは、食数限定メニューのお知らせだった。

「今日は角煮、8食でーす!」

何を隠そう、この「角煮うどん」を食べるべく開店前から並んで待っていたのである!

この日は開店後に即売り切れ。

まさか8食しかないとは…なんてことを言いながら会計をするときになって、もう一つ驚かされた。

「角煮の小、450円です。」

価格設定どないなってんねん。

そんな「角煮うどん」がこちら。

見た目のインパクトはもちろんだが、それ以上に食べたときの驚きを禁じ得ない。

パンチ力のある角煮。そしてコシのあるうどん。少し濃いめの出汁。

なるほど人気があるのも赤べこくらい無限に頷ける逸品だった。

このわずか8食の角煮を堪能できるなんて…味皇ねれいど氏のプランには脱帽せざるを得ない。さすがだよ、ねれっち!

ただ角煮がなかったとしても、ここのうどんは食べに来たいと思わせる絶品具合。いずれ再訪することを誓って店を後にした。

5軒目「おうどん 瀬戸晴れ」

もう食べられない。

しかし次の移動距離は15kmもある。自身の虚弱胃腸がフル稼働してくれることだけを祈って次の店へ向かった。

途中で「屋島」に登る道を横切った。

この先は「屋島スカイウェイ」という元有料道路が続いているらしく、自転車で登ることもできるらしい。

何度も高松に来ているのに、来るたびにうどんばかり食べていて、まともな「サイクリング」をしたことがないことに気が付いた。一度、ちゃんと走りに訪れないといけないな・・・

往路の船内でファーストうどんをしたのがいけなかったのか、先に胃袋が限界に達したkaboさんが離脱してカフェへ。残る三人で今回最後のうどん屋へやってきた。

「瀬戸晴れ」は、先ほどの「うどんの田」と共に気になっていたお店の一つ。

11時15分くらいに着いたが、少し早めのランチ目当ての客で列を成していた。

しかしオペレーションがしっかりしているので、回転は早かった。

「地えびのかきあげ」だと!?めちゃくちゃ食べたいけど、胃袋がそれを許してくれそうにないんだ・・・。

今回ラストのうどんは「ひやかけ」にした。

同じひやかけを目の前にしたマムートンさんが放った「美しい!」という言葉。それ以上の言葉は見つからない。

このうどんは口に入れると今までにない食感を味わせてくれた。

噛みはじめは柔らかい印象だが、芯に近づくとコシがありモチっとしている。なんだこれ、めちゃくちゃうまい。独特な、にゅるもちうどん。

そして無理だと諦めていた「地えびのかきあげ」。他の二人が頼んでいたのを少し分けてくれるという幸せのおすそ分けを頂いた。

ああ、最高に香ばしくてうどんにベストマッチやんけ。

今までのうどんライドでは、あまり東のほうには行ったことがなかったが、これほどの名店があるなら考えを改めないといけない・・・

このお店で〆を迎えられて最高だった。

コーヒーブレイク「RANACOFFEE」

「瀬戸晴れ」の近くにあるコーヒショップでkaboさんと合流した。

あいにく店内撮影禁止だったが、コーヒーはもちろんのことスイーツも美味だったらしく(私は食べておまへん)、ここもまた良いお店だった。

至極美味しそうなコーヒーゼリー。頼む勇気(胃袋)がなかった。

新船「あおい」で神戸へ

大食漢たちによる「もう一軒行く?」というクレイジージョークを無視しながら、フェリー乗り場へと向かう。

もはや前傾の乗車姿勢すら苦しくて、立ちこぎせざるを得ない腹具合。

ジャンボフェリー乗り場へ到着。

序盤に書いていた「新船あおい」と念願の初対面だ。

乗船はいつもの通り。

ワクワクするような新しい駐輪スペースがあるのかと思ったけど、ここはいにしえより伝わるスタイルだった。

しかし船内へ乗り込むと、そこは別世界。

ありきたりかもしれないが、まるでホテルのようだ。

自転車を輪行袋に入れなくても、船内へ持って入れるスペース「サイクルピット」(要予約)

この船でも往路と同じくプレミアシート「のびのび席(一般)」を購入していた。

プレミアシートは専用区画になっていることもあり、静かでとても快適だった。しかもこのシート床暖房が付いているので、寒い思いをしなくて済む。

プレミアシート専用施設には、足湯や展望風呂も含まれる。

通常の自由席利用で、このお風呂と足湯を入るチケットを買うと400円。のびのび席の有料シートを買うと500円だが、プレミアシート専用施設が無料で使える。どう考えても後者のほうがお得。

しばらく足湯に浸かりながら、流れる景色を見ていた。

ただ「うどんを食べただけ」の一日だったけど、楽しかった。

他にもうどん以外にもジェラートやコーヒーが楽しめる。

小豆島を走るときには絶対に立ち寄る「Minori Gelato」。そこのプロデュースのジェラートが船内でも味わえる。

最高すぎるやろ。

高松にある「トイ珈琲」で焙煎されたセルフコーヒーは100円で購入できる。

ジャンボフェリーの本気がすごい。有料席の種類も様々あるので、乗船する際には一度公式ページで確認するのをオススメしたい。

https://ferry.co.jp/home/ship/aoi/

あまりのことに高揚しすぎて良く分からないお土産を買いかけたが、なんとか理性が働いた。

しかし家に帰ってこの写真を見返すと「あれは買わねばならぬものだった」と感じた。みなさんも後悔はしないように検討してほしい。

復路はこんな感じで船内も楽しみながら神戸まで。往路と同じく三宮からは電車で輪行して帰宅した。

船旅も楽しめた充実のうどんライドとなった。

おわりに

久しぶりの「うどん暴れ食いライド」は大満足で終えられました!

今回、共ににうどんを食べた仲間たちにあらためて感謝を!
そして秀逸な計画を練ってくれたねれいど氏には重ねて多謝!

ただ体調が万全でない状態で暴食’n’暴食をしたせいか、この後しばらく体調が復調して来ずに、ズルズルと不調を引きずってしまいました。
「中年の回復力の遅さを見くびっていた」という、良く分からない反省が残ったのでした。

今回のうどんライドで「もう暴れ食わなくても良い」という気持ちも芽生えました。
次に行くならちょっと遠方の店を3店舗くらい回るような、そういう大人のアダルト・オリエンテッド・ウドンライド(A.O.R.)を展開したいと心に誓ったのでした。

よーし、次もねれさんにお願いするか~(鬼畜)

今回の軌跡

距離:54.07 km
タイム:2:37:43
平均速度:20.6 kph
総上昇量:214 m

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