【リベンジ伊勢ライド】大阪から伊勢をめざせ!絶品「焼鳥」と「赤福氷」を目指して走る片道グルメライドへ!!

はじめに

大阪発での「ベタなライド」っていうのは、
いくつかあると思っているんですが、
今回はその一つ「伊勢ライド」に行ってまいりました!

lovelybeerさんとななしきさんと三人で、
前々から「どこか走りに行こう!」という、
曖昧な約束だけをしていたのが、7月20日。

北へ行こうか?それとも南か!?

ただ肝心の天気予報が、完全に梅雨模様。
これは事前に計画を練るというよりか、
「晴れた方角に走りに行こう」という感じで、
ギリギリまで天気予報を見守ることにしました。

しかし肝心の天気予報はずっと雨マーク。
ぼくらも半分あきらめかけていたんですが、
まさかの前日に天気予報が好転!

この前日予報では、
南のほうが魅力的な降水確率だったため、
いくつかあったライド案の中から、
「行き先は伊勢だ!」という形になりました。

 

伊勢ライドはリベンジ案件

さて、重ねて個人的な話になりますが、
伊勢ライドには特別な思いがありました。

数年前の真冬のこと。
ぼくらは寒波の襲来と共に伊勢を目指しました。
しかし行く手を阻んでいたのは積雪と凍結。
道中、如何ともしがたい状況に陥りまして、
その時は無念のDNFとなってしまいました。

以来、いつかリベンジしようと決めていたのです。

そう、この時のメンバーである、
ななしきさんとマムートンさんと3人でいつか…!

氷点下を走る!大阪から伊勢へ向かって走る大寒波ライド!

2017/01/17

これ以降、伊勢ライドは頻繁に計画されましたが、
ことごとく都合が合わず実現せず。
まぁ今回は揃わなくても、仕方ないかな!?
(マムさん、ごめんよ!)

そんなこんなで、
PBPを控えた鉄人ななしきおじさんと、
伊勢ライドの経験も豊富な豪脚lovelybeerさん、
そして凡人DARUMAで伊勢へ行ってまいりました!

 

富田林に集合だ!

「朝6時に富田林のすき家集合な!」

前日に雑に決められた待ち合わせ。
寝る前にチェックしたら距離は20kmほど。
すき家で朝ごはん食べたいので、
1時間半ほど前に家を出発しました。

今里筋をググンっと南下することにして、
ひたすら走っていきます。

R176に比べても信号地獄はマシだし、
アップダウンも少ないし意外と走りやすい…
って朝4時台やけど。

とりあえずは大和川を目指して走ります。

ちょっとずつ陽も登ってきました。

途中でちょっと迷ってしまいましたが、
無事に大和川沿いの道へ。

このまま川沿いを柏原方面へ走ります。

前方の山々に雲がかかっていて幻想的。
たまにしか走らない大和川は新鮮だなぁ。

山にもつれてた雲がほどけてきた。
もうちょっとで柏原かな?

柏原から橋を渡って石川沿いへ道を変えます。

ここでGarminを見て大きな間違いに気がつく。

あれ?ここでもう20km走ってるぞ!?
ここから富田林まで、まだかなり距離はあるはず!

富田林までは確実に20kmでは済まない!!

これはやってもた・・・
距離を勘違いしていたせいで、
遅刻との戦いがスタートしたのである。
(なぜ出発前に気づかないんだ!)

石川沿いはほとんど走ったことがなかったけど、
昨晩の雨で水たまりがたくさんありそうな気がして、
上の一般道のほうを走ることにしました。

あら、工事中ですか?

しかし遠い。
富田林が思っていたよりも遠い!

わたしの希少な知り合いの中に、
この辺りから北摂に自走する人がいますが、
その方の強靭さを思い知りました。

必死のパッチの甲斐があり、
なんとかギリギリ時間内に到着。
20kmじゃなくて30kmやったやん!!

ご飯を食べる時間はないかな?と思いましたが、
lovelybeerさんも私と同じくミスをされていて、
ちょっと遅刻気味なのを良い事に朝食タイム。
初のまぜのっけ、完食。

さて、ここからが本番ですぞ!

 

竹内街道から伊勢本街道へ!

富田林から太子町のほうへ東進。
いや、ここから伊勢まではひたすら東進だ!

道はR166の竹内街道へ。
序盤に竹内峠を越える必要があります。
徐々に景色も変わって勾配を帯びてきます。

レストハウスの横を抜けていきます。
走ったことのある道なのに、恐ろしく記憶がない…

最初の難所、竹内峠を越えて奈良県へ!

ここからしばらくは市街地の抜ける道のり。
遠くに見える山々、あれを越えて伊勢へ行くんだ…

R166からR168へ入ってひたすら進みます。
しばらくは少し走りにくい道のりですね。

大通りを避けつつも、まっすぐ進む道をチョイス。
大和高田市を文字通りに横断していきました。

途中でR165へ合流したものの、すぐに脇道へ。
今となっては、このままR165を走ったほうが、
道のり的には楽だったなぁと振り返ったりして…

途中のコンビニで休憩です。
伊勢街道に入ってしまうと補給できるところも、
道の駅くらいしかない(時間的に空いてない)ので、
それまでにしっかりと補給せねばなりません。

この辺りは桜井の住宅地だったようで、
その地域を抜けて東へ。

そして道はふたたびR168へ。
徐々に勾配も出てまいりました。
いよいよ女寄峠の入口か?

前回はこの辺りでマムさんが痛恨のパンク。
そんな記憶しかない峠でしたが…きつい。

真っ直ぐに登る坂道って、イヤですよね。

トンネルとの分岐を左へ。
榛原方面へと進んで行きます。

榛原までは下り基調。
R165で長谷寺のほうを経由すれば、
女寄峠ほど登らなくても良かった記憶…。

この先にローソンがあったはず!
前回はそこでゆっくり休ませてもらったんだ。

そして榛原駅の前を通って曽爾方面へ。

いよいよ伊勢本街道へ!

 

伊勢本街道をゆく!

ここからがメインロードのはじまり。
ここまでは助走にすぎないのです(過言!)

序盤は川沿いの道を走る道で、
なんだかとっても良い雰囲気なんですよね。

道は次第に険しくなってまいります。
lovelybeerさんの登坂ペースに着いて行けず、
この離れっぷりですよ。

弁財天トンネルまでは、ずっと登り。

それほど気温が高くないのが救いですが、
登っていると汗だくです。

こんなに登ったっけ?という感じで、
ジワジワと標高をあげて行きます。
気が付けば500mを越えてきました。

そして弁財天トンネルへ。

この弁財天トンネルを越えて、
すぐに石楠花トンネル、拇坂トンネル。

ここは3つのトンネルが続いているんですが、
迂回路(旧道?)もしっかりとあって、
その迂回路がなかなかええ感じの道なのです。

と言っておきながら、
この日は前日に雨が降っており、
林道などはグチョグチョで走りにくいため、
泣く泣くそのままトンネルを走りました。

トンネルはめちゃくちゃ涼しい。
熱のこもった身体がリセットされていく感じ。

トンネルで巻き上げられる水しぶきは、
めちゃくちゃに汚れていて最悪。
自転車は一瞬にしてドロドロに・・・

トンネルを越えて曽爾周辺へ。

今回の行程のピークがここだったので、
後はそれほど登らないはず!(前フリ

曽爾村への分岐をスルーしてしまって、
引き続き伊勢本街道を進んで行きます。

再び登り基調の道に転じまして、
しばらく走って行くと見覚えのある景色。

そう、あの日に走ったの景色。
これと同じ道を走っているんだ・・・
あの雪の中、こんなところまで走って来てたんかい。

行く先に松阪の文字が出てきました。
ドリンクも底を尽きていたので、
横に見えてる休憩所で、小休憩にしました。

今回の行程のちょうど中間地点くらい。
意外と進んできたんですね。

そしてここは前回の雪中行脚のとき、
引き返すこと決めたポイントでもあるのです。
ここから新たな一歩を踏み出すんや・・・

御杖のあたりまでやってきました。

集落を抜ける道を走れば良かったと思いつつ、
ここでまたひとつトンネルを越えるのでした。

しばらく道の横を流れていた川とも、ここでお別れ。
橋に「青蓮寺川」と名前が書いていました。

あの曽爾から香落渓を流れるあの川か!
頭の中で地図がぐるぐる・・・
かなり上流のほうなんだろうなぁ。

さて、この御杖の辺りも、
意外とアップダウンのある場所で、
なかなかボディブローを浴びせてくれます。

クイっと登る短い坂がいくつかあって、
こういう景色が見える度に、
「うそやろー!?」と叫ぶのでした。

今回は昼食と到着後に余裕が持てるように、
道中は極力まっすぐに進むようにしていました。

この辺りの景色は本当に素敵だった。
もっと寄り道しても良かったかもしれないなぁ。

登っては下るけど、全体的に見たら登り。
湿度たっぷりの蒸し暑さにヤラれる。

そのまま進んでいくと、
ついにR369が終わり、ここからはR422へ。

若干道の雰囲気も変わってきました。

 

きれいな景色に後ろ髪惹かれつつ・・・

伊勢奥津を越えて、トンネルへ。
ここは「飼坂峠」という峠らしいんですが、
よく見ると、本当の伊勢本街道の案内がある。

もちろん徒歩限定な道ではあるけど、
木々の中に続く細い道を目で追うだけで、
その険しさが伝わってくるようでした。

帰ってから思わず、
お伊勢参りのブログとか検索してしまった・・・

大阪から伊勢まで自転車で半日。
昔の人が聞いたらビックリするだろうな。

トンネルを越えて、伊勢方面のR368へ。
そして後半の通過ポイント、
「道の駅美杉」の辺りへ到着しました。

実はお目当ては道の駅じゃなくて、
その向かいにあるコチラでした。

「土井沖の銘水」

こんな感じで利用できるんです。

以前、真夏に走って干からびてしまって、
この水に助けられた思い出・・・

「自転車で行く夏の鳥羽ライド![前編] 」大阪から曽爾高原を経由して鳥羽・答志島へ行く190km!

2016/07/11

飲んだり頭から被ったりと、
冷たい水でかなりリフレッシュできました。

 

峠を越えてランチを食べる!

「道の駅美杉」を過ぎてしまえば、
あとは最後の難所「仁柿峠」を残すのみ。

難所と言っても、そんなに険しくないけど。

途中でオープンカフェがありました。
どえらいところにお店作ったなぁ!

今までと同じ伊勢本街道とは思えない道幅。
徐々に林道の風情すら出てきました。

美杉は「清流の里」らしく、
確かに横を流れる川を見ても、とてもきれい。
冷たい水に飛び込みたい・・・

登っている途中にもありましたが、
「大型車通行不能」の看板が立っています。
まぁこの道幅だったら通れないわな。

下りに差し掛かる手前で、何かを発見。
シ カ で し た

ここからは仁柿峠を松阪へダウンヒル!

この峠、思ってたよりも下るのです!
「え、こんなに下るほど登ってた!?」ってくらい。

道は間違えていないようなんですが、
普通に林道で路面も悪いし落石もある。
さっきまでの道とのギャップが激しすぎるぞ。

あとで調べると、ここも「酷道」のひとつらしい。
お前・・・国道だったのか・・・

というわけで、
長いダウンヒルを無事に終えました。

ここからは再び平和な道のり。

しばらく下り基調なので、楽チンです。

R368からR166へ。
川沿いを走って伊勢を目指して東へ!

大きい道を繋いで走れば良いんですが、
細い道を走りたがる私がルートを決めたもんだから、
すぐに橋を渡って脇道へ逸れてしまいます。

おお、あの山の向こうから走って来たんだなぁ。

そして脇道が分かりにくくて途中で迷子。
優秀なGPSをも欺く農道の数々よ…(欺かれてない

でも大きい車通りの多い場所よりも、
その土地の味があるような道が良いでしょ?

青々とした田んぼを見ると、
少し曇天も残念な気がしないでもないですね。

まだ午前中とはいえ、お腹が減りました。
今回のランチのお店は決まっているのです。
お店まだ?

再び大きい道に出てしばらく走って行くと、
ようやく今回のご飯処の看板が!

誘われるように細い道を登って行きます。

思ったよりも奥に走りますが、
まだお店の姿は見えてきません。
そんな時に出迎えてくれる鶏神。

鶏神が心に語りかけてくれるのです。
「案ずるな、すすむがよい」・・・と。

しょうもないことを言っていたら、
到着寸前にチェーンが落ちてしまったりして、
ゴタゴタしてたので店の外観撮り忘れた。

 

「コケコッコー共和国」はすごかった!!

さて、この「コケコッコー共和国」。
ろくに下調べもせずにやってまいりまして、
てっきり「鳥料理の店」だと思ってました。

卵かけごはんと鶏のから揚げ・・・
とかそういうメニューを想像していましたが、
ぜんぜん違ったのです。

ここは「焼き鳥」のお店だった!

一瞬戸惑ってしまいましたが、
まぁそれならそれで…ということで、
とりあえず鶏肉を3人前注文。

ご飯は白ご飯でなく、卵かけごはんをチョイス。
そう、あくまで卵かけごはんはサブなんです。

「焼き鳥」と言っても、串焼きではなく、
網で焼くスタイル。素敵。

若鶏・地鶏・親鶏(かため)のもも肉。
3種類の違いを楽しもう!

うおー!たまらんやつー!!!

めちゃくちゃうまい。
特に「親鶏もも肉かため」は最強。

「かため」の名の通りの歯ごたえ。
そして味も濃厚でこれは逸品すぎる。

卵かけごはんも美味いんだけども、
何と言っても、親鶏もも肉かため。

なんなんだこの昼ごはん。
最高に楽しいやんけ!!!

写真にはないんですがプリップリのレバーと、
最後は「塩麹漬 親鶏もも肉かため」も食して、
大満足の昼食を満喫してしまいました。
いやーお腹いっぱいだ。

思ってたのとは全然違ったんですが、
「コケコッコー共和国」超絶オススメです!

訪問される際には覚えていてほしい。
僕らを骨抜きにした合言葉を。

「親鶏もも肉かため」

最初は肉本来の味無しからスタートして、
塩こうじ漬、そしてみそだれ…
といくのが良いかもしれない。
(私はいったい何を語っているんだ?

絶対にまた来るよ!
親鶏もも肉かためを食べに!!

 

伊勢神宮へ!

想定していなかった美味との出会いに、
腹パンパンで再スタートです。
伊勢までは、あと20kmほどだ!

再び基幹道路は避ける形で、R150へ。

この道が結構おもしろかったなぁ。
車も少なくて、景色も長閑で良い道でした。

田んぼの中を突っ切るストレート!
曇ってるけど、夏だ!!!

シャッターが追い付かなかった伊勢市。

そして宮川沿いの道へ。

ここでようやくR37へ合流です。
この辺りから計画変更になったため、
道はlovelybeerさんにお任せになりました。

後ろでななしきさんの声がする。
「見て見てー!」
振り向くと、その瞬間カラスの糞を浴びるななしき氏。
え、うそやろ・・・・

実は足に糞を落とされてしまって、
せっかくやから笑ってもらおうと思って、
ぼくらを笑顔で呼んで振り向かせたのですが、
その瞬間にもう一発喰らったらしいのです。

糞二発、被弾!

「哀愁の渡会橋」と呼んで語り継ぎたいと思います。
ここで笑い話にできるななしきさんは素敵やったわ。

渡会橋を越えて、そのまま伊勢中心部へ。
目的地は目の前だ!

そして伊勢神宮内宮に到着!
ついにやってきた!

ここに来たら行かねばならぬ場所があります。

もちろん「赤福」でございます。

おかげ横丁の入ってすぐにある赤福へ。
夏の季節メニュー「赤福氷」をいただきます。

もう言葉は必要あるまい。
暑い身体が芯から癒える・・・至福。

その後、おかげ横丁を散策。

本当はここでいろいろ食べる予定でしたが、
昼ごはんが想定外のボリュームだったので、
(↑卵かけごはんだけのつもりだった)
なんにもお腹に入る気がしない・・・

「美味しいコロッケがあるよ!」
lovelybeerさんオススメのコロッケもスルー。

今度はもうちょっとお腹空かせて来よう…

目的を達成したぼくらはゴール地点へ。

ゴール地点は宇治山田駅。
輪行をするなら便利な駅なのです。

そしてもうひとつの理由はここ。
駅前にある「まんぷく食堂」

本当はここで〆るはずだったんですが、
ずっとお腹いっぱいなので、
ここも泣く泣くスルーです・・・
うおー、胃袋もうひとつ欲しいー。

ということで、後は帰り支度。

パっと輪行作業完了!

輪行に便利なポケッタブルリュック。
久しぶりに使ったけど、これは優秀ですわ。

後は帰るだけでございます。

大阪までは近鉄急行で一本!

帰りの輪行は本当に楽で良いなぁ!
いやー、本当に楽しかった!!

 

おわりに

リベンジ伊勢ライド、大成功でした!
ご一緒してくれた二人のおかげです。
本当にありがとうございました。

なんと言ってもグルメポイントが…
もとい、親鶏もも肉かためが優秀でした。

今回は集合地点に都合が良い富田林経由でしたが、
それがなければ清滝峠を越えて、
そこから天理・桜井方面に走って、
今回の伊勢本街道へ入るルートを選んだかな。

他にも初瀬街道を使う道もあるし、
わりかし選ぶルートはありそうですね。

今回は諸々の都合で、
途中の寄り道はほとんどなかったですが、
今度走るときは他の景色を見てみたいですね。

 

最近あんまりしてなかった輪行ライド。
久しぶりにやると、魅力再発見でした。

今回は160kmくらいしか走ってませんが、
大阪から伊勢まで行けてしまうんだから、
片道ライドはすごい!

 

今年は輪行ライドもたくさんやりたいなぁ。
なんか単純にその気にさせてくれた、
充実の伊勢ライドでした!

また行こう!
絶対にまた行こう!

 

今回の軌跡

距離:166.73 km
タイム:7:08:32
平均速度:23.3 kph
高度上昇:1,566 m

 



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