この記事のもくじ
はじめに
ロードバイクを買ったとして、
次に必要なものはなに?と聞かれると、
僕なら「やっぱりサイコンやで!」と、
鼻につく関西弁で言うでしょう。
自分の走った軌跡が残せる!
という一点においても、
GPSサイクルコンピューターは優れもの。
もうこれナシじゃあ走れないのである。
僕はずっとGARMINを愛用していまして、
edgeシリーズは500、520と使ってます。
そして最近発売されたのが、
「Garmin Edge530」です!
欲しいなーと何度も念じていたら、
気が付けばお金と引き換えに手元にありました。
もはや各所で語られてまくっていますが、
私もしてみむとてするなり。
edge530の仕様(520との比較)
まず「530とはなんぞや?」という部分を、
そのスペックから読み取ってみよう。
比較対象は一世代前の520だ。
Edge520 | Edge530 | |
本体サイズ | 49 x 73 x 21 mm | 50 x 82 x 20 mm |
重量 | 約60g | 75.8 g |
ディスプレイ | 35 x 47 mm | 40 x 52 mm |
解像度 | 200 x 265(カラー) | 246 x 322(カラー) |
使用電池 | 充電式リチウムイオンバッテリー | 充電式リチウムイオンバッテリー |
稼働時間 | 約15時間 | 最大20時間 |
防水性能 | 日常生活防水(IPX7) | 日常生活防水(IPX7) |
GPS性能 | 高感度GPS(GPS/GLONASS/みちびき(補完信号)) | 高感度GPS(GPS/みちびき(補完信号)/GLONASS/Galileo) |
内蔵地図 | なし | 日本詳細道路地図(CityNavigator Plus)自転車道入り |
ナビゲーション機能 | なし | (デバイス上での目的地検索不可) |
もはや一目瞭然である。
画面の解像度がアップして、
そしてバッテリー持続時間も向上!
そして何よりこれだ!
昭文社全国詳細道路地図(自転車道対応)を収録!!
地図が入ったのである。
これはすごい。
edge520でも、
OSMを運用することで地図表示は可能でした。
実際それで運用していた人が多いはず。
しかし情報量にも違いがありますし、
地図がプリインスト-ルされているのは、
大きいメリットですね。
MAPPLEでデータ買おうと思ったら、
なんぼするんやろ?
後、CPUの性能も上がり、処理速度は向上。
その他にも細かい機能がたくさん増えました。
結局は公式ページを見てもらうのが、
一番わかりやすいんだ、こんなものは。
https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-530/
開封してみる!
早速実機を見てみましょう。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8321-500x333.jpg)
「EDGE 530」
ちょっと感慨深いものがある。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8322-500x333.jpg)
パッケージにも色々と書いていますが、
なんと言ってもコレだろう。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8323-500x333.jpg)
地図プリインストール!
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8324-500x333.jpg)
中に入っていたものはシンプル。
本体とマウントとケーブルだけでした。
マウントはアウトフロントマウントと、
ゴムでバーに直接固定するタイプのもの。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8325-500x333.jpg)
マニュアルは付属していませんでしたが、
ネットで閲覧/ダウンロードできるので、
一読しておくと良いと思います。
Garmin Edge530 マニュアル
https://download.garmin.com/jp/download/manuals/Edge530_OM_JA.pdf
edge520と比較する
せっかくなので旧型520との比較。
横に並べると結構大きさが違いますね。
ベゼル部分も小さくなったことで、
本体サイズの割に液晶が大きくなった印象。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8489-500x333.jpg)
edge520は海外版なので英語表示。
写真だと少し分かりにくいけど、
やっぱり530のほうが断然見やすい。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8495-500x333.jpg)
本体サイズは、重ねてみると、
大きさの違いも分かりやすいかな。
横と厚みはほぼ据え置き、縦が長くなってます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8491-500x333.jpg)
520ではウラに配置されてたUSBポートは、
お尻側に移動、カバーも改善されました。
520のカバーはヘニョヘニョでしたからね。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8493-500x333.jpg)
厚みは530のほうが1mm薄いんですが、
その平べったい形状のためか、
さらに薄くなっているような感覚。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8490-500x333.jpg)
マウント固定部分には、
別売り拡張バッテリーの接続部分も含んでいます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8492-500x333.jpg)
物理ボタンの配置は同じですが、
520のクリック感の乏しいボタンと違い、
530は押しやすくて素敵。
この些細なボタンの押し具合の違いに、
めちゃくちゃ感動しました。
こういう機械は使いやすくあるべきだもの。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8494-500x333.jpg)
付属マウントに注意!?
前述した付属のマウント類ですが、
アウトフロントマウントは、
拡張バッテリー対応のものが付属しています。
上は従来のガーミンが付きますが、
下はガーミンの凸の形をしています。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8488-500x333.jpg)
下にGOPROマウントを付けて拡張・・・
なんてことができないのです。
しかも今まで使ってたマウントは、
長さが足りず530では運用できない!
というわけで、
いきなりマウント難民になっちゃいました。
新しいマウント買わないと!
実際に使ってみて
ということで、
ずいぶん長々と書いてきましたが、
実際どやねん!というところで…
「edge530を使ってここが良かった!」
と思ったことを、まとめてみました。
見やすい画面と操作性
まずスペックの通りですが、
ディスプレイサイズが少し大きくなり、
そして解像度も上がったことで、
画面がめちゃくちゃ見やすいです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6481-500x333.jpg)
正直まったく重視してなかったんですが、
実走の時は画面をパっと見ることが多く、
その時に情報が分かりやすいというのは、
とてもありがたいところでしたね。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6487-500x333.jpg)
これも少し前述していますが、
520に比べて物理ボタンが押しやすい。
ぼくは手が大きいため、
520はなかなか操作しづらかったんですが、
530は物理ボタンも押しやすくて、
これは操作性にも大きく貢献してます。
地図周り機能の強化
「昭文社全国詳細道路地図」が入り、
飛躍的にマップ周りが進化しました。
地図に表示する情報量の設定もあって、
地図画面はとても見やすい。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/DSCF8459-500x333.jpg)
「設定しておいたコースをなぞる」
という走り方で使うことが多いんですが、
曲がる場所を事前に案内したり、
矢印の表示などがされるサポートもあり、
至れり尽くせりといった感じ。
縮尺の変更は相変わらず面倒ですが、
それでも520に比べたらやりやすいです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6487-500x333.jpg)
コースを読み込んで走っていれば、
画面を地図表示にしていなくても、
曲がる前に案内が表示されたりもします。
すごいぞ!530!!
また新機能「CLIMB PRO」も面白い。
事前に走るコースの登攀区間が自動でリスト化。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6599-500x333.jpg)
そこに差し掛かると詳細な情報が出て、
残り平均勾配や、登坂距離など、
色んな情報を教えてくれるのです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6600-500x333.jpg)
こういう情報が見られるというのは、
時にはとてもありがたいのです。
(見ないほうが良い時もありますが…)
バッテリー持ちが異様に良い
後、バッテリー性能に関しては、
520の大いなる欠点だったんですが、
530になって大きく改善されています。
特に今の冬場の時期だと、
520は全然バッテリーが保ちませんでした。
最初は経年劣化かなと思いましたが、
新品でも変わらなかったですね。
530はスペック通りの印象です。
先日のロングライドの際に、
バックライトは常時点灯したまま、
ずっと地図画面を表示させて運用。
そのまま15時間ほど使いましたが、
終わってみると28%残ってました。
冬場でこれほど使えるなんて、
520では考えられないことでした。
今回の30系からは、
外付けの拡張バッテリーが使えます。
これも選択肢になることを考えれば、
もうバッテリーの心配は不要かもしれない。
ConnectIQが便利
「ConnectIQ」というと、
データ項目の選択肢が増えるイメージでした。
30系から(だと思うんですが)、
ConnectIQの「アプリ」を入れることによって、
拡張性がさらにグンっと広がりました。
ぜひ試してもらいたいのが、
Ride with GPSやStravaのアプリ。
これを使えば、
デバイスからコースをダウンロードできるので、
めちゃくちゃ便利なのです。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6597-500x333.jpg)
詳しいやり方は、
こちらのブログの解説が分かりやすいです。
RWGPSやSTRAVAでルートを作っておけば、
もしくは人の作ったルートに、
PIN(お気に入り的なやつ)をしておくと、
出先でもパっとダウンロードできます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6598-500x333.jpg)
これはかなりの便利さなのだ!
以前からGarmin Connectで同期して、
ルートを取り込む…とかはできましたが、
直接データを持ってこれるのは画期的!
おわりに
まだまだトレーニング周りの機能や、
(↑実はこれもかなり充実してる。)
バイクアラーム(簡易防犯機能)とか、
おもしろい機能が満載なんですが、
まだまだ使いこなせていない機能も沢山。
500から520に移行した時も、
GPSサイコンの進化にビックリしましたが、
今回も同じくらいの衝撃があります。
最低限の部分では同じ情報が見られたり、
同じ記録を残せるものかもしれません。
でもさらに新しい情報が見られたり、
もっと便利に使えたりするとなると、
そこにまた別の楽しさがあるんですよね。
最初の一台にもおすすめですね。
地図表示や拡張性なども充分で、
これは間違いのない名機ですよ!
ぼくは520からの買い替えでしたが、
買い替えて大満足でございます!
みんなも530にしようぜ!(勧誘
もうちょっと安かったら満点やな…
コメントを残す