はじめに
出発前日に決まった阿蘇ライド。
初日は俵山峠を経て大観峰へ。
二日目の予定は白紙状態だったので、
前日に夕食を食べながらの話し合い。
天気予報などを鑑みた結果、
こうい計画になったのでした。
久住高原とミルクロードを走ろう!
夕食時に酔っ払いながら決めたルートは、
どんな景色を見せてくれるのか!?
二日目がスタート!
雨のミルクロード
昨夜は雨が降っていたようで、
路面がウェットなところもチラホラ。
そんな中で二日目がスタート。
厚い雲で阿蘇山が見えない中、
今回は東へ向いて進んでいきます。
途中で某LBさんが頭に忘れ物。
「あ!ヘルメットが付いてない!!」
幸い数kmしか進んでいなかったため、
取りに戻られることとなりました。
残りの三人は、ゆるりと先へ進みます。
最初の難所、滝室坂を登ります。
思っていた以上に交通量が多く、
少し走りにくい道でした。
前日にそこまで精査する余裕なかったね…
徐々に標高も上がってきました。
まだまだ雲は厚いです。
阿蘇山が見えないぞ。
1人を残して先へ進んでいる状況です。
途中でお茶できるお店があれば、
そこで後ろを待つつもりでしたが、
そんな雰囲気のお店もありません。
仕方なく登るしかない。
ひとまず登り終えたところでストップ。
でも吹く風が冷たすぎて、めっちゃ寒い。
結局ゆっくりと再び走り出しました。
途中でミルクロードへと入り北上。
道を変えると急に景色も変わってきて、
とてもええ感じになってきました。
さすがミルクロードやん!
牛、そして牛!
肝要の天候は良くないどころか、
少しポツポツの雨が降ってきました。
こればかりは仕方がない…
大した雨でもないし、
なんせ雨宿りする場所もありません。
とりあえずゆっくり走るしかないね。
すると風を切る轟音とともに、
超スピードで某LB氏がやってきました!
さすが速い!よっ、エイトマン!!
再び全員集合して士気が上がる中、
景色も盛り上がってまいりました。
後は晴れてくれたら完璧なのに!!
そんな良い道のり。
前を走る3人を見てください。
とてもスケールが大きいんです。
途中でミルクロードを離れて、
ヒゴタイロードに入り東へ進みました。
しばらく小雨が続く中、
ここで絶好の雨宿りスポットを発見!
あの風車が目印だ!
駆け込んだのは「うぶやま牧場」。
少し冷えた身体にソフトクリーム!
キャラメル味、美味しかったー!!
ここでバーベキューができるということで、
「もうここで走るのやめてお肉を…」と、
心の声が口から失禁してしまいましたが、
さすがにそんなことは許されませんでした。
そんなこと言ってる間に、
すっかり雨も止んでくれました。
よし、ここからが本番だー!
久住高原へ!
産山村を東へ進んでいきます。
山裾ということもあり、アッペンダウン。
先程までの牧歌的な雰囲気はないですが、
こちらも素敵な眺めでございます。
久住町に入りました。
その後、奥豊後グリーンロードという、
こりゃまたアッペンダウンな道を走行。
ここできゃぷちゅんと骨肉の争いが勃発。
ことあるごとにピークを競うという、
お互いに無駄な体力の削り合いを呈す。
勝手に疲れ切った二人を先頭に、
名もなき林道へと入りました。
細い道は徐々に勾配がきつくなります。
いよいよどこに向かっているのか。
このルートを作ったのは自分のくせに
不安が胸に広がり始めました。
鬱蒼とした木々の中を脱したかと思うと、
いきなり目の前に草原が広がったのです。
おお!五丈原のようだ!(見たことない
晴れていれば眼前に九重連山が見える、
絶景のロケーションだったのでした。
ああ、この天気だけが惜しい!
山裾を走るくじゅう周遊道路の南。
来た方角を振り返るとこんな感じ。
我ながら個性的な道を来たもんだ…
思えば遠くに来たもんだ…
そしてくじゅう周遊道路へ合流。
この辺りはどこも眺めがよくて、
走っているだけで気持ちが良いですね。
遠くに特徴的な建物と風車が見えました。
「あ、さっきまでいた”うぶやま牧場”や!」
そんなに距離はないはずなのですが、
すごく遠くに来た感じがしましたね。
そのまま西へ進みます。
くじゅう周遊道路はとても良い雰囲気で、
阿蘇の辺りとはまた違う感じで良い!
ちょうど道中にあったワイナリー、
「久住ワイナリー」に寄り道です。
ブドウ畑や。
なんか富良野の六花亭を思い出すなぁ。
ここに立ち寄って何をするかというと、
もうコレしかないわけですよ。
ワインソフトクリーム!
もちろんノンアルコールワインソフト。
というか、ぶどうジュースなのでは…
しかし期待を裏切る美味しさでした。
ここからはまたしばらく登り坂です。
徐々に標高は上がっていって、
いつの間にやら標高1,000mオーバー。
結構登ってきたんですね~。
久住高原展望台へ。
展望台からの眺めも良かったんですが、
少し下った先からの眺めが抜群。
この日は午後から晴れる予報でしたが、
それが期待できる空模様でした。
この先でやまなみハイウェイと合流。
ちょうどそこにあるお店にて、
今回のランチとしました。
「土地の物が食べたい!」
我々の期待に応えてくれたのは、
郷土料理の一つ「だご汁」でした。
メインのだご汁はもちろんですが、
漬物の塩分が身体に染みて最高でした。
超回復!
この時点で56km/1,200mUPくらい。
なかなか厳しい道のりだったのですが、
ここからは下り成分多めになるはず!
今回のメインはここからなのです!
ミルクロードを堪能する!
やまなみハイウェイで阿蘇方面へ。
ようやく晴れ間も覗いてきましたね。
道のりはしばらく下り基調。
最高やんけ。
シュールな空間を通過。
おおお、遠くに阿蘇の涅槃像が見える!
数年前もここを走って阿蘇へ行きました。
ちょっとした感慨深さがありましたね。
そしてミルクロードへ。
あーめちゃくちゃ気持ちいい!
序盤見ていた景色よりも、
青々さが増して「ミドリ!」って感じ。
もはやボキャブラリーの限界。
その後、大観峰の手前にある、
「扇谷展望台」へ寄り道しました。
以前は放置されてた感じでしたが、
今はベンチやキッチンカーが出ていたりと、
展望台として復活している感じでした。
ここは「蛇の道」が一望できる場所。
今は私有地で走ることが叶わないのですが、
自転車乗りにはたまらないウネウネ感。
こんなにわくわくする道ないよね。
一度走ってみたかったなぁ。
恐ろしい激坂らしいけど…
眺望は大観峰には劣りますが、
この展望台感の薄い感じが良いですね。
むき出し感。
「あれが大観峰やんね?」などと言いながら、
景色を楽しむ3人を激写。
引き続きミルクロードを進みます。
大観峰は初日に訪れたので、
今回はスルーして、さらにその先へ。
「阿蘇スカイライン展望所」
ミルクロードの北の端の展望所。
とても、良い!
その少し先にはもう一つの展望所、
「西湯浦園地展望所」があります。
ここ前から来てみたかったんや!
しかし期待とは裏腹に、
ここの展望所は唯一有料の展望台。
写真左下に見える場所まで行きたければ、
お金を払ってください、ということ。
お金を払えば良いんですが、
私の守銭奴センサーが激しく灯った。
800ルーメンくらいで灯った。
「お金払うのはいややー!」
そうして展望台に行く人を横目に、
そっとこの場所を後にしたのでした…
財布の紐をキツク締めたまま、
ミルクロードの西側を南下していきます。
道からはずっと阿蘇の街が見えていて、
最高の道のりが続きます。
そして「かぶと岩展望所」へ。
お金払わなくても景色が見れます。
とっても素敵。
少し阿蘇山に近づいたからか、
生々しい阿蘇山の姿がとても良い。
噴煙もよく見えました。
昨日立ち寄った内牧温泉のあたりも、
どこにあるかよく分かりますね。
ここを最後に眺望の良い場所は減ります。
そんなときに現れるのがラピュタの道跡。
ここが走れたら最高だったのになぁ。
今では立ち入ることを禁じられているので、
遠くで見るしかできませんでした。
いつか復旧してくれることを祈るばかり。
さらにミルクロードを南下してくと、
道は急に下り坂へと転じます。
そのまま阿蘇方面へのダウンヒル開始。
途中での景色が素敵すぎたので、
足を止めて眺めることにしました。
絶景!
多分、奥の風力発電のところって、
初日に走った「俵山峠」ですよね!?
いやぁ、こりゃすごいわ。
自分たちが走ってきた道のりを、
こうやって見ることができるっていうのは、
本当に感慨深いですね。
軌跡が見える。
ミルクロードを離れ阿蘇方面へ。
二重峠?をダウンヒル。
この道からの景色も抜群でして、
なかなかに気持ち良く走れました。
麓まで降りてきました。
後はホテルに帰るだけです。
最後にlovelybeerさんたっての希望で、
阿蘇駅に寄り道をしてフィニッシュ!!
ランドヌール的にはホットスポットらしい。
これにて二日目のライドは終了!
めちゃくちゃ濃い一日でした。
残すは最終日の阿蘇山だ!
おわりに
良い景色にまみれた二日目。
非常に満足度の高い濃密ライドでした!
前日に酒を引っ掛けながら、
適当にポチポチしたルートとは思えない、
なかなか熱い一日だったです。
前半の天気が悪いのは承知していたので、
大きな期待もなく走り出したのですが、
期待を裏切る楽しい道のりで嬉しかったです。
久住高原も良かったもんなぁ。
後半のミルクロードは言わずもがな!
いやぁ、距離の割に本当に濃かった。
獲得標高も獲得景色も、どちらも!
敢えて阿蘇以外のところへ走ったのは、
正解だったかも知れませんねー。
九重連山とか黒川温泉とか、
近いのに寄れない場所もあったので、
またいつかその辺も走ってみたいですね。
さて、翌最終日は一番天気が良い日です。
そのために残した「阿蘇パノラマウェイ」。
たくさん堪能するぞー!
今回の軌跡
距離:112.07 km
タイム:4:46:56
平均速度:23.4 km/h
総上昇量:1,804 m
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