【トレラン】京都一周トレイル東山コースで、伏見から大文字山を経由して一乗寺まで

はじめに

最近、少し恒例となりつつあるビアさんとのトレラン。

前回は中山連山・北摂大峰山を通り武田尾まで行くコースで、とてもヘロヘロになりました。

【トレラン】山本から中山連山・北摂大峰山を越えて武田尾まで走る!

2024/03/21

その際に「次は少し距離を伸ばそう!」ということになりまして、一度走ってみたかった京都一周トレイルに目を付けました。

そして私の性癖によって作られたコースは、伏見稲荷からスタートして、東山コースを部分的に走って大文字山を越える約20kmというものになりました。

果たして無事に完走できるんだろうか・・・

伏見稲荷からスタート!

午前8時前に伏見稲荷駅に到着。

駅を出るとすぐに京都一周トレイルの案内を発見。ちょっとワクワクしてきますね。

伏見稲荷大社からスタート!

と、その前に伏見稲荷のマップがあったので見ておきましょう。

今から稲荷山のピークは踏むコースを走ることになっていますが、このマップだとさすがに分からないね・・・

いざスタート!・・・したものの観光客も多いし、しばらくは走ることもできずに流れに沿って観光モードです。

伏見稲荷の中に入るの初めてだったんですが、ほんまにすごいな鳥居。

千本鳥居を抜けてしばらく行くと、トレイルへの分岐がありました。

ここからがリアルスタートという感じでした。

きれいに手の入った竹林を抜ける道へ。人も少なくてなんかとてもいい感じでした。

しばらく進むと急な階段が現れて、ハードな登り。

分岐を右に行きましたが、僕らのコースは左手だったので後に引き返しました。(たぶんどっちでも同じ場所に出るんやけど・・・)

一気に登るような道、心肺がつらい。

途中で参道に合流して、鳥居の中を歩いて登ります。

稲荷山山頂(233m)へ到着。

なんせ観光地で人がめちゃくちゃ多いので、すぐに先へと進みました。

四つ辻のところからトレイルの分岐を発見。

この先もトレイルの分岐はとても分かりにくくて、ルート入れてなかったらめちゃくちゃ迷いそうなやつでしたね。

ここから稲荷山を離れて次のセクションへ。

御幸奉拝所

そのあと舗装路の激坂を下っていくと、またしても見逃しそうになる案内。

ここは「東山コース 4」。

各所に案内板があるんですが、気を抜くと通り過ぎてしまう。

「あ、こっちですね!」なんて言いながら走るのも、またこれはこれで楽しいんですけどね。

しばらく住宅地を縫うように走っていましたが、「東山コース 6」から再び山手に入る。

皇室とのゆかりが深いという「泉涌寺」の前を通って。

今熊野観音寺の参道から鳥居橋をくぐって、川沿いの道へ。

このあたり、めちゃくちゃええ感じの道でした。

ちょっとした桜のトンネル。

名所なんかじゃなくても素敵な場所はあるんよ。

そして再び住宅地へ入り、ルートとトレイルの案内板を確認しながら進んでいきます。

東山トレイルはまだまだ続く。

清水山を越える

日吉南道から再びトレイルへ。

ここで小さい山を越える感じでしたが、なぜか写真撮ってなかった。

そのまま一般道に出て1号線に合流。

1号線の下をくぐって反対側に出るんですが、そこがちょっと分かりにくかったですね。

その先で案内板が再び出て来て、東山ドライブウェイに続く階段をあがりました。

その先にある清水山への入り口へ。

東山山頂公園方面へ向かいます。

割とあっけなく清水山山頂(242.5m)へ到着。

小さい子どもとの親子ハイカーがいたりして、なかなか全体的にええ雰囲気の山でした。

このあたりは高台寺山国有林らしく、大きな案内がありました。

僕らの目指す道もこの地図にある通りのようですね。

東山山頂公園まで、もう一度登り返しがありました。

東山山頂公園へ到着。

よく自転車で立ち寄ったところですが、まさか足で登ってくることになるとは・・・

展望台はスルーして再びトレイルへ。

知恩院方面へ下っていく道のり。

めちゃくちゃええ感じやないかい。

下っていく途中に見晴らしのいい場所がありました。

この見えてる景色はどこや?

尊勝院に出てきました。

そして粟田神社まで降りてきました。

土地勘が薄いので、どのあたりなのかな?と思っていると、出てきた道が三条通でした。

おお、もう蹴上のあたりまで来たんだ!

観光客の多いインクラインを前に。

このあたりが今回のルートのちょうど中間地点。まだまだこの時は余裕がありました。

ここから南禅寺を抜けて、ラスボス「大文字山」へと向かいます。

ラスボス「大文字山」を攻略せよ

隧道、ねじりまんぽを抜けて南禅寺へ向かいます。

南禅寺。

ルートは水路閣のさらに奥から伸びているようです。

おおお、この先なんて観光では近づくところじゃないもんなぁ。

ここから大文字山へアクセスするようなので、ここで補給食「カロリーメイト」をいただきました。

口中の水分がすべて持っていかれた。

徐々に山道の雰囲気へと変わってきました。

しばらく登って後ろを振り返るとこんな感じ。

滝行をする場所もあったりして、なかなかの雰囲気がありました。

ラスボスを前に意気込んで登っていたのですが、設定していたルートから外れていることが分かって200mほど引き返したり・・・

どうやら設定ルートはここの道らしい。

めちゃくちゃマニアックなルートなんではないかと思ったものの、ちゃんとコースを示すテープもついていたので、設定ルート通りにこの道を進むことにしました。

どうやらここが一番距離が短いルートのようで、距離が短い代わりに急峻な登りが続くのです。

自転車でもタフな男、ビアさんの歩みはやたらに力強く、グングンと進む背中を追うのに必死。いや、むしろ追いきれないほど速い。私はもうハムストリングスがパンパンだ!

なんで止まらないんですか?と思いながら、その大きい背中を追いかけるも全然追いつかへんやんけ…。

ようやく追いついたのはもう山頂だったのでした。もう脚ヨボヨボでっせ・・・。

大文字山山頂(466m)ピークハント!

京都を一望!

めっちゃ達成感あるやーん。

山科・伏見のほうも見渡せる!

何より左下に見える山の中を走ってきたのかと思うと胸アツっ!!

山頂は休憩している人が多かったこともあり、景色を眺めてすぐに下山スタート。

王道の銀閣寺ルートを通れば良いものの、北の方に降りるルートへ。
序盤は走って降りれる道が続いて爽快でした。

途中から徐々に沢を降りるような道に変わっていき、ついには道が途切れ途切れになってしまいました。

なんやねんこの道!!!

「ほんまに道合ってるか!?」と不安になるレベルで、しかし「人の踏み跡がある!」とかそういう道のたどり方をして、なんとか下山できました。

遭難したらどうしようかと思うほどの道のりだったので、降りられたときにめちゃくちゃホッとしました。
ほんまに登山ルートなんかこれ・・・。

こんなところから出てきました・・・

出てきたのは比叡山ドライブウェイにつながる府道30号

白川通のほうへと降りていきます。

ここで終わりにしといても良かったんですが、再びトレイルコースへ。

バプテスト病院の横っちょの脇道から入る道。

なんかメモ書きがあったので読んでみて驚き。

マジかよ。なんかこれニュースで見た気がするな・・・

今回のルートからすると、完全におまけ区間とも思われるこの道のり。

大文字山の急峻な登りでヤラれた脚、そして下山で精神的にもヤラれて、さらにちょっとお腹が減ってきた。ここはおまけ区間というか、完全なる蛇足や。

瓜生山のふもとを走るトレイルルート。

下り区間は落ち葉がたまっていて少し足元が怖かったんですが、なんとか降りてこれました。

下山。

波切不動尊のあたりから出て、最寄り駅の一乗寺駅に向かいました。

一乗寺駅でゴール!

着くや否や電車が来たので、写真を撮ることも忘れて電車に飛び乗りました。

出町柳から京阪に乗り換えて五条まで。
この時間でも開いている「梅湯」へやってきたのでした。なんと土日は早朝から営業しているお風呂屋さん!
めちゃくちゃ良い湯でしたわ。

そして祝杯を!

その後、もう一人(ぺもぺも氏)も合流して宴 in KYOTOと化すのでした。

というわけで、今回もお疲れ様でした!

おわりに

いやー、とてもハードだったけど楽しかった!
20kmオーバーもなんとか完走したけど、終わりの方はヘロヘロでした。久しぶりに階段上るのもイヤになるくらい脚疲れましたわ・・・

なんかこの楽しさに覚えがあると思ったら、小学生くらいの時に公園とかで走り回ってた…あの時の感覚に近いものがあるような気がしてます。
障害物とか階段とか飛び越えて走っていた、あの時と同じ何かがありますね。知らんけど。

そんな走り切れるか不安だった20km。
想定では5時間はかかるだろうと思っていたのですが、グロスで4時間弱でなんとかゴール。距離と獲得標高だけでは時間を読むのが難しすぎる…。

伏見稲荷大社から始まって寺社や観光地を繋いで走るルートは、やっぱり新鮮なものがあっておもしろかったです。
山と山を繋ぐ途中は必ず市街地近くに降りてくるので、何かあっても途中で切り上げやすいし、補給不足になる懸念も薄いので、余計なプレッシャーなく行けたのは京都トレイルならではなのかもしれませんね。

序盤は走れる区間(舗装路も)が多くて、距離もサクサク消化できたようなイメージでした。清水山のあたりもとても楽しかったなぁ。
大文字山は後半になって登ったということもありますが、登りも下りもマイナールートを選んでいたようで、登りは単純にキツかったし、下りは道が不確かだったので一気に疲れてしまいました。
メジャーな登山ルートを選んでおけば、もう少しマシだったのかもしれないと思うと、ルートの選択ミスだったかなと素直に反省しています。

改めて調べてみても、下りの道も登山道には間違いないようなんですが、道によってはこういうところもあるということなんでしょうね。
自転車のときとは違って、あんまり情報の少ない道は選ばないようにしよう…と思える良い経験だったんだと思おう。


当日も終了後の立ち飲みに限界を感じて「座らせてください…」と弱音を吐いていましたが、やはり翌日には身体がバッキバキでした。
トレランって20kmくらいだとショートっていう人もいるらしいけど、こんなん60km走るとかっておかしいやろ・・・

今回は距離も長くて、気温も上がってきたのでフラスクを2本(約1L)持って行ったりしましたが、水だけではなく補給食も多めに用意しといたほうが良いですね。なんか自転車よりもシビアな問題につながりそうなので、準備はしっかりすべきやな。

新しい10Lのザックも購入したし(特に必要に迫られていないけど)、ちょっとずつ距離も伸ばしていきたいなぁ。

嵐山から愛宕神社…ダイトレ…走りたい道はたくさんあるけど、次回は六甲コースかな!?

今回の軌跡

距離:21.38 km
獲得標高:1,156 m



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