【180kmで屍と化す】篠山でBBQランチを楽しむ「地獄グルメライド」へ!

はじめに

京丹波の胡麻駅近くにある
「ゾンネ・ウント・グリュック」。

美味しいパンはもちろんのこと、
お店のロケーションも最高で、
とてもホットなベーカリーカフェ!
カントリーなオアシスなのです!

しかしながら、
特にこの数年のことなんですが、
私はここに元気に辿り着いた試しがない!

おはみの軍団に引きずり回されたり…

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いつしかゾンネはトラウマに!

そんな素敵なゾンネなんですが、
また久しぶりに行くことになりました。

そしてまたひとつ、
新たな歴史が刻まれたのです。

 

メンバー集結

おはようございます。

起きる時間を間違えて、
30分早く身支度をしてしまいました。
ボーっとして時間調整後、出発!

いつものR176ルートで北上!

いつもの待ち合わせ場所、
池田新町のローソンをスルー!

今日の待ち合わせは、もう少し先、
一庫ダム手前のローソンなのです。

前にロード乗りが見えたので猛追。

おはようございます!
マムートンさんと偶然に合流です。

一緒に集合場所へ向かいますが、
なかなかのペースで走っているので、
正直、しんどい。

約束の時間に、20分以上も早く到着。
なんでや・・・

時間余っちゃったし、
手前のマクドに入ればよかったね。

その後、ロゼさんが登場。
そして遠方より参加のあかのすけさんは、
近くまで車載で来ての参戦。

さらにサプライズゲストで、
がんちゃんまでやってきました。

というわけで、
今回は、この5人編成でお送りいたします。

  • ロゼさん
  • マムートンさん
  • あかのすけさん
  • がんちゃん
  • DARUMA

グループライド感高まる!

そして「地獄ライド」が、
静かに幕を開けたのでした。

 

ゾンネへ行こう!

まずは一庫ダム沿いを北上して、
亀岡方面に向かいます。

暗黙の了解で先頭はロゼさん。
向かい風だし、ありがたいですね~。

しかしそんな鉄壁ロゼさんをしても、
途中で失速したかに思われたので、
先頭交代、ローテーションを開始。
せっかく人数が居るので回しましょう!

しかし速度が落ちていたのは、
風が強まっただけだったのである。
先頭に出る度、悶絶するメンバーたち。

道をうまく繋いでいけば、
大きな登りは回避できるので、
ゾンネまでは、ほぼ平坦路。

この道の難点は、
なんか退屈に感じるところですね。
快走路なんだけど、なんか退屈。

途中でマムートンさんが落車する
ハプニングに見舞われましたが、
身体もマシンも軽傷に済んだので、
そのままライドは続行になりました。

そしてゾンネに到着しました。
9時前に着けたので予定より早かった。

【ゾンネ・ウント・グリュック】

冬はスープが最高なんですが、
あまりにお腹が減っていたので、
スープはやめてパンを増やしました。
3つ頼んだけど4つ来た(人のパンです)

左上のチョコの上の白いやつ。
あれはあんバターの「バター」でした。
チーズかと思って丸かじりしてしまった。

チーズバーガー!
ゾンネらしく、優しい味わい。

ゆっくりくつろげる空間で、
やっぱりゾンネは良いなぁ!
大阪からだと、ちょっと遠いけどねー。

 

バトルゾーンへ!

既にゾンネまで73km走ってきて、
途中でローテもしてきたので、
もうお疲れちゃんでございます。

しかし、ここからが本番!

牧歌的な風景を見ながら、
篠山方面へと歩みを進めました。

R9を避けて脇道を走り、
篠山へと続くR702へ入ります。

この道、割と好きなんですよね。

中山峠との分岐を西、篠山方面へ。
ここから篠山へ抜けて、
R173へ合流する作戦でございます。

このR702には、篠山との境に峠があります。
Stravaでセグメントを確認してみると、
「区間2.57km、平均勾配5%、標高差128m」
なかなか普通に登る峠ですね。

ここまで前を牽いていたので、
登りに差し掛かったところで、
「先に登ってね」と合図を送りました。

先頭に出たのはロゼさんと、
その後ろにあかのすけさんでした。
後方で見送るのは、ほかの三人。

しかし、思惑のあった私には、
この状況が「ヤバイ」と思ったのです。

 

本日のライバル「Mr.あかのすけ」

あかのすけさんは肋骨二本を折ったり、
自転車をオーバーホールしたりしていて、
ブランク明けでの参加でした。

だからこそ彼に負けるわけにはいかない!

謎の負けず嫌いが発動。
それにはワケがありました。

昨年の鳥取すなばライド。
「調子悪い」という三味線を弾く彼に、
180km地点で市中引き回しに遭い、
最終的にパンクまで追い込まれる惨事。
あれは後世に語り継ぐ切なさだった。

【鳥取すなばライド2nd】再びロードバイクでゆく!大阪から鳥取砂丘へ走る200kmロングライドへ!!

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その雪辱を晴らさなければならない!
ブランク明けの今ならヤレるはずだ!
いや、たぶん未来永劫、今しか勝てん!!

 

【あかのすけバトル】1st Round『R702』

ファイ!(猪木風)

まだ追いつけるであろう距離だ。
踏みなおして彼の背中を追う。

ロゼさんを追ってのペースは、
やはりオーバーペースだった様子。
道が大きくカーブを描く手前で、
あかのすけさんが失速。
これはチャンス!
何とか追いつくことに成功。

もうピークも近いはず!
このまま勢いで抜き去るしかない!
ふとGarminの勾配表示を確認してみると、
なぜかまだ続いているデコボコ・・・

もしかして、この峠結構長いのか!?

勝手に5分くらいの峠だと思ってたら、
実はまだまだ先があったのでした。
やばい。

迂闊に序盤にペースを上げてしまったので、
もう既に踏めない感じがプンプンしてる。
でもあかのすけさんも苦しそうだ。

「相手の心を折らなければ!!」
そう信じて少しパワーを上げて揺さぶる。
あかのすけさんは千切れる様子もない。
徹底的にマークされちゃってる。

もう余力はないぞ。
しかし、どうやら彼も同じ状態のようで、
ギリギリのところで膠着している感じ。
「ひたすら耐える二人のおっさんの図」
が完成した瞬間である。

結局、大きな展開も起こせずに、
そのまま、ほぼ同時にピークを通過。
勝負決せずという感じで終わりました。
ほんまにブランクあるのか、この人…

1st Round = draw

 

篠山・後川でBBQランチ!

峠を越えて、満身創痍なわたし。

事前に共有していたにも関わらず、
誰もルートが分からないという理由で、
再び先頭へ出される鬼畜の所業。

このR702は、そのままR173へ合流。
後は一直線に南下です。

ここで先頭に、あかのすけさん!

かなりのペースで走り出す。

さっきまで共に峠で悶絶の時を過ごした、
あのあかのすけさんとは思えない走り!
このおっさんの乳酸どこ行ってん。

しばらくして先頭はがんちゃんに交代。
依然よいペースを刻みながら南下。
途中でトレインの順番が崩れてしまったまま、
がんちゃんの役目は終わり、次の人へ・・・

ここで再び、あかのすけさんが先頭へ!

なにがしたいねん、この人。
もう訳が分からない。
あなたの疲労はどこに行ってん!
不死身かよ、アイルビーバックかよ。

そのままR12に入り、
本日、最大の難所でもある「古坂峠」へ。
ここの登り区間が第二ラウンドだ!

チーン!(ゴング)

【あかのすけバトル】2nd Round『古坂峠』

ロゼさんが徐々に上げていき、
そのまま先行をしてしまったため、
しばらく牽制状態に入ります。

クワモンペの手前のため池のあたりで、
少しペースを上げてロゼさんを追いましたが、
時すでに遅し。背中は正露丸サイズ。

ここで後ろを振り返ってみると、
誰も付いてきていない様子だったので、
マイペースで登ることにしました。

その後、中盤のストレートの区間で、
再び後ろを振り返ってみると、
割と近い所に「赤いヘルメット」が見える。

うお、追い上げてきた!?
そして、あのヘルメットの色は・・・

アイルビーバック・あかのすけ!!

さっき先頭であれだけ走っていたのに、
峠で再び追いついてくるなんて、
もうターミネーティングすぎるやろ。

その後すぐにマムートンさんもいる。
後ろからの圧力がヤバイ!

ここは、つづら折りもある峠道。
後方を確認しながら、カーブを曲がる度に、
少し加速して姿を遠ざける作戦。
カモメチャンスで培った姑息な心理戦!
まさか実戦投入の日が来るとは!!

この作戦の効果があってなのか、
なんとか先着してゴールできました。
あー良かった良かった。

ちょっとした達成感を味わいながら、
下り区間で休んでいると、
後方からがんちゃんが追い付いてきました。

あれ?そのヘルメットは!!!

「赤いヘルメット」は、がんちゃんだった!

あかのすけさんだと思い込んで、
その姿に怯えながら登っていたのに、
赤ヘルは、がんちゃんだったのです。
勝手に翻弄されていた私。

晒した醜態。湧き出でる羞恥心。
わたしは彼の手のひらで踊っていたのだ。
しかもキレッキレのダンスで。
恐るべし、あかのすけ影武者作戦!

平坦区間の走りを加味すると、
この2nd Roundも、再び引き分けかな。
勝負はこの後に持ち越されました。

2nd Round = draw!?

ちなみにヘルメットの色は、
赤黒ががんちゃん、赤白があかのすけさん。

赤以外は全く違うやん!

さて。
古坂峠を越えて後川へ。
R37を三田方面へ向かっていくと、
その途中にお目当てのお店があります。

【輪の里】

後川に最近できたカフェ?で、
コーヒーなんかも飲めるんですが、
BBQランチが楽しめるのです!

サイクルラックも充実。

BBQスタイルって、
なんかワクワクしますね~!

地鶏がメインになっていて、
あとは豚汁やおにぎりなんかもあって、
ランチプレートというのもありました。

屋内にも席はありますが、
人数も多かったので屋外席で頂くことに。

完全に外の席もあるんですが、
風が寒かったので、テントのかかった席で。

ストーブも出してくれたので、
寒さも感じなかったですよ。
自転車も見えるし、いいねぇ。

ででーん!
BBQスタイル開始。

わたしは単品で地鶏、おにぎり、豚汁。

ワンプレートランチだと、
これにハーブソーセージが付くんですが、
絶対そっちのほうが良いですわ。
次はそっちにするもんね!

焼き鳥、松阪スタイルである。
素晴らしい。

こんな場所で贅沢すぎる。

おにぎりも焼きおにぎりにしたりして、
優雅な時を過ごしました。

しかし、立地が絶妙である。
これは新名所になること間違いないね!

 

三田経由で帰る

ここからの行程は、
計画では宿題峠で永沢寺経由でしたが、
あまりにも過酷な道のりだったため、
満場一致でショートカットになりました。

そのままR37を三田へ下ります。
先週も走ったけど気にしない。

このR37で三田を経由して、
猪名川へ向かう算段でございます。

川沿いの狭い道を抜けてから、
平坦の快走路になっていくんですが、
もちろん先頭はロゼさんです。

てっきり一本牽きかと思いきや、
なんか手でクイクイってやってます。

いつもの手首クイクイ 2回点滅
マ・エ・カ・ワ・レのサイン 

やないかーい!!!

監督が言うからには仕方あるまい。
もうがんばれる気がしませんが、
朽ちるまで牽きます。

あまりのツラさに早めに交代すると、
なにやら力を余らせていたのだろうか
マムさんの鬼牽きが炸裂します。
後ろに付いてるのもしんどい。

そこからなぜかそのペースを維持。
みんなの謎の負けず嫌いが、
この時、奇麗に開花したのである。
なんだよこのクソトレイン!!

この平坦路区間、
途中にクイっと登る部分があるのですが、
ちょうどその前に牽引していたので、
登りで粘れずに力尽きてしまいました。

チーン!(ゴング)

【あかのすけバトル】3rd Round『37号線』

わたしが登りで失速したところで、
まずはロゼさんがアタック!
さすがキレッキレの走りでファーラウェイ。

これは容認かと思いきや、
あかのすけさんの追随アタックが炸裂!

「ヤバイ!ヤバすぎる展開!!」

これはさすがに無理かと思っていると、
残された後方の3人組の利害が一致。
わたし、がんちゃん、マムさんのトリオで、
追走をはじめます。

「あかのすけの逃げを許すな!」

なかなか前との差が縮まらない中、
途中で前に出たがんちゃんの牽引で、
徐々に逃げとの距離を縮める。

逃げるあかのすけ!
追うがんちゃん!!(と他二人)

このがんちゃんのファインプレーで、
あかのすけさんは無事にキャッチ。
なんとか逃げは潰せました。

3rd Round = draw!?

しかし、先ほどランチをしたばかりで、
一体なにをしているんだろうか。
さっき食べた鶏肉が、
ヒヨコになって出てきそう。

もはや寄り道する余裕もなく、
R68で猪名川方面へ。
元気なのはロゼさんとマムさんだけ。

道の駅のところからR12に入り、
そしてそのまま南下。
ようやく念願の解散地点に到着です。

随所でアタックがかかったり、
競り合う流れでしたが・・・

地獄でした!!!

マムさん以外とは、ここで解散。
野郎ども、またお会いしましょう。

 

デガラシと化す

その後マムートンさんと帰路へ。

しかしまったく力が入りません。

完全にデガラシと化す。

あまりに踏めないので、
マムさんに介護してもらいました。

息も絶え絶え、池田まで帰着。

疲れすぎたよう・・・
輪行袋があれば電車に乗るレベル。

お腹も減っていたので、
コンビニに寄ってエネルギー補給。
甘いものが体中に染みる。

なんやねん、このアベレージ・・・

マムさんはここで解散でも良かったのに、
遠回りの川沿いルートを選んでくれました。

本当にぜんぜんスピードが出ないので、
ゆっくり一緒に帰ってもらうことになり、
なんだか申し訳なかったな…

向かい風だったこともあって、
結局最後は助けてもらいました。

ここ走るときはいつも後ろなのよね。

そして神崎川を抜けて、淀川に到着。

マムートンさんとはここでお別れ。
一緒に走るのは本当に久しぶりでしたが、
楽しかったですね~。
ありがとうございましたー!!

ひとり淀川を下ります。
この1kmくらいの川沿いの道が、
追い風なのがどれだけ有難かったか…

ヘロヘロになりつつ、
無事に豊里大橋まで帰還しました。

みなさま本当にお疲れ様でした!
ご一緒頂いた4人衆よ、ありがとう。

 

おわりに

あかのすけさんに完敗

白熱のあかのすけバトルでした。
全体の走りを俯瞰的に見ると、
やはりアグレッシブな走りをした
あかのすけさんに軍配が上がります。
ただ、シンプルに強かった。

今回の走りを見た我々は、
彼の肋骨骨折は虚言だったと認定。
そんな素敵なあかのすけさんでした。
またよろしくお願いします!

 

地獄ライドの要因

おっさん同士の見栄の張り合い。
これほどの醜態もなかなかありませんが、
普段はこんなことにはなりません。

あくまで私は「対あかのすけ」でしたが、
それだけには留まっていませんでした。

今回のロゼさん以外の4人。
これが「走力の割と近い4人」だったんです。
その結果、どんぐりの背比べ的なやつが、
随所で炸裂してしまったのです。

別に速いとか遅いとかじゃなくて、
「手を抜いたらヤラれる!」
という状況下に置かれてしまったのです。
周りに競争相手しかいないのである。
それはもう、恐ろしい環境でした。

もう二度と実現しないように、
これからお歳暮とか送るようにします。
みんなは味方!トモダチだよ!!
アミーゴ!

 

グルメは最高でした

長々とどうでも良いことで、
貴重な文字数の無駄遣いをしましたが、
本当に伝えたいのはグルメのこと。

モーニングを頂いた「ゾンネ」
そしてランチを頂いた「輪の里」
どちらも最高でございました!!

輪の里はこれから暖かくなったら、
更に居心地がよくなってしまいますね。
トイレもきれいだったし。(これ重要)

ハンモックとかもあったので、
子ども連れでも面白いかもですね。

手軽にBBQランチできるのって、
めちゃくちゃ良い。
楽しいよ!

 

さいごに

というわけで、
今回は「DARUMA vs あかのすけ」を
お送りいたしました。

次回は「三大怪獣 地球最大の決戦」を
お送りいたします。

必死で走っていた区間が多くて、
写真がかなり少なかったので、
文字数多め(当社比)でございました。

もっとゆるいライドやりたいんです。
お雑煮食べるだけのやつとか…
パン屋さんはしごするやつとか…

 

今回の軌跡

距離:181.53 km
タイム:6:21:35
平均速度:28.5 kph
高度上昇:1,276 m



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