大阪から京北へ!「持越峠」「栗尾峠」を越えて悶絶して帰る175km!!

はじめに

骨折して以来、誘うに誘えなかったロゼさん。

牛歩ペースだと迷惑をかけてしまうと思って、こちらからは声をかけるのを控えていたのです。

先日の「ライドオンすさみ」でご一緒できたのは良いものの、その後のライドはメカトラに阻まれ「共演距離300m」だったりして、なかなか良い機会が訪れないのでありました。

【丹波篠山黒豆ライド】篠山「薪窯ピザ&ジェラート オモト」でランチして黒豆ゲットするライド。

2022/10/25

そういう流れがあったので、「今回はガッツリ走りましょう!」という感じになりました。

目指すは京都・京北方面。お目当ては日吉の「持越峠」(←雲ケ畑のところじゃないほうね)と、京北の「栗尾峠」

あまり使ったことのない道や峠を走るコースを満喫してまいりました!

霧の亀岡へ

5時前に自宅をスタート。

やる気が満ちているわけではなくて、早く家に帰りたいからスタートも早いのである。

待ち合わせはいつもの池田新町ローソン。

長年通い続けているだけあり、所要時間はバッチリ。

ロゼさんと合流して、亀岡方面へ向けて北上です。

気温はGARMIN読みで7℃ほど。

この日は上下夏装備で、自宅を出るときはウインドブレーカーすら不要でしたが、池田を過ぎると全然違います。ウインドブレーカー着ていても寒い!

ああ、このシーズンが来ちゃったか・・・

R173を通らず、裏道を走って一庫ダム方面へ向かいます。

実はええ雰囲気の道、ゴルフ場の横っちょ。

一庫ダムへ。

湖上に霧がたまっています。

こんなに初めて見たかもしれない。

徐々に霧の中に入って行きます。

向かう先は「霧の亀岡」だもんな。

思っていたよりも霧が深く、能勢で既に視界は真っ白になってしまいました。

アイウェアが水滴で白く曇ってしまうので、定期的に指ワイパーを施しながら進みます。

ひいらぎ峠を越えて、さらに濃度を増す白さ。

霧なのか霧雨なのか分からない中、自転車は着実にぐちょぐちょに…

あまり使わない道、R454を使って亀岡の八木の辺りへ。

五里霧中。

雪印の工場の横を通って日吉方面へ。

まったく景色が分からん!

そんな白い霧の中に突如現れた謎の人形たち。

夜見たら泣いちゃう。

人形たちに吸い寄せられるように中へと進んでいきます。

ここが今回のお目当ての一つでした。

【暖手巣 かえるのお宿】

何度も行く計画を立てていたのに、なぜかすべて頓挫してしまっていましたが、この度、念願の訪問であります。

朝7時から開いているという朝ライドにピッタリのお店!

入店してみると素敵な空間でビックリ。

BGMでジブリが流れていましたが、なんかちょっとそういう雰囲気ありますね。

メニューはこんな感じ。
おにぎりがあるのがありがたい!

ノーマルなモーニングをいただきました。

おにぎりのプレート。
真ん中に小さな桃ジュースが付いていましたが、これとは別にドリンクが付いて650円!

めっちゃええやんけ

パンの場合は5cm厚くらいの食パンの半分サイズ(三角の状態)でした。

テイストもいろいろ選べるのは良いですね。

思わず素敵なモーニングに時を忘れて(1時間超)過ごしてしまいました。

再訪間違いなし!

持越峠から京北へ!

長い休憩には思惑もありました。それは「時が過ぎれば霧も晴れるだろう」という楽観的なものでした。

だって寒かったんだもの。

しかし霧は晴れず!

お店の人が「亀岡では昼まで霧が晴れないこともありますからね~。」と言っていた通り、まだまだ霧は残って寒い朝のままでした。

天候のことは仕方ないので、とりあえず日吉方面へ。

日吉ダム辺りに差し掛かると、急に霧が晴れて空が見えました。

めっちゃ天気!

標高が上がったのか、ほかの地理的な要因か分からないけど、なんかおもしろい天気だったなぁ。

日吉ダムを北側へ回り、本日のお目当て「持越峠」をめざします。

ここでくまモンがお出迎え…かと思ったけど、これはくまトトロ!?

なんと素敵な雰囲気なんだ。

この徐々に山に向かっていく感じ、好きだ。

そして持越峠に突入。

雰囲気がガラっと変わって良い峠感。

ここ持越峠を水源とする「中世木川」に沿って、登っていきます。

かなり久しぶりに来たんですが、変わらずめちゃくちゃ良いなぁ。

前回一緒に走ったと思っていたロゼさんは「初めて来た。」と言っていたので、一体ぼくは誰と走っていたんだろう・・・

途中でキャンプしている人が居たけど楽しそうだったなぁ。

調べてみると「HIGASHIYAMA BASE」ってところっぽいけど、詳しい情報が見つからぬ・・・

Stravaのセグメントを見ると、西から登った持越峠は「距離6.44km/標高差245m/平均勾配3.8%」の登坂区間。

よい登りでございました!

反対側へダウンヒル。

途中の美しいカーブに思わず脚を止めました。

峠を越えて、R364を離れて京北方面へと向かいます。

この辺りは初めて走る道でしたが、めちゃくちゃええ道やん。

何がと言われると説明できないけど、こういう道の雰囲気は琴線に触れまくる!

里山の風景、良いですね。

府道443号に続くのは狭き道。

そして府道に合流。

そして京北の基幹道路R162へ合流。

ここから北に行くともっと楽しいんですが、そうすると家に帰れなくなりそうなので、南下するコースを取りました。

今回もう一つのお目当て「栗尾峠」はもうすぐ!

自転車の楽園、栗尾峠へ

R162を南下していくと、京北トンネルの手前で旧道の分岐があります。

この旧R162こそが栗尾峠なんですが・・・

入口になんか書いてありますね。

え、自転車歩行専用道路なの!?

実は初めて走るこの道、ただの旧道かと思っていたら「自転車歩行者専用道」だった!

「えーそうやったんや~!」とか言いながら満面の笑みで旧道へと入るのでした。

しばらく登っていくと、先ほど走っていたR162が下のほうに見下ろせました。

ヤバイ。
楽しい道の予感!

当然、車は通らない道。

道中すれ違ったのは自転車一台のみ。

静かな道をほぼ独り占めできる贅沢なロケーションです。

落ち葉の降る中を登っていると、ふと秋を感じる瞬間もあって、嬉しくなりますね。

見晴らしの良い場所がありました。

この眺めは京北のほうなのかな?

しかしすごい山の中だな~。

終盤の雰囲気はまた違ったものになり、ひたすら山の中にいることを覚えるのでした。

左下のほうに僅かにR162が見えますね。

そりゃトンネル掘るわ・・・

そうして栗尾峠も無事にクリア。

こちらもStravaセグメントがありまして、登坂区間は「距離2.19km/標高差122m/平均勾配5.6%」という感じのよう。

短いのに濃い峠だったなぁ。

反対側へ降りてくると、こちらも自転車歩行者専用道の案内が立ってました。

しっかりと管理されているのも分かったし、近くを通る際にはぜひ寄り道したい峠でした。

その後、府道363号で神吉方面へ。

この道はなぜか何度も通ったことのある道です。気づかないうちに同じルート引きがちなんだろうなぁ。

R477との合流地点が近くなることを知らせてくれる、この林道感。

そして神吉へ出てきました。

ベッキーの居るほうとは反対側に行くと、少し高台を走る道があります。

そこからだと景色が良く見えました。

ここでお昼休憩をする予定でしたが、目星をつけていた1店舗目は休業日、そして頼みの2店舗目はまさかの予約でいっぱいということで、めでたくランチ難民と化しました

めちゃくちゃ腹減ってる!

お腹ペッコリーノすぎる。

本来は紅葉峠を降るはずでしたが、補給を優先。

より早く街へ出るため、R477を使って予定コースをショートカットすることにしました。

亀岡市街地をめざせ!

そして僕らがランチに選んだのはこちら。

【ファミリーマート 亀岡馬路町店】

何もないところに燦然と輝く、まさに田舎のオアシス。

数あるメニューの中から、ランチプレートをチョイス。

食欲という本能に従った結果、まとまりのない昼食の仕上がりを見せました。

DARUMA、亀岡でデガラシる

空腹問題も解消。

もう後は大阪へ帰るだけなのであります。

しかし、ここで問題が発生しました。

DARUMA、デガラシと化す!

私が元気に走っていたのは往路のひいらぎ峠までです。後はもうなんとか寿命を1時間ずつ縮めて、なんとかここまでたどり着いただけだったんです。

もうアカン!

そんな瀕死状態の私の前に現れたのは、亀岡が誇る名峠?の「法貴峠」である。

分かりやすくラスボス!

もはや必死のパッチである。

なんの余裕も残さないまま、なんとか法貴峠をクリア。

でもR423はここからまだ登り基調。大阪府境までは地味に登りが続く道なのです。ガッデム。

思わず西別院の自販機で小休憩を乞う。

わて、もうあきまへん!

これ美味しいねん。

実はこの辺りで寄り道、さらに堀越峠経由で能勢へ……という計画があったんですが、あまりに疲れ果ててしまったので、家まで直帰ルートを決意。

もう帰りたいねん。

なんとか大阪へ戻ってきました!

生還を確信。

ここまで全面的に牽いてくれたロゼさんとは、ここでお別れ。

生きて帰ってみせます!
生きる!!

猪名川CRへ。

飛行機やーん。

向かい風がきついことを飛行機で紛らわせたい。

しんどいときは立ち寄ることにしている、帰り道の自販機。

横に住宅が立ってしまって、場末感がなくなっていました。悲しい。

神崎川へ。

天気も良いし、過ごしやすい気温だったので、散歩している人も多かったですね。

そして淀川へ帰還!

今日のライド、これにて終了!!!

おわりに

めちゃくちゃ久しぶりに走った持越峠

私は一体、誰と走っていたのか。

その謎に迫るべく過去のブログを掘り返してみると、まさかのあまえびさんでした!今となってはレアキャラ。

読むと思い出される過去の記憶・・・。

まさかの門限ギリギリ!?思わぬ大誤算で焦りまくりの京都・日吉ロングライド!

2017/06/27

そしてもうひとつの目当てだった栗尾峠も抜群に良かったなぁ。

いつもトンネルを通ってしまってスルーしてしまっていましたが、これからは近くを通る度に経由してやろうと心に決めました。


久しぶりに味わった「デガラシ」。

やはりまだまだ持久力が戻っていないなぁと痛感しました。

元々「速くなるために走る!」みたいなガッツリ走りに傾倒している訳ではないんですが、なんとなく「最低限の自分」みたいなのが居て、そこまでは戻したいなぁとやんわりと思っています。

周りに走れる人が多いので、そういう人たちと最後まで元気に走り切りたいっていうのが、根っこにあるんです。(一番元気に走れた時でもそんなことは叶いませんでしたが・・・


ライドには関係のない話ですが、今回はブレ写真を量産してしまいました。

お気に入りのカメラの「FUJIFILM XF10」。

じっくりと構えて撮るには良いカメラなんですが、自転車に乗りながらサっと撮ったりするのには、合わないカメラなんですよね~。まぁほんまにどうでも良い話ですけど。

週末はまた楽しい予定があるので、まだまだ秋を満喫してやるぞ~!

今回の軌跡

距離:177.00 km
タイム:6:56:39
平均速度:25.5 km/h
総上昇量:1,577 m



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