はじめに
ここ最近、ことにダウンヒルなどの40km以上で走行しているときに、
前輪から「シュッシュッ」という音が聞こえることがあり、
なんだか気持ち不安になっていましたが、
フロントホイールも5,000km以上走っているので、
そろそろハブのメンテナンスをしてみることにしました。
初めてのハブメンテ。
使用ホイールは「Shimano ULTEGRA WH-6700」。
はじめての作業に熱中してしまって、写真も途中で抜けてるし、
もちろんのこと作業工程については適当なので、
参考にはなさらぬように…。
工具を揃える
とりあえずメンテナンスに必要な工具を取り揃えました。
WH-6700のフロントホイールのメンテには「17mmのスパナ」が必要。
自転車用の薄型の"ハブスパナ"と、ついでにモンキーレンチを準備しました。
![薄型のスパナ](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3240001-500x375.jpg)
持っていたモンキーレンチが柄の短いものだったので、
これを機に250mmのものを購入。
さすがに力の入り方が違って使いやすいです。
![250mmのモンキーレンチ](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3240003-500x375.jpg)
適当にやってみました
フロントホイールのクイックリリースを取り外してロックリングを外します。
![WH6700フロントホイール](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250004-500x375.jpg)
17mmのスパナで玉押しを抑えて、
さらにモンキーレンチで回すような形でロックリングを外しました。
![17mmのスパナを使用](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250005-500x375.jpg)
![ロックリングを外す](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250006-500x375.jpg)
ロックリングが取れたら玉押しが出てきますので、
これもスパナで抑えつつ、モンキーレンチで取り外しました。
![17mmスパナでこれも外す](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250007-500x375.jpg)
片方を外すとこんな感じに軸が出てきます。
これも取り外しました。
![外すとこんな感じに](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250008-500x375.jpg)
これでようやくベアリングが顔を出しました。
写真ではわかりにくいですが、結構黒く汚れておりました。
![全部外す](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250009-500x375.jpg)
ベアリング手前の黒いオイルシールをその辺の工具を駆使してがんばって外します。
そして露わになるベアリングを、なくさないように注意を払いながら取り外します。
「両方とも11個ずつのベアリング」がありました。
![ベアリングは片方11個ずつ](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250010-500x375.jpg)
ここで外した部品を洗浄して、状態を確かめました。
"玉押しも無傷で、ベアリングにも虫食いはなかった"ので、
今回は問題なしと判断。
グリスガンを持っていないので、
グリスは綿棒なんかを駆使して、たっぷりと挿しておきました。
後はオイルシールでフタをして元通り。
![グリスアップ](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3250012-500x375.jpg)
後は各パーツを取り付けていけば、作業終了。
ちなみに各部品については、
このpdfファイルを参照して確認をしながらやりました。
https://www.grooveinlife.com/WH-6700.pdf
![WH-6700](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/EV-WH-6700-F-2915B-500x354.jpg)
玉押しの締め具合が分からん
最後にベアリングにフタをするときの「玉押しの調整」があるんですが、
これの調整具合が非常に難しかったです。
締めすぎると"回転が渋い"し、緩めると"ガタつく"。
結局「がたつかない程度に緩く締める」という感じで、
多少ゆるめにセッティングしておきました。
作業全般、特に難しいことはなかったんですが、
この玉押しの調整だけは、ある程度目安を分かっておかないと、
無駄に時間を食われるかもしれないですね。
この辺りの記事はとても参考になると思います↓
実際に走ってみた
後日、120kmほど実走をしましたが、
特にハブの異常などもなく、順調に回ってくれました。
「シュッシュッ」という音も消えてくれました。
![R602にて](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2015/03/P3280047-500x375.jpg)
気になるところがあるので、もう一回玉押し調整をしてみようかと、
少し悩ましく思っていたりもしています。
意外と簡単な作業なので、これからは年に一回くらいは、
きちんとメンテナンスしたい場所ですね。
良い経験になりました。
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