はじめに
ここ最近、ことにダウンヒルなどの40km以上で走行しているときに、
前輪から「シュッシュッ」という音が聞こえることがあり、
なんだか気持ち不安になっていましたが、
フロントホイールも5,000km以上走っているので、
そろそろハブのメンテナンスをしてみることにしました。
初めてのハブメンテ。
使用ホイールは「Shimano ULTEGRA WH-6700」。
はじめての作業に熱中してしまって、写真も途中で抜けてるし、
もちろんのこと作業工程については適当なので、
参考にはなさらぬように…。
工具を揃える
とりあえずメンテナンスに必要な工具を取り揃えました。
WH-6700のフロントホイールのメンテには「17mmのスパナ」が必要。
自転車用の薄型の"ハブスパナ"と、ついでにモンキーレンチを準備しました。

持っていたモンキーレンチが柄の短いものだったので、
これを機に250mmのものを購入。
さすがに力の入り方が違って使いやすいです。

適当にやってみました
フロントホイールのクイックリリースを取り外してロックリングを外します。

17mmのスパナで玉押しを抑えて、
さらにモンキーレンチで回すような形でロックリングを外しました。


ロックリングが取れたら玉押しが出てきますので、
これもスパナで抑えつつ、モンキーレンチで取り外しました。

片方を外すとこんな感じに軸が出てきます。
これも取り外しました。

これでようやくベアリングが顔を出しました。
写真ではわかりにくいですが、結構黒く汚れておりました。

ベアリング手前の黒いオイルシールをその辺の工具を駆使してがんばって外します。
そして露わになるベアリングを、なくさないように注意を払いながら取り外します。
「両方とも11個ずつのベアリング」がありました。

ここで外した部品を洗浄して、状態を確かめました。
"玉押しも無傷で、ベアリングにも虫食いはなかった"ので、
今回は問題なしと判断。
グリスガンを持っていないので、
グリスは綿棒なんかを駆使して、たっぷりと挿しておきました。
後はオイルシールでフタをして元通り。

後は各パーツを取り付けていけば、作業終了。
ちなみに各部品については、
このpdfファイルを参照して確認をしながらやりました。
https://www.grooveinlife.com/WH-6700.pdf

玉押しの締め具合が分からん
最後にベアリングにフタをするときの「玉押しの調整」があるんですが、
これの調整具合が非常に難しかったです。
締めすぎると"回転が渋い"し、緩めると"ガタつく"。
結局「がたつかない程度に緩く締める」という感じで、
多少ゆるめにセッティングしておきました。
作業全般、特に難しいことはなかったんですが、
この玉押しの調整だけは、ある程度目安を分かっておかないと、
無駄に時間を食われるかもしれないですね。
この辺りの記事はとても参考になると思います↓
実際に走ってみた
後日、120kmほど実走をしましたが、
特にハブの異常などもなく、順調に回ってくれました。
「シュッシュッ」という音も消えてくれました。

気になるところがあるので、もう一回玉押し調整をしてみようかと、
少し悩ましく思っていたりもしています。
意外と簡単な作業なので、これからは年に一回くらいは、
きちんとメンテナンスしたい場所ですね。
良い経験になりました。
コメントを残す