はじめに
FACTOR OSTROが手元に来て数ヶ月。
納車当初は(仮)仕様で使っていましたが
途中でコンポも組み替えることになり、
その際に導入したのが、
巷で話題の「EQUALディスクブレーキ」。
ワイヤードのディスクブレーキです。
油圧→機械式へ
今回の組み換えをざっくり書くと…
もうこれがテーマみたいな感じ。
油圧 → 機械式
仮仕様だったeTap FORCE(油圧)は、
XELIUSから移植したeTap RED(機械式)へ。
それに伴ってブレーキが、
表題の”EQUAL”に変わったというわけです。
言わずもがな、
油圧と機械式のシフターに互換性はないので、
油圧コンポのブレーキだけ機械式に変更…
なんてことはできないのです。
(変えるならシフターごと!になっちゃう)
この機械式のディスクブレーキの強みは、
リムブレーキ車を組むコンポを使って、
ディスクブレーキ車を組める!というところ。
そこで今回の「EQUAL」なのであります。
変えるメリットはあるのか
なぜ油圧式から機械式に変えたのか。
これには理由がありました。
- 旧eTap(11s)が使いたかった
- 油圧のブラケットがデカすぎる
かつてない出費だった新車導入。
コンポは旧eTapを使いまわしたかった。
という”経済的理由”がひとつ。
そして仮仕様で組んでもらっていた
SRAM Force eTapについてですが、
「油圧レバーがめちゃくちゃでかい」
これがやっぱり馴染めなかった。
油圧の制動力は魅力的でしたが、
必須と感じるほどでもありませんでした。
むしろブラケットが大きいのは、
車体のバランスも変わってしまい、
我慢できなかった部分でした。
どちらかというと私は手が大きめですが、
それでも大きく感じるブラケット…
ちょっと欧米規格すぎると感じました。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3833-500x333.jpg)
油圧にこだわりがなかったこともありますが、
レバーの違和感がデメリットと感じた…
というのが理由として大きかったと思います。
そしてこの変えたかった理由は、
そのまま変えたときのメリットになりました。
これは何が違うの?
本来ならば私がつばを飛ばしながら
暑苦しく語るべきところです。
でも明らかにこれのほうが分かりやすいので、
ぜひ読んでもらいたい。
GROWTACのEQUALブレーキの解説。
かなり詳しく書かれていますが、
中身は分かりやすいし面白い。
「油圧VS機械」に関しても、
しっかり触れられているので良いですね。
こんなブログ読むよりよっぽど良い。
クリックしてequal_DBR_concept_data_20210430.pdfにアクセス
無理やり簡潔に書くと・・・
最近のフレームではケーブル内装も多く、
私の乗るOSTROのように”フル内装”の
ややこしいフレームも増えてきています。
そんな本来は油圧式がしがるべきの、
ややこしいケーブル内装フレームでも、
搭載できる次世代機械式ブレーキ!!!
という感じかな。
これを可能にしているのは、
もちろんその機械構造なんでしょうけど、
付属している「ニッセンケーブル」も、
これに大きく寄与している気がしますね。
ブレーキパッドは?
少し備忘録も兼ねて、
ブレーキパッドについても触れておきます。
付属のブレーキシューは、
ベスラ社と共同開発品の純正品。
規格に関しては、
オフィシャルのQ&Aにもあるように、
シマノとの互換はあるようなので安心。
パッドをシマノに替えるのであれば、
同じレジン系の「K05S-RX(K03後継品)」かな。
OEM元のベスラ製のロード用パッドも、
純正と同じくレジン&メタルのものなので、
こっちのほうがフィーリングに近いかも?
なぜこんなことを書いているかと言うと、
純正ブレーキパッドがええお値段するのです。
使ってみた感想
FACTOR OSTROで使用していますが、
ややこしいフル内装フレームへの組付け。
正直、ワイヤードで性能が発揮できるのか?
不安な部分はありました。
しかし、そこは全く杞憂に終わりました。
「ブレーキの引き、めっちゃ軽い!」
これは本当に驚きでしたね〜。
そして替える大きな理由となった、
ブラケットの大きさ・重さについても、
やはり替えて良かったと思えるものでした。
「ハンドルが軽い!」
ずっとハンドル幅のせいと思っていた、
ハンドルを振ったときの鈍さ。
それは油圧ブラケットのせいでしたね。
本当に重いんだよ、FORCEの油圧レバー。
これが解消されただけでも、
めちゃくちゃ嬉しくなりましたよ。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/s-115612206-500x281.jpg)
単純なブレーキの効きは、
油圧式に軍配が上がるでしょう。
しかしブレーキのフィーリングは、
機械式の良いところが出ているので、
私はこちらのほうが断然好みでした。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/s-IMG_20220313_122548-500x374.jpg)
リムブレーキに慣れ親しんだ感覚では、
充分な制動力はあります。
ディスクブレーキの利点も潰れていないでしょう。
その辺はかの”才ノ神峠”を下ったときにも、
確信に近いものを感じました。
ただ私の場合はリアのローターも160mm。
140mmだとまた違う感覚があるかも?
油圧との比較でよく言及されるのが、
「パッドとのクリアランスの調整が必要」
というやつですね。
まだ2,000kmくらいしか走ってませんが、
その間に一度微調整をしたくらいです。
それほど一気に減るものでもないので、
細かい期間でイジる必要はないと思います。
元々リムブレーキでもシューが減ってくると、
必要になってくる作業と同じようなものです。
デメリットというほどでもないと思ってます。
![](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2022/05/s-IMG_20220313_122603-500x374.jpg)
まだここ数ヶ月の運用ではありますが、
今の所なんの不満も感じていないですね。
いや、むしろ良い!
おわりに
もし今後、12sへ移行するとしても、
コンポはリムブレーキモデルを選び、
イコールブレーキを使う・・・
という選択肢があるのは大きいですね。
もし次に12sのeTapを載せるなら、
間違いなくそうすると思います。
リムのコンポーネントを活かして、
ディスクブレーキへ移行したいときには、
もう必須と言っても良いと思いますね。
イコールブレーキ、良いぞ!
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