丹後半島、満喫ならず!?雨に凍える、春の丹後半島一周「未遂」ライド!

「UFOラインアタック」からの「丹後」!

4月8日。
この日は、待ちに待ったイベントの開催日。

『UFOラインアタック Vol.3』

冬季通行止めのUFOラインを、
このイベントの日だけ開放して、
自転車で絶景を味わおう!

という素晴らしきイベントなのです。

早いうちに数人でエントリーをして、
待ちわびたイベント前日。

準備をしているところに、
その知らせは飛び込んできました…

UFOラインアタック 中止!!!

悲報過ぎて笑ってしまった・・・
ここ数日では考えられない寒波が来て、
UFOラインにも積雪するほどの雪が降り、
無残にもぼくらの楽しみは消え失せました。
憎い寒波のアンチクショー。

途方に暮れた僕らですが、
ここは急いで代替ライドを立案し、
「丹後半島一周ライド」へ出かけることにしました!

丹後半島は二度走ったことがあります。
一度はなぜか自走で走ったあの時。
最高に楽しかったので、今回も期待大!!

丹後半島をグルっと周る!大阪から走る丹後340kmツーリング!!

2016/07/20

天気予報も朝の小雨以外は大丈夫そう!
よーし、丹後半島に行くどー!!

 

時計回りにスタート!

UFOラインへ行くメンバーで、
丹後半島へ向けて出発です!

メンバーは、
kazuさん、ふぃぼなっちさん、あかのすけさん、
そしてワタクシの4人です。

リーダーkazuさんの車に、
全員で4人乗る段取りでございます。
これは何度見てもすごい。

宮津の辺りに到着。
ハンドメイドサイクルラックまであり、
kazuさんの本気度が窺えます…

大阪市内3時半に待ち合わせだったので、
現地でゆっくりしてもまだ6時過ぎだ。
安定の朝早いライドだ・・・

早速スタートでございます!

少し雨が降っていたのか、
路面は結構ウェットですが、
走る分には問題はなさそうです。

早速、「天橋立」の文字が!
今回は時計回りにしているので、
天橋立は最後に走る予定です。
それまでお預け~。

しばらく海岸線を走って行くのですが、
この辺りはあまり海が見えない場所。

途中からは丹後半島の絶景まみれなので、
序盤は助走区間みたいなものですね。

海から離れるようにR2を走り西向きに、
内陸部へと進んでいきました。

丹後鉄道「与謝野駅」を過ぎ、
徐々に山手へ近づいて行きます。

しばらくすると景色も変わってきました。
朝の丹後の里山風景、めっちゃええ感じです。

道も徐々に勾配を帯びてきて、
峠越えが近い雰囲気です。

峠かな?と思える感じになったとき、
後ろから、なっちさんが発射されました。
そして後を追うあかのすけさん。
2人とも速いなー。

ここは「岩屋峠」
斜度もそれほどキツくなくて、
とても走りやすい峠でした。

初めて走る峠なので、
登りがどれだけ続くのかも分からず、
途中で2回くらい諦めそうになりました…

最後は7%越えだ!

峠は豊岡市との市境でした。
なっちさん、お待たせしました!

この時、気温は「2℃」
めちゃくちゃ寒いじゃないか…

最低5℃想定だったので、
めちゃくちゃ寒いのです。
登っているときで丁度良いくらい!

ダウンヒルの途中で見えた桜。
まだ綺麗な桜が見られるなんて、
ちょっとラッキーですね。

峠を越えると快走路。
丹後も海だけじゃないですね。
気持ちよすぎる山間の道。

途中で綺麗な桜を発見したので、
お花見がてらの小休憩にしました。

「つくし」もたくさん発見。
もう結構くたびれてるけど。

普段は見落としてしまうような風景を、
こうやって足を止めて見ることができるのは、
自転車の良いところですね。

岩屋峠を越えたR2は快走路が続きます。
気持ち良すぎる朝だぞー!!

 

雨と寒さと心強さと

そしてまだまだ続く快走路。
今日のライドは最高じゃないか。

左手に見える山はなんだろう。
存在感のある山だったな。

途中からR482に道を変え、
久美浜方面に北上して行きます。

「うわー!」
思わずみんな声を上げる光景。
意外と登るんですね・・・

トンネルが見えてきました。
ここからは京丹後市に入ります。

トンネルを越えると爽快なダウンヒル!
・・・と思いきや。

雨が降ってて寒い!!

トンネルを1つ越えると、
そこは雨が降っておりました。
さっきより気温も低い気がする…

ほどなくして、雨脚も強くなってきました。
こりゃ走ってられないぞ!

少し雨雲をやり過ごすため、
近くの建物で雨宿りをすることにしました。

雨雲レーダーを確認してくれたなっち氏が、
「あんまりよくないですね~」と言うので、
確認してみると・・・

どうやらさっき越えた山を境目に、
北側はずっと雨が降る予報。
ん??「ずっと雨」!??

【悲報】丹後半島これからずっと雨!

まぁなんということでしょう。
これから走る予定の道だけ、
うまい具合にずっと雨雲がかかっています。
なにこれ。しょうもない奇跡が起きてる。

しかしよく考えてみてほしい。
「雨の丹後半島」も粋なものではないか?
自然を愛でるということは、
その天候に関わらず愛することである。
自然と共に生きるってそういうこと。

晴れもあれば雨もあるんだ。
当たり前のことじゃないか。
自転車に乗る時だってそうなんだ。
それでも前に進めば良いんだ!
よし、ぼくらも前に進もう!!!!!

【英断】最短距離で宮津に帰りましょう!

このクソ雨の中なんて走ってられるか。
もちろん最短距離で帰りましょう。
もう今すぐ帰りたい。
できることなら一滴も濡れずに帰りたい。

雨が収まるタイミングを待って、
再スタートでございます。
予定とは違う方向…スタート地点に引き返します。

ひたすらR312を宮津方面へ。

30分も経たないうちに、
また雨が強くなってきたので、
途中で雨宿りをしながらの帰り道。

雨の沁みた手足がめちゃくちゃ寒いのです。
0℃から1℃くらいの気温の中、
途中、雨がみぞれに変わったりして、
それはもう寒い痛いの状態でした。

ちょっと薄着気味で雨に濡れているなんて、
もはや拷問としか思えぬ所業なりにけり。

しかし、有り難いことに追い風基調。
早く雨を抜けたい一心で、
40km/hくらいのペースで駆け抜けますが、
カーボンホイールのブレーキが効かない!
怖い!これはあかん。

そんなこんなで、
途中でようやく現れたコンビニに避難。
凍える体にホットコーヒーと豚まん。
人間幸福度が回復しました。

指ぬきグローブだったなっち氏は、
コンビニでテムレスを手に入れ、
そして、あかのすけさんは、
この雨の中、マウントがヘシ折れました。

コンビニの辺りは晴れ間が出てきて、
ようやく雨区間から離脱できました。
後はボチボチ帰りましょう。

そんな中でも桜が綺麗に咲いていたりして、
ちょっとしたことで嬉しくなるもんです。
宮津まではあと少しです。

与謝野の辺りまで来ました。
つい数時間前に通った場所だ・・・

この辺りから悲惨な向かい風区間に。
最後まで優しくしてくれない丹後さん。

天橋立が見えました。
あれを渡って帰るはずだったのに…!
海らしい風景はここだけだったような。

ぼくの自転車から異音がする。
そういえばチェーンオイルがドライルブだった。
この雨でオイルが完全に抜けてしまった模様。

ノーメンテママチャリと同じ音がする…
キュルキュルガッチュガッチュ♪
「コンビニでラー油買ったらええねん。」
経験から生み出されるkazuさんの助言…

そして何とかデポ地点に到着。
晴れ間が覗く空を見上げて、
丹後半島の一部だけ雨だったんだなぁと、
哀愁漂うゴールとなりました。

まぁこんなこともあるさ!
走っている途中は「修行だー!」という感じで、
滝行を思わせる雨と寒さでしたが、
おかげで悟りが開けました。信じよ。

ということで、
丹後滝行ライドは無事終了しました!


ライド後は近くの日帰り温泉施設へ。
パンツと靴下を忘れてしまって、
シューズが雨でずぶ濡れだったので、
コメリで超オシャレなやつを入手して、
事なきを得ました。

kazuさんに家の近くまで送って頂き、
今回のライドは終了。

みなさんありがとうございました!!
UFOラインも丹後半島一周も、
リベンジ楽しみにしています!!!

 

おわりに

丹後半島一周ライド、DNFで終わりました。
海の景色を見に行ったのに、
なぜか山しか見ずに帰るという、
なかなかおもしろいオチでした。

車で帰る道のりも、
まったく雨に遭うこともなく、
「走る場所だけ降っていた」というか、
「雨が降ってる一部地域に走りに行った」
みたいな事だったんでしょうね・・・

一人で走っていたら悲惨ですが、
こんなライドでもグループで走ると、
「あーキツかったなー!」と言いながら、
楽しい思い出に切り替わるのは不思議ですね。

そして遠征ライドは特別に楽しい!
またどこか遠くへ走りに行きたいなぁ。

 

今回の軌跡

距離:69.67 km
タイム:2:31:37
平均速度:27.6 kph
高度上昇:618 m



1 個のコメント

  • 車載で和歌山へ!生石高原とあらぎ島へ。|道ゆくままに へ返信する コメントをキャンセル

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