ナイトライドの必携品!?大光量ライト「CATEYE VOLT1600」を悩んだ末に購入した話。

はじめに

先日の「うどんライド」のとき、
2号線に向かって走っている途中で、
愛用している「OLIGHTのライト」が天に召されました。

dsc01518

OLIGHTのライトについては、こちらに詳しく書いています↓

さすがに高いライトだったし、
それほど長く使っていたわけではないので、
家に帰ってから色々と手を尽くしましたが、
どうやらLEDが破損してしまったみたいで、
もう何を試しても点かない状態に…。
オーマイガー。

普段(最近特に)、日の出前に走る機会が多く、
大光量ライトは必需品となっていました。

買わねばならぬ!
早急に買わねばならぬ!

というわけで、
新しいライトを買うことを、
余儀なくされたのでした。

 

欲しいライト=大光量ライト

いつものライト周りの装備を振り返ります。
普段、ナイトライドの際は2灯体制で走っていました。

メイン:OLIGHT SR Mini Intimidator
サブ:XTAR B20 Pilot II

「どちらかに問題があったときでも、
 対応できるように!」

というのは大前提ですが、
普通にバッテリーを気にせずに使えることを考えると、
2灯体制は心強いのです。

dsc01241 今日のハンドル周り

基本はメインライトのみを使用していますが、
今回の時のように、なにかあった時は、
サブライトの存在は頼もしいものになります。

以前の「丹後ライド」のときは、
序盤の道が"下り基調&霧"で暗すぎるし、
鹿の気配がずっとしている"恐怖の夜道"だったので
ライトも明るめのモードで点けていて、
結局メインライトは早めにくたばってしまいました。
「あーサブライトがあって良かった!」
というような経験が尚更そう思わせるのかも。

濃霧が怖い

ナイトライド以外のときは、
大きいライトの出番はないので、
サブライトや「MOON METEOR 200」を使っています。

まぁ、なんにせよ…。

暗い道を走るならそれなりのライトを!

という思いが強いので、
今回はやはり大光量ライトに狙いを定めて、
買うことに決めました。

 

ライトを比較検討をしてみる

スペックで考えてみる

さっきから「大光量」とかいう単語を連発してますが、
具体的に数値で書いてみると、
こんな感じのスペックが欲しいのです。

最低200ルーメンで8~10時間

最大光量が大きいライトは、
総じて200ルーメン辺りで使用しても、
ランタイムが長いものなのです。

別に「200ルーメン」にこだわりはありませんが、
夜道を走るのであれば最低200ルーメンは欲しい。
夜の峠とか、本当に暗いですからね。

これからも夜通し(オーバーナイト)で走るような、
よくわからないライドをする機会もあるだろうし、
ランタイムは8時間くらいは欲しい。
できれば10時間くらいあれば良いなぁ。

バッテリーは充電式 or 18650電池?

一年ほど前にライト選びを考えたときは、
使用するライトを18650電池仕様に統一することで、
電池交換をより楽にしようと思っていましたが、
実際1年間ほど使ってみましたが、

「メインライトのバッテリー交換前提は不要!」

というのを実感しました。
そもそもバッテリーが切れないように、
ランタイムの長いライトを使用するんです。

情報を集められなかっただけかもしれませんが、
この一年で充電タイプのライトのランタイムが
飛躍的に改善された気がしてます。
今の最新モデルを見ると、
「充電タイプ、めちゃくちゃ実用的やん!」
という風に思い直したのでありました。
テクノロジーは日進月歩でございますね。

候補は3つ!

そんなこんなで、
具体的に候補にあげたモデルはこちらでした。

  1. CATEYE VOLT1600
  2. LEZYNE DECA DRIVE1500 XXL
  3. FENIX BC30

どれもがめちゃくちゃ明るいライトです。
スペックを比べてみるとこんな感じです。
(↓スマホだと横にしないと見れないかも)

  CATEYE VOLT1600 LEZYNE DECA DRIVE1500 XXL FENIX BC30
バッテリー USB充電式 USB充電式 18650×2本
モード(Lumen) 1600/500/200 1500/1000/600/250/150 1800/1200/500/200/100
ランタイム(h) 2/5/15 1.6/2.1/3.7/9/25 ?/1.8/5/11/20
本体重量 260g 258g 161g (電池別)
市場売価 16,000円 ガイツーでも13,000円 12,000円
その他 マウントが秀逸 デザイン◎ 防水性能:IPX8

色々と省いたスペック表になりますが、
個人的に気になるところだけを抜粋しています。
基本的に点滅のモードは使わないので、
表のモードの部分からは意図的に省いています。

上の表を見ながら、
感じたことを適当にまとめるとこんな感じかな~。

CATEYE VOLT1600

◎ランタイムが長い
◎キャットアイマウントが秀逸
○アフターケア(保証)は期待できる?

LEZYNE DECA DRIVE1500 XXL

◎250ルーメン/9hが良さげ
○見た目がかっこいい
×国内販売価格が高すぎる!(ガイツー前提)

FENIX BC30

△バッテリーが18650電池仕様
×デザイン・マウントがイケてない
◎価格が少し安め

 

スペックの差は?

こう並べてみると、各社ともに大きな違いはなくて、
「バッテリーが充電式か18650」という違いと、
モード/ランタイムに少し差があるくらい。
後は見た目とか、価格とかの違いでしょうか…

「CATEYE VOLT1600」は、
他社のものよりもモードが少なく思えますが、
常用するモードなんて、200か500になるので、
使用する上でまったく不利な部分ではないと思いました。

200ルーメン辺りで使用したときのランタイムは、
CATEYEとFENIXが10時間を超えますが、
LEZYNEは250ルーメンで9時間。

ランタイムは短くても250ルーメンという明るさは、
なんか実用性が高いような気がします。
(光量は使ってみないとなんとも言えないですが。)
ランタイムでの比較でも大きな差はなさそうですね。

防水性能については、
きちんと表記されているものがなく、
ネットの情報では掴みきれませんでした。
謳えるほどでないにしても、防水性能あるようなので、
それほど重要視はしていません。


唯一18650電池を使用するFENIXですが、
交換電池が用意しやすいメリットとは別に、
"スペック通りの機能を引き出しにくいんじゃないか"という、
この辺のLEDライトのマイナスイメージもありました。
(ランタイムとか電池性能によるところが大きいため。)

ちなみにFENIX BC30は、唯一ですが、
一度daiconさんに借りて使用したことがあります。
その時にマウントがゴツくて、使いづらいイメージがありました。
性能についてもユーザーの賛否が結構あるようだし、
信頼のおけるdaiconインプレも「あんまり」という評価だったので、
今回は候補から外すことにしました。

 

決め手は価格と保証?

そうなるとCATEYEとLEZYNEの2択。

見た目やスペック的な部分、
twitterでKUZUBAKOさんから使用感を聞いていたのもあり、
LEZYNEのほうに気持ちは傾いていたんですが、
今回「ライトの故障」というキッカケがあったので、
海外通販は避けようと思いました。
やっぱり万が一の故障で保証がないと困る。

国内売価はLEZYNEが20,000円くらい。
CATEYEが16,000円くらいなので、
もうこの時点でLEZYNEは候補から外れました。
「結局金かい!」っていうツッコミ大歓迎。

海外通販だと値段も同程度になりますが、
後々の保証などを考えると、
これはなかなか悩みどころになるかと思います。

というわけで。
とても長い前置きになってしまいましたが、
この度、新ライトに「VOLT1600」を導入いたしました。

 

 

CATEYE "VOLT1600"購入!

というわけで、悩んだ挙句に買いました。

dsc01621

照射時間/明るさなどの機能は箱にも大きく書いてました。

dsc01622

中身はブラケットと本体とケーブルと取説。
重厚な箱がライトの高級さを匂わせます・・・

dsc01623 dsc01629

本体を持ってみると、こんな感じに。
大きめのアジを掴む指の曲がり具合と一緒ぐらい。

意外と大きくない!と思いましたが、
それは前例の"OLIGHTさん"との比較にすぎません。
十分にデカいライトでしょう。

dsc01625

裏側は藤井隆を思い出させるHOTの注意書き。

dsc01626

真ん中の白い部分がゴムのフタになっていて、
そこにmicroUSB端子が隠れています。
防水対策がしっかりされている印象を受けました。

dsc01627

ライトは2灯。
見た感じ弱そうな雰囲気が出ていますが、
いざ点灯してみると、強烈な光を放ちます。

dsc01628

早速、前のライトの定位置だった場所に、
付属マウントを駆使して取り付けました。

駆使したと言っても、物理的に上向きに付かなかったので、
下向きに装着しただけです。
なかなか収まりは良い感じで良かったです。

dsc01631

 

少し使ってみた感想

先日の「雨三昧、美山ライド」の際に、
真っ暗な中、使用してみた簡単な感想を…。

真っ暗な川沿いを走るときがあったのですが、
そのときには大活躍をしてくれました。

dsc01637

「通常は200lm、暗いところでは500lm」

という使い方をしていましたが、
点灯モード以外に点灯+点滅モードがあり、
モードの変更は少しめんどくさかったです。

ただ川沿いで人が多いところでは、
"点灯+点滅"のモードは結構有効的で、
「後ろから何か来てまっせ」ということを、
光でお知らせするには、優秀なモードでした。

照射時間はそれほど長くはなかったので、
当たり前なんではありますが、
往路では早朝に4時半から使用して、
復路では、そのまま夕方17時ごろから使用。
このライト一本で十分に間に合いました。
ランタイムの長さはありがたいですね。

充電式ということもあり、
段差などでの瞬電なんかもあるわけなく、
今回の使用では大活躍をしてくれました。

逆さを向けて運用して良いの?

今回、某氏より、
「照射範囲の問題で、
逆さに着けるのはオススメじゃないらしい」

というような話を事前に聞いていたんですが、
正直、表向きも裏向きもよく分かりませんでした。

説明書にも記載がなかったので、
あまり照射範囲には関係が無いように感じました。
(ぼくが記載を見つけきれていないだけかも?)
まぁそれでも裏向けて使うけれども…

防水性能は?

今回、雨の中を走るライドでの運用でしたが、
ライトはもちろん無事でした。

ライトに防水性能は謳われていませんが、
説明書にはこういう表記があります。

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-2

普通に使う分には問題なさそうですね。
水の中に落とさないようには注意しないと。

 

おわりに

今回、ライトの買い替えと言う大きな出費があり、
大誤算というか、予定外過ぎて泣いています。

冒頭からタラタラと書いていますが、
「"保証のない商品の故障"という痛手」
というのを身をもって知ったのでありました。

別にCATEYEの回し者ではありませんが、
今回のこのVOLT1600は、商品保証2年間。
次にもし同じことが起きてしまっても、
2年以内なら保証が聞くかと思うと、
少しだけ肩の荷も軽い感じがしますね。

そんなことを書いておきながら、
この後もアホみたいにガイツーで買い物したぼく。
何も懲りてはおりませんが、
良い教訓になりました。

VOLT1600、これから酷使するぞー!!

 

 



4 件のコメント

  • 非常に参考になるレビューありがとうございます 現在18650のライトは出先で充電器が必要なので面倒くさいのでUSB充電は便利そうです volt800も気になるところですが1600のランタイムと照射範囲は魅力的なのでしばらく考えてみます

    • どうもコメントありがとうございます。

      VOLT800とVOLT1600ですが、「200ルーメン」で使用する前提であれば、意外にVOLT800のランタイムも長くて良いですね。
      それ以上の明るさを多用するなら、VOLT1600かなぁという…少し雑な意見ですが。
      「実質こいつ一本で十分」っていうのがあると、やっぱり運用も楽ですわ。

      後は同じ200ルーメンでも光の具合が違うと思うので、「(2LED仕様の)VOLT1600のほうが明るく感じる!」
      ってことはあるかもしれませんね。(逆はないと思いたい…)

      キャットアイのホームページで配光イメージ見れるので、これで比べてみるのも面白いかもしれませんよ~。
      http://www.cateye.com/jp/products/detail/HL-EL471RC/beamchart/

  • >「照射範囲の問題で、
    逆さに着けるのはオススメじゃないらしい」
    というような話を事前に聞いていたんですが、

    その方はEconomシリーズと混同されているのでは無いでしょうか。
    Voltシリーズでは200以外は防眩ひさしもありませんし配光設計自体も上下の区別はありません。
    壁に対して垂直に照射してみれば確認出来ますが、1200/1600の配光は完全に上下左右に線対称ですし、300/400/700/800に至っては点対称なので真横に装着しても同じです。

    800との比較ですが、Cateyeが単位の定義通りに表記しているのであれば、原理的には同じルーメンで照射範囲の広い1600の方が照射範囲内の平均照度は低くなります。
    ただし現実の照射範囲全域で均質な配光では無いので、前照灯としての「見やすさ」は単純比較できません。

    • コメントありがとうございます。

      なるほど、そういう配慮がされているモデルもあるんですね。
      きっとそれの勘違いなのでしょうね。
      天地を変えて使ってみて差が分からなかったのは当然だったんですねw

      >ただし現実の照射範囲全域で均質な配光では無いので、前照灯としての「見やすさ」は単純比較できません。

      これがメーカーの”スペック的に同じ明るさ”だとしても、感覚的に違ってくる部分ですよね。
      他社のライトで暗く感じたりするのは、この辺の理由もあるんですね~。奥が深いというのかなんというのか…

      有用な情報ありがとうございました。

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