これぞ”隠れた名盤”!「Alice Clark」が残した一枚だけのアルバム

 

2017/5/26
読みやすいように加筆修正しました!
新しく情報を頂いたので、
それも追記させてもらいました。

はじめに

巷でよく聞く「隠れた名盤」というフレーズ。
そんな前置きがあるくせに、意外に露出が多くて、
全然隠れてなかったりするケースも多いんですが、
今回紹介するAlice Clarkという人物のアルバムですが、
これはなかなかの"隠れ具合"です。

作品としての知名度は上がっているかもしれませんが、
まだまだ謎の部分が多く、
そういったところでも惹かれる作品です。

 

90年代に注目を浴びる

アリスクラーク。
女性ソウルシンガー。
その素性はあんまりよく分かっていないようですが、
彼女は72年に唯一アルバムをリリースしています。

音楽シーンではよくあることですが、
その作品はまったく売れることなく、
その他、数多の中に埋もれていってしまいました…。

しかし、20年近く経ち、
時は90年代のAcid Jazzムーブメントのころ。
彼女の楽曲が再び注目を集めることになります。

Soul系コンピレーションの中に
彼女の曲が数曲収録されることになり、
その音源が再びリリースされるや否や、
クオリティの高さに皆が悶絶、阿鼻叫喚(←違)

その音源が評判を呼びに呼びまくって、
唯一リリースされていたアルバムも再発になりました。
というのが90年代半ばのお話。

その後、紙ジャケのリマスターの再発もあったり、
そこそこのセールスはあったと思われますが、
「知る人ぞ知る名盤」と言われている、
ソウルアルバムなのであります。

 

唯一のアルバム

そんなアリスクラークの唯一のアルバムが、
こちらです。

Track List:
01.I Keep It Hid  
02.Looking At Life  
03.Don't Wonder Why  
04.Maybe This Time  
05.Never Did I Stop Loving You  
06.Charms Of The Arms Of Love  
07.Don't You Care  
08.It Takes Too Long To Learn To Live Alone  
09.Hard Hard Promises  
10.Hey Girl

ジャケットからも漂うディープソウル臭。
中身はむしろキャッチーな楽曲が多いです。
編曲もホーンが効果的に入り、
派手でいて分かりやすいアレンジ。
とても"とっつき易いサウンド"です。

アリスのボーカルは、
めっちゃ上手い!とかいう部類ではないと思うんですが、
とても澄んだ声をしていて、
それがまたええ感じなのです。
「味のある歌」だという表現で良いかもしれない。

 

名曲揃いの収録曲!

「Sunny」で知られるBobby Hebbの作品も、
取り上げられており、
アルバムの楽曲のクオリティは極めて高いです。

#1はよくあるミドルテンポの曲かと思いきや、
3/4からサビで4/4へと転じるという面白い展開。

#5は一瞬Jackson Sistersを思わせるイントロが印象的。
ノリノリのアップテンポソウルナンバー。

#7はコンピレーションにも収録された目玉曲。
ホーンアレンジ、ドラムが光る秀作。

オルガンが唸る#9は、
どこかリズムがVoices of East Harlemを思わせる
とてもリズミカルなナンバー。

ラストの#10はDonny Hathawayのライブアルバムでも
おなじみの名曲ですね。
それに比べかなりテンポが早く軽快なサウンドです。
これはこれでめっちゃかっこええやん。

という感じで、
ノリの良い曲が多くて、かなり聴きやすい。
ほんとに曲がそれぞれハイクオリティなので、
なかなか楽しんで聴ける作品です。

 

気になるバックミュージシャン

このアルバムにはプレーヤークレジットがありません。
誰が演奏してるのか全然分からんのです。
ドラムはバーナードパーディかという噂も多いみたいですが、
ちょっと違う気がする…。
ベースはゴードンエドワーズと言われてるみたいですが、
どちらかというとチャックレイニーぽいねんけどなぁ。
さすがに聴いても全然分かりませんね…

誰が弾いてるんやろ、とか、
そういう楽しみ方もおもしろいかも。


2017/5/26 下記、追記しました

バックミュージシャンについて、
新しい情報を頂きました!

なんとバーナードパーディの演奏でした!
ベーシストについても、分かりました。
ボブブシュネルさん。
初めて聞いた名前なので、調べてみると、
「Nina Simone Sings the Blues」などでも、
演奏をしているプレーヤーのようです。

情報ありがとうございます!
ってScoobie Doのドラマーの方ですやん!?
(こっちのほうがビックリだったんですがw)

追記、以上。

 

70年代ソウル名盤の一つに

そんなアリスクラークのアルバムですが、
なんとなく「アレサフランクリンを意識してる」感じが、
漂ってくるサウンドだと思いました。
(ブルース寄りの曲はないですが・・・)

ちょっとサウンドの雰囲気も似ているし、
あー、アレサやったらコレどう歌うやろ…と、
少し考えてしまうようなとこがありません?

リリースされた72年と言えば、
伝説のライブアルバム、アレサのフィルモア、
そしてダニーハサウェイのLIVEのリリース翌年。
"SOUL MUSIC"の全盛でもあった時代です。

そのムーブメントに良くも悪くも呑まれた一人、
なのかもしれないですね。

キャッチーなソウルミュージック好きには
オススメのアルバムです!!

 

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