【梅のお花見ライド】大阪から梅の名所「月ヶ瀬梅林」を目指して走れ!

はじめに

昨年、吉野へ梅林ライドに出かけたものの、完全に時期尚早。お花見が未遂に終わって雪にも降られたけど、焼肉が美味しかった“あの”カルカルライドから早一年。

【片道輪行ライド】吉野の梅林と焼肉を目がけて走れ!160kmの旅。

2022/03/08

それから約一年ぶりに梅見ライドを計画。
事前情報で「満開にはまだ早い」ことを察知していたものの、後には引けぬ思いで行ってきました。

今回一緒に走ってくれるのは、このお二人!

  • きゃぷちゅん氏
  • あかのすけさん

おなじみのきゃぷちゅん氏、そしていくら誘っても来てくれなかった(!?)あかのすけさんは、昨年のライドオンすさみ以来です。嬉しいね!

さぁ、少し早い梅林ライドへ!レツゴー!

ひとり来ない朝

当日。
待ち合わせの四條畷のコンビニを目指してスタート。

久しぶりに走る気がするR163。まだ早朝は交通量がマシですけど、相変わらず信号ばっかりだー。

徐々に日も昇ってきました。
朝ごはんを食べたかったので、少し前に来てイートイン。

ここで道中見られなかったスマホの通知に気がつきました。
きゃぷちゅんからのメッセージ。遅刻の連絡か何かだろうと確認してみると、思いもよらない内容でした。

大きめのパンクでDNS!

あの美しいフレームにも傷が入ったらしく、彼はとんでもなくツイてない朝を迎えてはりました。

切ない。

そのうちにあかのすけさんも到着。え、まだバーミッツ要ります!?

きゃぷちゅんのDNSについて説明をして「こんなことあるんですね」とかなんとか言いながら、本日の行程は変わらぬことを確認。少しゆっくり目にスタートをしたのでした。

スタートしてすぐに訪れる「清滝峠」の峠越え。

日頃「クソ峠だ」と公言して憚らないほどには嫌いな峠ですが、不本意ながらも通らなければならぬ。

そんな思いで登り始めたんですけど、なんか割と良いペースで登り始めるあかのすけさん。
今のぼくには厳しいペースですが、そこは必死で食らいつきます。

終盤、「むり。やばい。しんどい。」と漏れる心の声をまき散らしながら走る私でしたが、その時にふと見えた彼の横顔に笑みがこぼれているのを見逃さなかった。えーめっちゃ余裕ありはりますやーん・・・

結局この後も、終始死なない程度のペースで牽いてくれたあかのすけさん。めちゃくちゃ元気なのでした。

R163で伊賀方面へ!

清滝峠を越えて、引き続きR163を走って行きます。
しばらく走っていなかったんですが、またバイパス化が進んでいましたね。

途中で木津川の南側の道へ逸れていく王道ルート・・・と思いきや、木津川駅の近くで道を間違えたりして。

加茂の近くの川沿いの道。思っていたより肌寒い、良い朝です。

そして再びR163へ合流。

和束方面への分岐にある温度計は「4℃」。そりゃちょっと肌寒いはずだ。

笠置大橋が見えてきました。

大人気の笠置キャンプ場。この日も多くのテントが見られました。秋頃はもっとすごかったらしい。

南山城村へ。

この後もまだしばらく「”京都府”が続くこと」を意外に感じてしまいました。月ヶ瀬の梅林の近くまで京都なんだもんなぁ。

自転車走行不可になるR163のバイパスを離れ、川沿いを走るR82へ。

ちょうど大河原駅の向かいにある道で、細い橋を渡りに行きます。

以前も渡ったことのある沈下橋「恋路橋」。

割と素朴で好きなんですよね。

うまく写真を撮る術はないかと、あかのすけさんの提案で自転車を持たれ掛け合わせ、自立させてみました。

なんか絶妙にダサい。

そのまま川を渡って旧街道を進みます。

しばらく行くと大河原大橋があり、そこからの眺めが素敵だったので思わず立ち止まりました。
茶色い建物、小さいけど発電所っぽいなぁと思っていましたが、帰って調べてみるとやはり発電所でしたね。

月ヶ瀬方面へ

木津川沿いを走る府道82号を南下しても良かったんですが、せっかくなので走ったことない道を…ということで、川の北を走る旧大和街道の細い道をチョイス!

しかし道の入り口が、思っていた以上に細くて不安な感じ。

いきなり勾配のある道。

あやしい壁画。

意外としつこい登り。

好きな感じやわ~(好きなんかい

だらだらと登ってピークへ。
何もない割には結構しっかりと登らされました。

ウネウネとした下り坂を降りていると、茶畑が頻繁に目に入るようになってきました。

そんな折にこんな看板を発見。ここ七尾鳥という集落の茶畑の案内板でした。

そうか、山城町もお茶で有名な場所だもんなぁ…と寝ぼけた感想した出てきませんでしたが、立派なお茶畑でした。

そう、まだ走っているのは京都です。
北に長いのは知っているけど、南にも地味に広いのね。

そこから府道753号へ入り、ひたすら南下していきます。

交通量も少なくて自転車向きではある反面、登り基調でアップダウンの道のりで、なかなかきつい区間でした。

高山ダムの分岐。

府道82号を走ってきたほうが早かったんじゃないか…と密かに感じたひと時。

そんな道のりにも梅の木がちらほらありましたが、全然咲いてないでやんの。

そんなことを話したり(こういう坂に悪態ついたり)しながらも、徐々に近づいてくる目的地。

長い京都が終わり、奈良県へ。
そしてようやく月ヶ瀬に到着したのでした!

月ヶ瀬梅林を満喫する!

いよいよ、月ヶ瀬梅林へ。

今回は梅林の北側からアクセスした形になりました。駐車場から梅林へと続く道が15%くらいの激坂で、訳の分からないところで悶絶させられました。

梅林の入り口(北口)。

入口からは階段を下に降りていく遊歩道が続いています。

そこから見える梅林が絶品でした。
ちょうど見ごろに近い梅の品種が多いのか、なかなかにええ感じです。

「これは期待できるのでは!?」と思い、別のところへ行ってみましたが、やはり全体的にはまだ見ごろには遠かったです。

売店のおばちゃん曰はく「見ごろは来週末くらいかな?」とのことでした。

ついでに今のこの道を自転車で降りれるか聞いてみると「狭い道やけど行けるよー。」とのことだったので、そのまま道を下って行きました。

ところが道は途中で明らかに遊歩道?になっている様子で、とても自転車が通れる道ではない感じ。ただまだ朝早いこともあり人も多くはなかったので、自転車を押し歩いて通り抜けることにしました。

道にはいくつか展望所があり、梅渓を見渡せるようになっていますが、やはりまだほとんど咲いていませんでした。

花が咲いていれば・・・!

そそくさと遊歩道を通り抜け、再び自転車にまたがり梅林の南側へ降りていきました。

南側がメインの入り口になっているのか、北側に比べるとかなり車も多く混雑。

小腹が減っていたので売店で草餅を買って小休憩。

ボーっとしている間に人通りも増えてきました。割と早い時間に来れたのは良かったみたい。

月ヶ瀬は川沿いにも梅林が広がっているので、次の目的地まで走りがてら、そちらの梅も楽しめました。

山手よりも川沿いの梅林のほうが花が開いたものが多く、むしろこちらがメインのお花見会場の感じ。

それでも満開とはいかず、7~8分咲きと言ったところでしょうか。

それでもなかなか奇麗でした。

みなさん、これからが見頃ですよ!

戸惑う帰り道

川沿いの走る県道4号を北へ進みます。

途中で柳生方面へ抜けるための山越え区間に入り、登坂区間をヒーヒー言いながら越えて行きます。

アップダウンをこなして柳生へ。

引き続き県道4号を道なりに北へ、笠置方面へ向かって走りました。

柳生から笠置までは下り坂。

カーブの続く下りを走行中、前から来た二輪車がインを付いて曲がって来た場面があって、思わずヒヤリ・・・

笠置山の登山口。

どういう山なのか調べてみたら、自転車で頂上付近まで登れる山だそう。
県道の東側に柳生方面と繋がってる道があったけど、そっちの道からアクセスできるみたい。今度なにかの機会に立ち寄ってみようかな。

この先に目を付けていたランチスポットが!

【conoka】

外観からしてオシャレな感じが漂うカフェ。

内装もなんか雰囲気があってとても良い感じ。

ランチには少し早めだったので、まだお店は空いていましたが、この後どんどんお客さん増えてビックリでした。

ごはんセットがおばんざいおにぎりプレートみたいな感じで、めちゃくちゃ美味しそうだったんですよねー。

しかし、ちょうど先ほどの通り道にあった鶏肉の精肉店「ナカムラポートリー」の鶏肉を使った『鶏丼』というメニューがあるじゃあないですか!

鶏丼を頼んでみました。

一見パンチがありそうですが、この鶏肉がめちゃくちゃやわらかくて、味付けもしつこくなくてペロリでした。大盛りでも良かったと後で後悔しました。

写真は失念したんですが、ケーキ類がまためちゃくちゃ美味しそうで…
カフェ利用でも抜群に良いんじゃないかと勝手にテンションが上がりました。

R163からも近いし、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店でした。再訪したい。

と、ここで決めないといけないことがありました。

当初ここであかのすけさんとはお別れして、私はきゃぷちゅんと和束を経由して帰る算段でした。
なぜなら、北へ行くと私は家に近づきますが、あかのすけさんは家から遠ざかってしまうのです。

もはや選択肢は多くありません。
ここで解散するか、木津川あたりで解散するか…です。

もし私が和束を走るという選択をすると、必然的に「山を越える」ことになるのです。改めて言うまでもありませんが、山を愛し、山に愛された男として周知されている私です。もうハナから悩むことなんてありませんでした。

木津川でお茶して解散しよ♪

そうと決まれば善は急げ、コーヒー飲みたいから急げ、である。

忍者ハットリ君の如く山を越え谷を越え、往路で走ってきたR163を引き返す。

そして付近で開いているお店が少ない中、JR加茂駅近くのこちらのお店へ。

【SNOB Cafe】

どらやきとコーヒーのお店らしい。

ランチメニューも美味しそうですけど、さっき食べたばっかりなので、食後のデザートとコーヒーをいただきたい所存。

ケーキが売り切れだったので、看板にもあったどらやきを頼むことにしました。

「アイスどら焼き」というのがあるらしく、それをお願いすることにしました。
店主から「プレーン/ほうじ茶/抹茶があって、抹茶がオススメです」と言われたのでアイスどら焼き(抹茶)とコーヒーを注文。

タイニーなどらやき。中のあんこが抹茶味なのかと思いきや、生地が抹茶味でした。少しビターなコーヒーが相性抜群でしたね。
解散前ということもあり、ここでもゆっくりと休憩をしてしまいました。

「さて、そろそろ解散ですね。」

少し寂しさを覚えながら、帰り道をあかのすけさんに確認すると、駅のほうを指差して「こっちです。」と言うではありませんか。

またナイスな小ボケをかまして…と思っていたら「加茂駅から輪行ですよ」と、その目は笑っていない。どうやら本気で輪行で帰るらしい。しかも最寄り駅までではなく、走りやすい場所まで輪行でワープするらしい。なんだそれは!

思いもよらない発言に驚きを禁じえませんでしたが、まぁ地図を見ればそれも一つの手段だなぁと感じましたです。

次の電車到着までは約20分。
では、お疲れ様でした!

その後、「乗りたかった電車にギリギリで間に合わなかった」という悲報が入りました。
重ね重ねお疲れ様でした!

ひとりで帰るもん

最果ての加茂駅から大阪まで一人で帰ります。
かつてボッチライダーだったことを思い出させる道のりだ・・・。

来た道をビューンっと引き返しました。

最短ルートはR163ですが、ストレスフルすぎるので選択肢から除外。京田辺の辺りの山を越えるのも、なんだかめんどくさいので止めておこう。

というわけで、木津川沿いのサイクリングロードを北上することにしました。

川沿いの道は、天気の良い日に走ると本当に気持ちいい!
しかし、この日はあいにくの向かい風。悟りが開けそうになるほど「無」になって走りました。

山城大橋が見えてきました。

このままずっと向かい風の中を走るのはイヤなので、途中で男山の辺りを抜けるショートカットをすることにしました。

一般道に降りる所に田んぼの神様が祀られる神社を発見。あー好きな日本の風景だ。

通り道にコンビニがあったので小休止。

ちゃんと補給しているつもりでしたが、めちゃくちゃお腹が減っていたのです。なんか食べ過ぎているような気もしますが、本能に従いましょう。

この道を直進すれば樟葉に出てくるはずです。

そびえる男山の街並み。それなりに坂を登るんだろうなぁ。

ここから登り区間だ!
…と勇んで走り出したものの、それほど登りもせず良い頃合いで樟葉へ向けて下り坂へ。

しかも途中から自転車レーンがしっかりできた道に変わり、なんか走りやすかったですね。ありがたやー。

樟葉を通って、淀川の河川敷へ。
これはショートカット大成功ですね!

木津川でつらい思いをした向かい風でしたが、淀川沿いでは単純に進む方向が真逆になったおかげで追い風基調に。最高!

八幡のコンビニで休憩したおかげで枚方でもノンストップ。

なんかペダリングハイになってきた。このまま無限にどこにでも行けそうな気分。

木のある場所まで帰ってきました。

そのまま追い風のおかげで気持ちよく帰って来れました。

お疲れ様でした!

おわりに

今年もちょっと早かった梅林ライド。
見ごろではなかったんですけど、なんか梅林は不思議と楽しかったですね。
次の週末に、ぜひ混雑する時間を避けて行ってほしいですね。

開花状況は観光協会のページに詳しく載っているので、狙って行かれる方は参考にしてみてください。

https://tsukigase-kanko.or.jp/kaika/


久しぶりにあかのすけさんと走れて嬉しかったですね。意外と二人で走ったのって初めてだったっけ!?
一緒に走ったのもアレですけど、色々とお話しできて良かったですわ。
またぜひどっか行きましょう!

そしてまた来たる日のデスライドのために体力付けときます…
あれはあれでたまにやると最高に楽しいですからね。


寒さも和らいで、走るのがより気持ち良い季節になりました。

今年もいろいろな人たちと自転車で楽しく走れますように!

今回の軌跡

距離:144.66 km
タイム:5:47:49
平均速度:25.0 kph
総上昇量:1,305 m



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