【灼熱のパールロードを走る!】真夏の鳥羽・伊勢をサイクリング!!

はじめに

昨年の「大山一周ライド」を皮切りに、
「雨の丹後半島」「熊野ライド」などなど…
kazuさんの車載遠征ライドには、
大変お世話になっております。

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そんな遠征企画がまたしても実現!
今回は「伊勢の辺りを走ろう!」という、
以前からkazuさんが温めていたプランに、
完全に乗っからせていただきました。
ひゃー便乗最高ー!

メンバーはこんな感じで、
気が付けば結構な人数になってた!
twitterアカウントとともにご紹介。

なんだか良く分からない布陣だ!!
あまえびお肉会の繋がりが、
こういうところで活きているのだ。
知らんけど。

めちゃくちゃ猛暑の3連休。
果たして走りきれるのか。
いや、生きて帰れるのだろうか。

 

山を越えて海を目指せ!

当日。
1時半くらいに家の近くのコンビニへ。
Kazuさんが車で迎えて来てくれましたが、
もう既にみなさん集まってらっしゃいました。
みんな何時に起きたのかは聞かないでおこう・・・

「こんばんは!」
朝じゃない。深夜だよ、こんなものは。

私の自転車も積んでいただき、
圧巻の大量車載となりました。
なんか撤去されてる途中のようだ。

3時間ほどかけて、三重県度会郡へ到着。
ここをデポ地としてスタートです。

準備完了。
5時過ぎにスタートです!

知らない場所を走り始める。
なんか特有のワクワク感がありますね。

すぐに道に勾配が出始めて、
登り基調の道をグングンと進んでいきます。

朝から元気なパン好きぺもぺもさん。
この後も坂を見ると踏みまくってはりました。
最初の小さな峠「七保峠」

まだ気温は涼しいくらいで、
山間の場所もあってか、かなり気持ち良い。

大紀町の集落を抜けて、
再び山へと入って行きます。

R151に入り、2つ目の峠越えです。

今回は序盤に3つの峠越えがあるという、
なんか良く分からない序盤戦なのです。

ここもめちゃくちゃええ感じでした。
早朝からこれは最高ですね。

ぺもぺも氏のアタック!

かなり素敵な場所を走る名もなき峠。

なんか心拍数がやたら上がってしまったので、
途中から何もがんばらないようにしました。
(後で見たら、なんでか198まで上がってた。)
関係ないけど、できるだけ顔も無表情で登りました。

多分今回のライドのピーク地点。
標高は355mほどかな?

ここの下りでKAZUさんがパンク。
木の枝が運悪く貫通してしまったようでした。

ここで活躍したのが電動ポンプ!
コンパクトなのにすごいパワーだ!
(でも値段も凄いぞ!)

林業が盛んな地域のようで、
この辺りはもう道が丸見えでした。
せっかくなので、下って行くみんなを激写。

ここからしばらく川沿いに下る道のりで、
最高に気持ち良い区間でした。

木々の間から射す朝日がたまんねー!

うひょー。

横を流れる川は「一之瀬川」
途中で川を渡る場所があったので、
少し休憩がてら綺麗な川を眺めていました。

めちゃくちゃ水が綺麗でした。

あれ?向こうの橋にクロモリ妖怪が!?
と思ったら、ぺもぺもさんでした。

この時はまだ涼しかったですが、
暑けりゃ躊躇なく飛び込みたくなるような、
そんな涼しい風景でした。

 

最後の難所を越えて海へ!

ここから下り基調の道を走りR22へ。
この辺りは道も広く走りやすかったです。

しばらく走ると最後の峠越えへ。
この「鴻坂峠」を越えれば、海までわずか!

必死で走っていたんですが、
この道、あんまり交通量がないのか、
道は蜘蛛の巣だらけでして、
登坂とは違う部分で、辛さを味わいました・・・

登りきれば南伊勢町。
このまま下れば海まで出られるぞー。

山道を下って行きまして、
海沿いへ出る大きな道路、R260へ合流。

既に日向にいると、かなり暑く、
抜群の日陰を提供してくれるバス停で小休憩。
次のバスまで30分以上あるので、
ちょっと場所をお借りしちゃいました。

そのまま道なりに走って行くと、
出てまいりました!

海だ!

海岸線にやって参りましたー!
最高だー!!

しかし意外とアップダウンのある海岸線。
まさかこれ以降、全部こんな道だとは、
思いもしないまま走る一行なのでした・・・

途中でコンビニ休憩を挟みつつ、
引き続き海岸線を走ります。

この辺の海は「五カ所湾」というらしい。

アップダウンのある内陸部を縫うように進み、
志摩の辺りでパールロードへ入りました。

パールロード。
それはただアップダウンが続くのみの道。
灼熱地獄が始まりました。

ひたすらアッペンダウン。
いっそセレナーデ並みの語感だ。

志摩スペイン村を過ぎて「的矢湾大橋」へ。
ここからの景色は絶景でした。

橋を越えてから展望所があったので、
そちらで休憩することにしました。

この赤い橋が、先ほどの的矢湾大橋です。
大パノラマ!ってワケではなかったんですが、
とてもええ感じの景色でした。

ここに来てもう暑さが限界でした。
屋根のある休憩所にてガッツリ休憩をして、
そして今後のルートについても話し合います。

パールロードは途中離脱やな

こんなクソ暑い日に走る場所じゃないです。
いや、それは二年前から知ってたけど、
やっぱりあきませんわ。

「自転車で行く夏の鳥羽ライド![後編] 」鳥羽パールロードと酷道をポタリングする。

2016/07/13

 

パールロードを脱出して鳥羽へ!

パールロード途中離脱を決め、
我々は再び走り出しました。

鳥羽まで27km!?
こんなとこ27kmも走ったら頭焦げるわ。
頭で目玉焼き作れるわ。

この写真みたいなアップダウンしかない。
パールロードとはそういう場所なのだ。

途中でええ景色の場所があったので、
みんなで記念撮影です。

このまましばらく行くと、
パールロードの絶景区間である、
「シーサイドライン」へ出るのですが、
今回はその手前で離脱。

景色より命のほうが大切だ。
ということでR47へ出て北上。
これで鳥羽までちょっとだけショートカットだ!

下り基調の道を走ってR167に合流。

「みやげセンター王将」という、
なんかローカルさ満載の場所で休憩です。
アイスコーヒーと白桃ソフト。至福。

この後、団体客がバスで訪れて、
BGMが「兄弟船」に変わるという演出を見て、
僕たちの場違い加減を堪能してしまった。

本当はここでランチにしたかったのですが、
まだ10時半くらいで、お食事処は開店しておらず。
この先の鳥羽界隈でお昼にすることにしました。

その鳥羽までは5kmほど。
久しぶりの平坦区間に幸せを覚えるのであった…。

そして鳥羽水族館近くのお食事処、
「錦屋」さんでお昼ご飯にしました。

すこし早く着いたけど、開けてくれました。
ラッキー。

「てこね寿司と伊勢うどんのセット」を注文。
めちゃくちゃうまかった!

先ほどまで灼熱地獄でしたが、
このお昼ごはん休憩のおかげで、
かなり回復できたました。
本当に休憩は大切。

ここからは伊勢方面に向かいます。

近鉄鳥羽線と並走しているR37へ。

すぐに50mくらい登る区間があり、
みんなの悲鳴と嗚咽が響き渡りました。
まだ登るんかいな。

ピークを越えると伊勢市へ!

下り基調の道を進んで行き、
五十鈴川の辺りでR23へ合流します。
ようやく伊勢の中心地に出てきました。

伊勢神宮の駐車場は満車。
写真には写ってないですが60分待ちでした。
えらいこっちゃ。

さて、今回最後の目的地へ到着。
「赤福」でございます!
赤福の五十鈴川店へやってまいりました。

看板にもありますが、
この猛暑の中、これを食べずして何食べる!

というわけで、念願の「赤福氷」
これが食べたかったんやー。

暑い体に甘さが染み渡るようで、
もうめちゃくちゃ美味しい・・・

食べ進めて行くと赤福がコンニチワ!
あー、なにこれ幸せー!

私は満足しました。
大満足でございます。
伊勢ライド、楽しかったです。
ではまたごきげんよう。

 

最後は灼熱地獄に!!

赤福氷で大満足した僕らでしたが、
ここからが本当の試練だったのです。

伊勢の市街地を離れて、
交通量の少ない山裾を走る道へ入りました。

この風景です。
めちゃくちゃ気持ち良い!!
・・・と、普段なら思えるところですが、
この日は灼熱のクソ猛暑日なのです。

遮るものがなさ過ぎてヤバイ

途中でコンビニ休憩を挟んで、
水を浴びたり氷をボトルに詰めたり、
氷をタオルで包んで首に巻いたり、
熱中症対策を講じまくりました。

しかしクソ猛暑の日差しは痛いほどで、
しかもこんな道なので照らされ放題。
徐々にみんなが疲弊してきました。

道は宮川沿いを走るR38へ。

しかし川は遠く下を流れており、
水浴びとも無縁なルートなのでした。
入ったら気持ちよさそうなのになぁ・・・

道は登り基調のアップダウン。
なかなかつらい道のりです。
ここに来てラスボス感。

途中で水浴びのできる場所を見つけ、
そこで体を冷やしたりしながら、
距離を消化して行きました。

近くを流れる宮川はとても綺麗でしたが、
あまり眺めの良い場所はなく、
川面が見えるのは橋を渡るときくらいでした。
ちょっと残念だったなぁ。

交通量の多いR42を迂回するように走り、
それ故か最後までアップダウンとは仲良し。

無理せず休憩を挟んで、
とりあえず着実に距離を消化していきます。
もうとにかく早く着いてくれ・・・

船木大橋を越えて、あと少し。

最後はR42を南下してゴールへ。
あと数キロだ!

そして、無事にゴール!!

感動的なゴールの写真も撮ってないくらい、
強烈な暑さにヤラれました。

ダメ。
35度越えたら走っちゃダメ。

みんな無事に走りきれたので、
最後は近くの温泉で汗を流しました。

いやー本当につらかったですね。
走る環境は考えないといけないですね。
気温もコースも。
今回はええ経験になりました。

主催のKazuさん、
ご一緒いただいた皆々様、
ありがとうございました!
またどっかに行きましょう~!

 

おわりに

前述していますが、
初めてパールロードを走ったのは、
2年前の、奇しくも同じ7月。

この時も「暑すぎる!アッペンダウンすぎる!」
という今回と同じようなことを叫び、
同じように途中で離脱していますが、
まさか2年後同じようなことになるとは…

同じパールロードでも、
前回は北側のシーサイドライン、
今回は南側を走りましたが、
確実に「景色はシーサイドラインが最高」です。

今回は残念ながら寄り道しませんでしたが、
南伊勢のほうには「横山展望台」があり、
ここの景色はかなりすごいみたいですね。

今月末まで工事期間中で、
展望台まで片道20分歩かないといけないという、
自転車乗り泣かせの状態になっているので、
今回は残念ながら寄り道できませんでした。

また涼しくなったらパールロード走って、
横山展望台で絶景を見るという、
そういうライドができそうですね。
またいつか。次は猛暑以外の季節に。

 

【蛇足】今回の熱中症対策

今まで熱中症を何度か経験してしまい、
ライドをDNFしたこともあります。

今回はその経験を生かすことができる、
ある意味では絶好の機会でもあったので、
対策を講じまくりました。
個人的には「うまく運用できたなぁ」と、
裏付けにもなった気がしています。

と、偉そうなことを書いてみたものの、
まったく特殊なことはしてないです。
自分の備忘録も兼ねて一応書いておきます。

  • 塩分補給は計画的に
  • 掛け水は積極的に
  • 首には濡れタオルを

水分補給の際には、
塩分の摂取も合わせてしたいですが、
どうしてもそれが忘れられがちです。

ぼくは「岩塩タブレット」を使っていますが、
これの場合は「ボトル1本あたりに1粒」という、
摂取量を決めて、摂取するようにしています。

水分補給の辺の話は大塚製薬のページに、
分かりやすく書かれていますので、
ぜひ御一読を!

大塚製薬:効率的な水分補給を
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/replenish/


後は休憩のときの水浴び。
例えばコンビニなんかで2Lの水を買って、
半分ボトルに入れて、後は浴びる。

ボトルの片方を「体に掛ける用」として、
水を入れておくのも良いと思います。

頭・首の辺りを冷やすと、
かなりスッキリします。

腕や脚に掛けるのも良いし、
アームカバーなんかしてると、
それだけで結構涼しくなります。

効果は一時的かもしれませんが、
何度もやってれば、やってないよりかは、
確実に快適かと思います。


首に濡れたタオルを巻くのは、
イヤな人もいるかもしれませんが、
首に直射日光を浴びるのも防げますし、
ぼくは有用な方法だと思っています。

休憩の度に洗ってやると、
しばらくは涼しさも持続しますし、
氷を包んで首に巻いておけば、
ほんとにめちゃくちゃ涼しいです。
ツールなんかで見るような、
“ストッキング+氷”みたいな感じですね。

巻いても邪魔にならないような、
細身のスポーツタオルだと良いと思います。
ガッツリめタオルなんかだと、
どうしても邪魔になるし、
なんせそれ自体が暑苦しくなっちゃいますからね。


後は凍ったドリンクを、
そのままバックポケットに入れちゃうとか、
とりあえず体を冷やすのは大切。

「水分&塩分補給」
「身体を冷ましてあげる」

書いてみると本当に基本だった。
いや、でも「無理しない」というのが、
意外と忘れがちな部分なので、
これからの季節は胸に刻んでおきたいですね。

なんかマジメな感じで終わってしまった・・・
自分にも言い聞かせてるのもありますが、
本当に気を付けて走りましょうね。

 

今回の軌跡

距離:142.38 km
タイム:5:48:12
平均速度:24.5 kph
高度上昇:1,598 m



1 個のコメント

  • 灼熱の伊勢!パールロードを走って赤福氷を食べるライド | ぐふとく! へ返信する コメントをキャンセル

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