ソロアルバム発売ツアー
先日Harvey Masonのライブを見に行ってきました。
![Harvey Mason](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2014/05/s-IMG_1782-450x600.jpg)
セッションマンとして数多くの名演を残しているドラマー。
個人的にはソウル系・後期bluenoteのジャズファンク系の作品での
彼のドラムはグルーヴ感にあふれ、ほんとに気持ちが良いです。
大好きなMarlena Shawのバンドメンバーでもある尊敬するドラマーです。
最近のフォープレイの活躍なんかもよく目にしますね。
今回はソロアルバムのリリースツアー。
概ねここからのセットリストになるだろうと思いつつも、
アルバムは未聴のままにライブに参戦してきました。
来日メンバーはこんな感じ。
![tour member](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2014/05/s-IMG_1783-450x600.jpg)
Member :
Harvey Mason(Drums)
Jimmy Haslip(Bass)
John Beasley(Keyboards)
Kamasi Washington(Saxophone)
Chris Turner(Vocals)
Philip Woo(Keyboards)
ベーシストとしては、
イエロージャケッツのジミーハスリップがめちゃめちゃ気になるところで、
初めてその姿を拝める!ということで、非常に楽しみにしていきました。
リズム隊はかなり強烈ですね。
このメンバーに何故フィリップウーが居るのかは謎ですね…
濃過ぎた
メンバーの演奏が始まる。
どんなステージになるのかとワクワクしながら見ていると激しく違和感が…
あれ、ベース反対じゃない!?
ジミーハスリップのベースが反対。
もちろんおふざけなんかじゃなくて、そーゆースタイル。
恥ずかしながらワタクシ全然知りませんでした。
サウスポーなのは知ってたけど、まさか弦まで逆さまやったとは…
これでベースを極めるというのも、独自のスタイルやなぁ。
![jimmy haslip](https://www.grooveinlife.com/blog/wp-content/uploads/2014/05/s-DSC_0178-450x299.jpg)
演奏される曲は非常に難解なものが多くて、
それを淡々と叩くハービーやけど、演奏は変拍子になったりと
複雑な様相で各ソロもスリリングで、緊張感たまらん感じです。
しかしキーボードのジョンのソロが前衛的過ぎてついていけなかった…。
今回終始、彼のスタイルはあんまり好きじゃなかった。
ソロの途中でハービーを煽る仕草をしてたんやけど、
それもなんか好かんかったなぁ。
途中、ボーカルのクリスコーナーが数曲参加しました。
一曲目はAverage White Bandでおなじみの"If I Ever Lose This Heaven"を演奏。
(↑後で調べたらリオンウェアの曲だったことを知ってビックリ)
最後に出てきたときは、Donald Byrdの"Places and Spaces "に参加し、
どちらもきれいで太いファルセットと、ソウルフルな歌声を聴かせてくれました。
ほんとにええ声してたので、丸々歌ってほしかったくらいでした。
アンコールになるとバンドは出てくることなく、
まさかの"Harvy Masonソロタイム"。
最終的に指先でドラムを叩くというよく分からん極地まで披露。
これはこれでよかったんですが、
別日で"Actual Proof"をやったという情報を知ってしまっていただけに、
ちょっと残念やった…。
ジミーハスリップが良かった
バンドは難解な曲とソロをサラっとこなすが、
どうも"台本なし"という部分が結構生生しくて、
一人一人は完成されてるけど、バンドとしてはイマイチの印象やったかなぁ。
ジミーハスリップのプレイはさすが。
ソロではGino Vannelliの"Brother to Brother"を思わせる鬼弾き。
バッキングでも随所に色気のあるフレーズと、
ゴーストノートを多用したフレーズ、ええ感じのヴィブラートなどなど…
これがジミーハスリップか!と、驚嘆させられる素晴らしいプレイでした。
いやはや、本当に濃い、超濃厚ライブでございました。
コメントを残す