【丹波篠山黒豆ライド】篠山「薪窯ピザ&ジェラート オモト」でランチして黒豆ゲットするライド。

はじめに

毎年この季節になると疼きますね。

そうです。

「丹波篠山黒豆ライド」です。

ロードバイクに乗り出してから、毎年かかさず(未遂に終わる年もありました。)やっている秋の味覚ハントのライドです。
今となっては既に大ブランドになった「丹波の黒豆」を、大阪から自転車で買いに行くという。超絶スペクタクルなサイクリングなのです。

思い起こせば、初めての黒豆ライドは2013年です。
屈折9年。
何も成長しない男がここにいました。

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今年は走力の限界で諦めかけていたのですが、先週走った「ライドオンすさみ」で150kmくらいであれば走れる手ごたえを得たので、今回チャレンジしてみることにしました。

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強敵(とも)たちを数名誘いました。私の身体には収まりきらないほどの溢れんばかりの人望・人徳が結実したと言っても過言ではありません。数名誘ったにも関わらず、首を縦に振ったのは1名だけでした。

ぺもぺもさん、あなたはとても良い人です。

篠山へ一直線!

朝起きて窓の外を見ると路面がウェット。
どうやら寝ている間にひと雨あったようでしたが、これ以降は降らない予報だったので、気にせず予定通りに出発しました。

すっかり日の出も遅くなったようで、5時半くらいではまだ真っ暗でした。

いつも通り、R176を中心とした最短距離ルートでもって池田新町ローソンへと到着。

ちょうどよい時間に着きました。

朝ごはんを食べずに出発したため、ここでパンとりんご大福でモーニング。
これりんごジャムが入ってるだけやった。

ぺもぺもさんと合流して、ボーっとしていたところ、偶然におはみのに向かうDOIさんが通り過ぎたので、思わず呼び止めてしまいました。

久しぶりにお会いできて良かったです。少し走れるように回復してきたので、また軽めのパンライドから是非よろしくお願いしまーす。

颯爽と駆けてゆくDOIさん

我々も出発しましょう!ということで、目的地の篠山を目指して北上でございます。

雨上がりだからか、山にもモヤが掛かっていて、少し普段とは違う景色でしたね。

そして川沿いのエドヒガンの道へ。
いまだにここの正式名称を知らない。

12号線へ合流し、ひたすら道なりに北上。道の駅いながわを越えてしばらくすると、霧が濃くなってきて辺りは真っ白。

「今日は亀岡の”霧のテラス日和”だったかもね」などと軽口をたたきながら走るのでした。

霧の溜まる場所を抜けると秋晴れだったりして。こういういつもとは違った雰囲気も楽しいですね。

そして最初の登坂セクション「西峠」に突入!

この日、一番の誤算だったのは「気温」でした。この辺りの気温は10℃くらいまで下がるかと読んでいましたが、まさかの「14℃」
あくまでこれは日陰の気温。朝日の照り付ける日向だと、もっと暖かく感じられて、特に登坂中だとめっちゃ暑い。読みは大きく外れた形となりました。

後半区間へ突入。
その後もボチボチ登ってピークへ。

その後、登り返しの古坂峠もクリア。

順調に篠山に入って来たものの、実は「篠山で黒豆買う」ということ以外、具体的な計画が曖昧なまま、ここまで走ってきてしまいました。

道端でのミーティングを経て、モーニングの場所だけ決めてリスタート!

リスタートした直後。早速、今回の目的である黒豆を買うべく、直売所へと吸い込まれてゆくのでした。

お店のおばちゃんに「どれが良いの?」と聞いてみたら、「これはええやつやで。」と教えてもらったので、それを購入。人見知りの活動限界。

残念ながら大好物の「山の芋」は並んでなかったけど、まぁミッションは達成したので良しとしよう。

篠山の市街地へと向かいます。

向かう先は深い霧の中。
果たしてどんな冒険が待っているのか。
※ 待ってません

篠山で食道楽!?

さすが篠山盆地。
たまった霧がすごい。

この篠山盆地という地理的な特性があるからこそ、「丹波の黒豆」がブランドたる所以でもあるし、それ以外の産地の黒豆とは同じものであっても、育つ環境が違うからすれ違いは否めないんだよな・・・などと知ったかぶりの軽口をたたきながら向かったのは篠山の中心地、城下町。

朝から黒豆トーストのモーニングが頂けるという噂を聞いて、やってきたのはこちらのお店でした。

【黒風堂】

観光客の集まる中心地にあるお店。
黒豆パンで有名なお店の一つ。

モーニングなんかやってるの?
半信半疑で見ていると確かに書いてる!

早速モーニングセットを注文。

こちらで販売されている黒豆パンのトーストを中心とした、割と定番な雰囲気のモーニングでした。
ただこのトーストが美味しいのと、付け合わせの黒豆煮が最高でした。

朝からパンを買いに来る人は沢山いましたが、モーニングをしていたのは我々だけだったので、思いの外ゆっくりと過ごせましたね。

朝早くから開いているようなので、早朝ライドの休憩場所としては篠山では貴重な存在かもしれません。


朝ごはんを食べながら検討していた次の目的地へ。

霧も晴れて清々しさ満載!

黒豆の売り切れを危惧して、かなり序盤で手に入れてしまいましたが、その後も各所で直売所が出ていて、例年よりも買いやすくなっている印象・・・
例年というかコロナ前とはこの辺の挙動もちょっと変わったような気がしますね。

R372デカンショ街道を東へ走り、途中で一本路地を入ったところにある「福住伝統的建造物群保存地区」へ。

「マグナムコーヒー」などがある地区ですね。

朝ご飯を食べてから15kmほどしか走っていないにも関わらず、昼食タイムにしようとしたオジサンが二人いました。Yes,We Are!

ということで、やってきたのはこちらのお店でした。

【薪窯ピザ& ジェラート オモト】

9月にオープンしたピザとジェラートのお店。古民家を再生した作られたお店の雰囲気は抜群です。

お店は11時オープン。10分ほど前に到着したので無事に入店できましたが、予約のお客さんも多かったようで、オープン直後に満席となりました。

お店の雰囲気はめちゃくちゃ素敵でした。お客さんが居たので写真撮れなかったのは少し残念。

メニューはこんな感じ。

豊富なメニューには、こちらで作られている自家製の食材が使用されているものが多く、こんなもの迷わずにはいられません。

朝食からそれほど時間が経っていないため、今回は断念せざるを得ませんでしたが、「前菜盛り合わせ」とかめちゃくちゃ美味しそうでした。
思いつきで来たので仕方ないけど、空腹コンディションをミスった!

今回はピザを単品でいただくことにしました。

「マコモダケのクリームピザ」

「丹波黒豆味噌とソーセージ」

どちらもめっちゃ美味しかった!
かなりボリュームもあって満足度高し。

そしてドリンクは自家製ゆずジュース。果肉感がかなり強めの濃厚な味わい。これはまためちゃうまでした!

今回は見送りましたが、ジェラートも魅力でした。またジェラートだけ食べにくるのもありやね。

素敵な雰囲気でしたがサイクルサックもあるし、レジに自転車工房エコーのカードも置いてあったので、自転車ウェルカムなことは間違いないでしょう。
ランチする際は、予約していたほうが安全かもしれません。

帰路は旧道を織り交ぜて

篠山に黒豆を買いに来たとか言いながら、まだ篠山をほとんど走っていません。城の近くで朝ご飯を食べて、ちょっと移動してお昼ご飯を食べただけです。

ぼくらは自転車乗りです。もちろん食も重要ですが、「走る」ということに一番重きを置いているのです。自転車で駆け回ることが至福なのです。

したがって、これから篠山を自転車で堪能するのが、本来の我々の醍醐味なのです。

ただ人間は弱い生き物です。楽なほうに流されゆくのです。
人ごみに流されて変わってゆく私をあなたは時々遠くで叱って…

ということで、もう大阪方面に帰ります!!

篠山から南下する道はいくつかありますが、走れ正直者の僕は言いました「もうそんなに走りたくない」。私は欲望に忠実な男。

最短ルートはR173を南下するルートです。
これに決定!

しかしただR173を走ってもおもしろくないので、ちょっとここで一工夫するのです。

「旧道を使いましょう!(思いつき)」

颯爽と道案内を買って出た私は、早速道を間違えた。
気を取り直して、正しいルートを進みます。

R173の旧道と言えば天王トンネルを迂回する「天王峠」があります。しかしこの道は現在は通行止めになっています。

実はその道に続くような形で、旧道は続いているのです。こちらの区間は通行止めにはなっていないため、一応「通ることのできる」道になっているようです。

ただ地図をよく見ると分かるのですが、特に近道になったり、トンネルを迂回したりということのない道なのです。あんまり「うま味」のない、ただ使われなくなった旧道があるだけということになります。

この旧道は地図を見て気になっていたので、一度走ってやろうじゃないか。という感じで興味本位でやってきたというわけです。

はい、今回走るの初めてなんです。興味津々だ♪

入口こそちょっと雰囲気がありましたが、いざ進んでみると割と普通の道という印象。終始R173と並走する形で登って行きます。
序盤の勾配が緩いため、数回R173の高架下をくぐる箇所を経て、標高をあげて行きます。

急に日当たりの悪い道に入った都合でシャッタースピードが追い付かなくなってブレブレを量産してしまいました。

道のちょうど中ほどで大阪との県境を通過。(R173は道がウネウネしてるので県境は何度か通過する仕様)

特筆すべきは路面状態です。落石はないものの落ちた枝とコケのオンパレードで、なかなかのことになってます。

まぁ走れない道じゃないから…と思ってたら、道になんかおる!

根っこごと転がった落木だ。

落ち葉のオンパレード!

なかなかおもろい道やけど、通るときは登るとき(大阪方面へ行く時)にしか使えない道ですね。

そして何事もなかったかのようにR173へ合流。

もっかい県境を通過。

そのままひたすらR173を下って、途中で一庫方面へ続くR104へ入りました。

ようやく車の喧騒から逃れられた感じ。

ここから見える山の色を見て季節を感じることが多いんですが、まだ秋が深まるのはこれからですね。

知明湖沿いの道へ。

一庫ダムを通過して、再びR173へ合流。その後に向かったのは能勢電の畦野駅近くにあるこちらのカフェでした。

【SHIOCUBcoffee】

カブ乗りのオーナーが営むカフェ。

ちょっとした雑貨なんかも置いてあって素敵なお店でした。

ハロウィンということもあって、店主も魔女姿。地元の親子連れもたくさん来店していて、なかなか盛況されてました。

とりあえずアイスコーヒーを注文。指クッキーも気になったけど売り切れでした。

そしてお茶をして寛ぐ二人の元に、一人の男がやってきたのです。

やってきたのは当ブログでもお馴染みのロゼ・ロゼオさん。実はこの日「行けたら行く(行きませんの意」の返答だったんですが、本当に来てくれるつもりで準備してくれていまし。ただ途中で不運なメカトラに見舞われてしまい無念の不参加になっていたのです。

一緒に走るというか、もはや「おしゃべりの会」と化しましたが、それで良いんです。二杯目に頼んだチャイが美味しかったから、それで良いんです。

ということで、思わぬゲストが参加して楽しいカッフェタイムになりました。

帰りました

かなりゆっくりとしてしまいましたが、門限を約束していたのを思い出しました。

「17時半までに帰る」

約束の時間までもう2時間を切っている!

ロゼさんとは300mほど一緒に走って、サヨウナラ。ぺもぺもさんと帰路につきました。

この日は遅れても「ごめりんこ」で済む門限だったんですが、ぺもぺもさんの男気が炸裂。「牽きますよ!」と言って良いペースで引っ張ってくれるもんだから、甘んじて受け入れました。

池田まであっという間に帰って来た。

そして猪名川沿いへ。

途中でぺもぺもさんとも別れ、ソロになりました。

せっかくぺもぺもさんが牽いてくれたので、「がんばって門限までに帰ろう!」と心のブースターを開放!「うおおおお!」って走ってたら、サーっとLOOK乗りのお兄さんに追い抜かれて脱力の極みでした。

いつもの道のりで神崎川へ。

脱力のまま淀川へ帰着。

家に帰ると17時25分でした。
なんか知らんけど間に合ったわ!

おわりに

終わってみると「黒豆ライド」の風味があったのは、本当の序盤だけでしたね。あとはただ美味しいものを食べてすぐに帰るという、欲望に忠実すぎるライドでございました。

お付き合いいただいたぺもぺもさん、そして300m一緒に走ってくれたロゼさん、ありがとうございました!

怪我をしても自転車に楽しく乗れるのは、一緒に走ってくれる仲間がいるからだなぁというのは本当に最近は折に触れて感じています。

なんか書きたいことがたくさんあった気がしますが、なんにも思い出せないので、今回はここまで。

今回の軌跡

距離:137.30 km
タイム:5:34:18
平均速度:24.6 km/h
総上昇量:1,182 m



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