冬の篠山を目指す185kmロングライド!大阪~能勢~篠山の峠三昧ライド。

はじめに

前々から自転車に乗る予定にしていた11日。
久しぶりにソロツーリングになりそうだったので、
どこに行くか思案した結果、
「やっぱり篠山やな!」ということですぐに決定。

今度は久しぶりに篠山方面に走りに行こう!

という感じでTwitterで呟いてみたら、
Daiconさん、ななしきさんがご一緒してくれることになり、
そして日頃からブログでもお世話になっている
ロゼさんも参戦してくれることになり、
ソロどころかカルテットツーリングが決定しました。
ラッキー。

先月のツーリングの途中にランチで行った
「能勢ログ」にまた行きたい!
という大義も出てきたので、
今回は「能勢ログ経由、篠山行き」
という感じのルートで走ってきました。

関連記事→ 大阪から能勢・猪名川を巡る140kmライド!(能勢ログへ)

ルートを作っておきながらなんなんですが、
能勢ログ以降に走る道は、ぼくも初めて走る道ばかりなので、
楽しみすぎる篠山入りです。
しかし、こういうときにEtrexは便利やなぁ。

 

池田で待ち合わせ

当日、8時に池田のローソンに集合。
自宅を6時半くらいに出発して、川西へ向かいます。

この時間帯だと、少し前まではまだ暗かったですが、
今だともう十分に明るいですね。
季節も徐々に変わってきて来ていると感じますね。

城北大橋

淀川を越えて、神崎川へ。

神崎川

そのまま順調に猪名川へと抜けていきます。
朝はだいぶ肌寒かったんですが、
走っていると体も温まってええ感じです。

猪名川へ

少しギリギリに出てしまったので、待ち合わせに遅刻しないかだけが気がかり。
川西が近づいてくると、時間には間に合いそうだったので一安心。

川西の近く

結局、着いたら5分前くらいでピッタリ。
遅刻しなくて良かった~。
今回のメンバーはダイコンさん、ななしきさん、ロゼさん。

挨拶もそこそこに篠山ライドへレッツらゴー。

全員集合

 

峠三連発で能勢ログへ

待ち合わせ場所をスタートしてR423で亀岡方面へ向かいます。
登り基調の道を淡々と進んでいきます。

R423で北上

そして途中で恒例の「野間峠」で能勢方面へ。
ちなみに能勢へ向かうルートとしては遠回りですが、
敢えての野間峠越えで腹を減らす作戦だー。

登坂が始まるとロゼさんが先頭に。
自称初心者なのに、めちゃくちゃ登りが速いじゃないですか。
今回のライドでロゼさんの「初心者詐欺」が明るみに…。

ロゼさん

あっという間に背中が小さくなっていきました。

あっという間に抜き去られる

というわけでロゼさんの背中は見えなくなりましたが、
なんとか野間峠の登坂はクリア。

野間峠

野間峠を越えてからはR106をしばらく北上して走ります。

R106

R173に出るためにはいくつかルートがありますが、
今回は「逢坂峠」を越えて行くことにしました。
R106からだと、いつも名月峠を抜けることが多かったんですが、
走る機会のなかった逢坂峠を満喫する作戦です。
(という感じで今回はぼくの個人的趣向が強いルートです…)

逢坂峠へ 逢坂峠

非常に雰囲気のある峠で、勾配も比較的穏やかなので
途中の景色を楽しみながら走れる中々ええ感じの道。
R173側には、よくブログなどで見る”絵になるヘアピン”とかもあったんですが、
写真も撮れず、こんな変哲のない写真しかないという…

逢坂峠を越える なかなか雰囲気のいい峠

R173に出たらそのまま北上して行き、
お気に入りの峠、「はらがたわ峠」を登ります。

はらがたわ峠

途中、日陰には少し凍結部分があったりして、標高の高さを感じます。
ここ以外は普通に乾いた路面だったので、普通に走れましたが、
この感じだと今回も雪と凍結にはお世話になりそう…

凍結部分も

少し前に木が刈られたヘアピンカーブ。
見通しは良くなったけど、やっぱりここは木が生い茂ってたほうが、
雰囲気があってよかったのになぁ。

ヘアピン

ヒルクライマーなロゼさんは余裕の登坂。

頂上!

ここからダウンヒルをして、少し北上すれば、
待ちに待ったランチスポット「能勢ログ」です。

能勢ログへ

最近テレビで紹介された反響がすごいようで、
実は当日、来店前にランチの予約の電話をかけたんですが、
まさかの「予約で満席で週末ランチ売り切れ」
諦められない僕らは、テラス席にてカレーランチを頂くことにしました。
寒くなんかない!と言い聞かせたけど、さすがにちょっと冷えた。

カレーランチ!

ここで事件発生!
いや、実は既に発生していたんですが…

後輪のハブが、がたがた。

ぼくのニュートロンのシャフト?に緩みが出てきていたのか、
ハブにガタが出てきてしまっていました。
このまま走るのはマズそうなので、
メカニックだるまを発動して、
処置を試みることにしました。

メカニック! 撮影:ロゼさん

その結果…ちゃんと直りました。
日頃から自分でイジってた成果なのか?
とりあえずこのまま継続して走ることができそう。

いざ、篠山へ~!

 

るり渓、天引峠を越えて

能勢ログを後にして、「るり渓」へ。
るり渓の手前のR173のあたりは山肌がうっすら白くなっていました。

R173

R173からるり渓までは、
少し勾配がある道を登って行かねばなりません。
ちなみに、このあたりは能勢と亀岡、南丹の境になっているところ。

ちょっとだけ亀岡入り

ほんまにどうでも良い話なんですが、
偶然にカメラに臨場感のある写真が入ってました。
絶賛登坂中のバーミッツァーななしきさんだ。

偶然のショット

ここから篠山方面へダウンヒルをするんですが、
これがかなりええ感じの道で、
R372に合流するまではかなり爽快でした。

爽快!R54ダウンヒル。

そのままR372で”天引トンネル”を越えます。
このトンネルは歩道があるので安心です。

関係ないけど、天引は「あまびき」と読むらしい。
今の今まで「てんびき」かと思ってた…

天引トンネル

トンネルを越えてからR303で北上していきます。

P2110215

道は徐々に細くなり、静かな山間を抜けるような道になっていきます。
とても雰囲気のある道で、もちろん車も全然通らない。

雰囲気のある名も無き峠道

所々、道の脇には雪が残っていて、
途中のため池には薄く氷が張っていました。
なんだか終わりかけた冬を感じられたようで嬉しくなります。
そこがあまりにもええ感じの場所だったので、
みんなおもむろに写真撮影タイムに。

ため池で記念撮影

そのまま少し進むと名もない峠のテッペンに。
また違う季節に走りたいと思える素敵な道でした。

日陰には雪が残る

雪の弓谷峠からの親子丼

絶品な無名の峠道を堪能した後は、
さらに北上をしてR300を走ります。
これまたええ感じの里山風景を走る道です。

R300 山間を走る

この辺りまで来ると気温もかなり違うのか、
道脇の雪の量も今までとは少し違っておもしろいですね。
しかしなんとも言えない雰囲気がありますね。

雪も残る

藤坂公民館を過ぎた辺りで、細い道が出てくるので、
そこをクイっと曲がると「弓谷峠」です。

ずっと走ってみたかった弓谷峠…

雪だらけやないかーい!
弓谷峠・・・

今までも日陰だけ雪が残っている道が多かったので、
今回もそのパターンだと思って、しばらく進んでみましたが…

行けども行けども雪三昧
雪!

結局、途中から「行くのも地獄、帰るのも地獄」状態になりまして、
無理やり自転車を押して、そして担いで歩く雪道ハイキングを敢行。
ついこの間、大野山でも同じようなことをしていた記憶が…

なんとか雪区間を抜けたときにはみんなヘロヘロなのでした。
本当に関係者の皆様、申し訳ありませんでした!

雪区間終了!

しかしながら、景色は抜群にええ感じの場所でしたので、
また別のシーズンにトライしてみたいと思える弓谷峠でした。

周りの雰囲気は抜群

弓谷を越えてからはR711で西進していきます。

この鎌谷辺りの道もとてもええ感じの道でした。
なんやねんな、この辺りどこも最高やんかいさ。

写真を撮り忘れているのが残念なんですが、
大谷のほうへ抜ける途中は林道のような道があり、
弓谷から走るとちょうど下り基調で、なんとも爽快な道でした。

ここからR97へ行きたいのですが、無駄に遠回りになるので、
途中で”大谷にしき記念館”というところへ入る道を曲がり、
ショートカットをしてみることにしました。

大谷

その途中で川を渡るんですが、これがまたなんとも言えない吊り橋。
突如現れたアトラクションに大喜びおっさん達なのでした。

吊り橋

怖いけど、ええ景色!

怖い・・・

引き返して写真を撮るななしきさん。

記念撮影?

そして、橋を渡るとそこは第二の目的地「大谷にしき荘」
ここの食事処で本日二回目のランチを洒落込みます。
食道楽。

写真を撮り忘れる大失態をしてしまったんですが、
なぜか「全員親子丼を食す」という奇行を。
でも美味しかったー。

さて、ここからは折り返して帰るだけでございます。
しかし、今回のツーリングは大きな問題を孕んでいたのでした。

 

日暮れに追われる帰り道!

今回の篠山ライドは川西起点だと140kmほどで、
普通に走れば日のあるうちに全然間に合うんですが、
この日は「後輪ガタガタ事件」や、
道中に催された「雪中ハイキング」が災いして、
かなり時間的にヤバイ感じになってしまっていました。
なんせ親子丼を食したのが“16時頃”ですもの。
篠山の奥地で16時って…泣きそう。

日が暮れる前提ではなかったので、
暗闇を長時間走れるほどのライトも携行してません。
これはヤバイ事態だ。

当初の予定では「大たわ→R12→川西」の予定でしたが、
今日一日の感じだと、大たわの路面状況も懸念されるし、
「できるだけ距離を縮めて走ろう」という結論に至り、
話し合いの結果、R173を突き進んで帰ることにしました。

早速、店を出てR300を走ってR173を目指します。

R300

このR300もなかなか風情のある道。
この辺りまで来るとどこ走っても気持ちええところですね。

藤坂峠手前

とか言いながら、この後に登る「藤坂峠」はなかなかの峠でした。
距離は短いけど、斜度が結構ヘヴィ。

藤坂峠を越えると、そのままR173へ合流。
追い風と下り基調の道に後押しされ、
順調なペースで篠山市街地を抜けて行きます。
R173は普段は走りたくない道やけど、使ってみるとめっちゃ早いね。

途中から能勢までは登坂区間になるので、必死のパッチ。
がんばって登って”天王トンネル”へ。

R173

登り区間はもう脚が回らない~。
トンネルを越えると、朝に走っていた能勢ログの辺りに出てきます。

能勢へ

ここから引き続きR173で”はらがたわトンネル”を走ります。
トンネルからの強烈なダウンヒルを経て、ようやく山道区間が終了。
ここから日暮れになっちゃったので、写真もなし。

このままR173を走ると、途中でトンネル地獄をお見舞いされるので、
少し遠回りになりますが、安全策で一庫ダム沿いの道で南下します。

一庫を越えてR173へ復帰して、ここでロゼさんとはお別れ。
初心者詐欺であったことは、改めてここに明記しておきます。
ぜひまた近いうちに走りましょう。

そのままバタバタと川西へ帰還。
池田のコンビニに着いたのは19時過ぎでした。
親子丼を食べてからちょうど3時間。
よくがんばりました。

ここで残りの3人も解散となりますが、
ぼくはそこから自走で帰宅せねばなりませんが、
ライトが不安なので、daiconさんからライトをお借りして、
なんとかフロント・リアともに2灯体制に。
daiconさんありがとう!

そんなこんなでなんとか家の近くまで帰ってきたんですが、
途中で後輪に違和感が…
お尻に伝わる振動がかなりマイルドになったので、
今になって「お尻が覚醒!」したのかとほくそ笑んでいたんですが、
どうやらそれは勘違いでした。

後輪がパンクした!(家まで残り1km)

急激に空気が抜けている感じでもなかったので、
ちょっとポンプで空気を入れて走ってみたんですが、
騙し騙しに乗って走れるほどでもないという中途半端さ。
こんなところでパンク修理したくない…。

結局、家にもそこそこ近かったので、そこから担いで帰りました。
最後の最後にヤラれてしまったー。

 

おわりに

今回はいろいろ反省がございましたが、
言い出すと寝込むほどに落ち込むので、もう何も言うまい。
しかし雪道ハイキングだけは、皆様に申し訳なかった…。
なんせ帰ってよく見たら自転車ドッロドロやったもんね。

初めて走った篠山の道はどれも素敵なところばかりで、
何度も「春・夏にまた走りに来るぞ!」と思わされました。
春が来たらまた行ってみようと思ってます。
走り損ねた「大たわ」の北側も走ってみたいなぁ。

終盤は時間に追われて非常に焦ってしまいましたが、
まぁ何事もなく無事に帰着できて良かった。
なんかいろいろありましたが、本当に楽しかったなぁ。

本当に楽しいハイキングでした!

雪中ハイキング

 

今回の軌跡

帰りは日没してしまったこともあって、
猪名川の川沿いを通らず、R176と内環を使って帰りました。
川沿いを使うよりだいぶショートカットになってしまいまして、
少しで190kmには届かなかったけど、もう十分走ったよ…。

距離:187.19 km
平均速度:21.3 kph
カロリー:5,559 C
時間:8:47:29
高度上昇:2,518 m
平均気温:7.5 °C



2 件のコメント

  • こちらではお初ですどうも。
    しかし相変わらずのロングライドですごい!しかも日の短いこの季節に……。
    自分も北摂はよく走りますが、せいぜいるり渓をちょっと超えた辺りまでしか行ったことがないので篠山の方も気になります。
    ご都合が合えばぜひ一度案内していただきたいくらいですw

    • どうもコメントありがとうございます!
      いつもtwitter、ブログ楽しく拝見してます。

      今回もたまたま長くなってしまいましたが、
      まぁただ距離が長いだけで質の悪いライドですw

      篠山はぼくもまだまだ不案内ですが、
      なかなか面白いところがたくさんありますよ~。
      お時間合えば、ぜひぜひ一緒に山ポタを!

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