[フレッシュAR日本橋2016] 24時間で約415kmの道のり!富山から東京を駆ける! [はじめてのブルベ]

はじめに

先日、チラっと書きましたが、
「フレッシュAR日本橋2016」に参加して参りました。

関連記事→ 「フレッシュ(Fleche)日本橋2016」に参加します!

我々のチームは富山から東京・日本橋を目指して走ります。
「24時間で約415kmを走る」というのが今回の課題でした。

チームは全員で5人。
ルートは富山から新潟、長野・妙高高原を抜けて、
群馬を通り南下して東京まで走るという感じのルートです。

フレッシュのルート

はじめてのブルベで、はじめての400km。
初めて尽くしのフレッシュを走ってまいりました!

 

富山を出発して日本海へ!

朝8時に富山のスタート地点を出発。
まずは海岸沿いを目指して走ります。

富山を出発!

富山からはひたすらR8を走って、新潟方面を目指します。
しばらくは路面が悪くて怖かった道でした・・・。

富山市内を抜ける

この日、最高に天気も良い自転車日和。
何より「追い風」という最強の味方をつけて好調な走り出しです。

富山の海岸近くを走る

途中から関西では見られない風景がドンドンと出てきて、
冠雪の山々が遠くに見えてくると、
普段とは違う場所を走っている高揚感も出てきますね。

うっすらと見えるのは立山かな?

魚津市へ

日本アルプス!

順調に走って行き黒部駅の手前辺りまで来た頃、
リーダーのdaicon氏が何かを言い残して後ろへ戻って行きます。
ちょうど近くにコンビニがあったので、
トイレ休憩を兼ねて待つことにしました。

そして10分ほどして戻ってきたdaiconさんは、
憔悴しきった顔でこう言いました。

「eTrex、川に落としました・・・」

スタートしてまだ30kmほど。
まさかのeTrex落下して川へのドボチョン事件。
しばらく彼から笑顔が消えたのは言うまでもない…。

でもフレッシュはまだまだ始まったばかりです。
悲しい別れをも振り切って、ぼくらは前に進みます。

川を越える

この辺りで地元のライダー2人組と挨拶を交わしたんですが、
そのやりとりがおもしろかったです。

地元ライダー:「どこまで走られるんですか~?」
ぼくら:「今から東京まで!!」
地元ライダー:「ここに変態が居るー!!!(笑)」

街中で「ここに変態がぁ!」と叫ばれたのは、
もしかしたら生まれて初めてかもしれない。
稀有な経験。

「県境の"親不知"は道狭く大型車の交通量も多い。
とても怖くて走りにくいから注意してくださいね。」

というアドバイスもいただきました。
本当にありがとうございました。

 

さて。
しばらく走ると道は海岸沿いを走るようになります。
満開の桜と、青々とした海のコントラストは抜群だ!

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左手には日本海、右手には日本アルプス。
そして満開の桜がダメ押しになって、
思いもしなかった景色が目の前に広がります。

富山の絶景

徐々に道は海岸線に近づいていき、
気がつけば道は海に沿うように走っていました。

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走りにくいとアドバイスを頂いていた県境近くの海岸線ですが、
偶然に工事の関係で、片側ずつの規制通行になっており、
多少の待ち時間があったものの、
大型車に怯えて走ることもなく、快適に走れました。

この辺りも道の向こうは断崖って感じのところが多く、
普段は危険な道のようですが、
今回は運よく景観を楽しむ余裕が持てました。
待ち時間のおかげでこんな写真も撮れました。

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無事に富山から新潟へ。
追い風に押されながら順調なペースで海岸線走ります。

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グングンと海岸線沿いを走って行きます。

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ふと横を見ると存在感のある山々を背にローカル線が走っていました。
一両編成のローカル線。
なんて風情のある絵なんだろうか・・・。

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そんなこんなで、ようやく最初のPCに到着です。
スタートから約76km地点。

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ここまではかなり順調なペース!
でもゴールまでは、まだ300km以上もあるよ・・・。

P4090550

 

新潟から長野・妙高高原へ

最初のPCを過ぎた後も、しばらくは海岸線を走ります。
このあたりは「ヒスイ海岸」と呼ばれるところで、
海岸に翡翠が打ち上げられることがあるという、
めちゃくちゃ神秘的で面白そうな海岸です。

まぁそんなものを見る余裕などは一切ないので、
景色に想像を巡らせるばかり。

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途中から「久比岐自転車道」という立派なサイクリングロードがあり、
一般道を走りながら素敵な道だなぁと眺めておりました。
もう一度走る機会があれば、こっちを走りたい!

改めて調べてみたら、
この自転車道だけで色々満喫できそうだもの。

久比岐自転車道ガイドマップ:
http://www.hrr.mlit.go.jp/takada/road/kubikijitensya/guidemap.pdf

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直江津のあたりで2つ目のPCへ。
序盤で貯金を作る計画通りの好ペースです。

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ここからは海岸線を離れて内陸部へと南下して行きます。
ほぼ北陸新幹線と同じようなルートをたどり長野方面へ向かいます。

北陸は桜が満開。
ふと信号待ちで目にした桜もとても素敵でした。

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目の前に日本アルプスの山々が顔を見せてくれます。
この平野を走り、目の前にそびえる山へ向かうのかと思うと胸が熱い…。

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山々に向かって走る!

目の前の大きい山は妙高山かな?
やっぱり高い山は存在感が違いますね…。

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道は斜度5%前後で緩いものの、ひたすら登っていきます。
あまり眺めの良くない道だったんですが、
たまにこういう風景が目に映ると感嘆してしまいますね。

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そして山の存在感がすごいんです。

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緩斜面でもずーっと休みなく上るのは結構辛いものです。
そしてこの日は異様に暖かい気候だったので、
登坂中はクソ暑かった!

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序盤は景色も堪能できた登りですが、
中盤からはなんの景色の美しさもなく退屈な上り坂。
交通量も意外に多く、なかなか辛い上り坂だったのです。

そんなこんなで、予定外なんですが休憩タイムに入っちゃった。
今回初めて電子マネーが使えないコンビニだったです。

P4090616

しばらく道なりに上っていると、やっとこさ「妙高高原」に到着!
登り区間ももうすぐ終わりのはず。

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今回何度かお目にかかった標識。
たかが5%、されど5%でございました。

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そして長野県へ!
最初の難所をなんとかクリアしました。
勾配は緩いと言えども、ジワジワと700mも登ると辛かったなぁ。

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ピークを過ぎるとしばらくは下り区間。
野尻湖の近くを通過!
この辺りで一泊ツーリングとかしたいと思いつつも、
無情にも素通りなのであります。

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この辺りでみんな結構消耗していたので
予定外の休憩を挟んだんですが、これが正解。
みんな一気に回復する感じで休憩の大切さを思い知るのでした。

ここからは市街地まで下りモード。
街を見下ろしながらのダウンヒルです。

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187km地点の3つ目のPCに到着!
まだまだ折り返しにも及んでいないのが400kmの怖いところ…。

この辺りで少し胃もたれを感じていたんですが、
スペシャリストのねれいどさんやななしきさんを見ると、
やっぱり補給の仕方が抜群にうまい気がする。
時間の使い方とか、食べるものの選定とか…。
学ぶべきことはたくさんあると感じたひと時。

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第二の難所、軽井沢に向けて出発だー!

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夜の軽井沢を越える

長野市街地で日没を迎えました。
ここからは例のごとく、夜なので極端に写真が少なくなります…。

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この長野の市街地が個人的には一番辛かったです。
延々と続く道は変わり映えもせず、
交通量も多くてストレスも大きかった…。
ペース的にも付いていくのがやっとだったので、
精神的にもちょっと疲弊していたのかもしれません。
眠気もあったし、スタミナも切れ気味だったのかもしれない。

そんなわけで、
完全に生気が失われてしまっていたんですが、
daiconさんの提案で晩飯休憩でラーメン屋へ入店。
「チャーハン食いてぇ!」と叫んでいた甲斐があり、
念願のチャーハンだったんですが、
なんか脂っこくて完食できず。
なんやこれ!思ってたチャーハンと違う!!

でも、この休憩で少し復活をいたしました。
ラーメンは美味しかった。

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完全に日の暮れた中、道は徐々に市街地を外れて山間へ進みます。
通過点の軽井沢では、最も高いところで標高1,000mを越えます。
先ほどの市街地では標高350m程度なので、
「全体では650m程度登る」ということに…やめてほしい。

新潟~長野と同じように、大きな峠はないんですが、
またまた「ジワジワと標高をあげる」憎い演出です。
山道のようにクネクネしているとまだ良いんですが、
大きめの道路はひたすらストレートに走るので、
変化が乏しくて、メリハリがない分、退屈で辛い。
ここもまた辛い区間でした。

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そしてなんとか登り区間を越え、4つ目のPCに到着!
というところで、
目の前のコンビニに違和感が…

あ、シャッター閉まってる!

そして、わずかに空いていたシャッターも
「ピシャ!」と締まってしまいました。

PCのコンビニが閉まってもた!

ブルベのPC(通過点)では、通過の証明を得なければなりません。
基本的にはコンビニを通過点にして、
「レシートをもらって、それを通過証明」とするんですが、
お店が閉まるのは想定外です!

その場でいろいろ調べてみるんですが、
ここいらはコンビニのみならず飲食店も11時閉店が"決まり"。
他のお店も軒並み閉まっているようで、
代理でPCを立てるのも難しい状況に…
レシートがもらえなかったら、完走しても認定されないかも!

時間と場所を示せる写真があれば…
ということで、色々な策をめぐらせていました。
しかし単純にコンビニで補給が取れないのは痛手です。

IMG_20160409_231507
↑こんな写真で凌ごうとしてました…

なんとかできないものかと相談をしていると、
お店のシャッターがガラガラっと開きました。

「買い物して行かれますか?」

なんと表で困っているぼくらの様子を見かねて、
店員の方がお店を開けてくれました!
もう感謝してもしきれない気持ちでした。
本当にいろいろと助かりました。
ありがとうございました。

タイムロスはしてしまったけど、
得難い体験をした軽井沢の夜なのでした。

 

間に合うのかフレッシュ!?

軽井沢を越えるといよいよ群馬に突入です。
暖かい日だったとはいえ、夜の気温は1ケタ台。
冬装備に着替えて、群馬側へのダウンヒルです。

しかし走り始めたくらいで、
ねれいどさんのeTrexがなにやら不調に…。
なんとか復旧はしたみたいなんですが、
今回は川へ飛び込んだり、シャットダウンしてみたり、
eTrexもやりたい放題の一日やな。

長野-群馬間にある「碓氷峠」を下って行きます。
3ケタを超えるカーブが我々を待ち受けておりました。
道に砂が浮いていて怖かったですが、
今までになかった峠道のダウンヒルは久しぶりで新鮮。

碓氷峠

途中で見どころの「めがね橋」なんかもあったんですが、
闇夜に浮かぶ巨大なレンガ橋は恐怖なだけでした…。

ダウンヒルを終えて群馬の市街地へ。
5つ目のPCに着いたのは夜中の1時半ごろ。
走行距離もようやく300kmを越えて、
なんとかゴールが見えてきたような気がします。

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しかーし!!
ここで時間制限に間に合うか微妙なことが発覚。

「最後のPCから2時間以内で25km以上を走行しないといけない。」
というルールがあるため、
2時間前には最後のPCへ着いておきたい。
なので、今回の場合だと…
「6時には385km地点へ着いておきたい!」のです。
(正確には"着かないといけない"のかもしれない…)

4時間半で80km走らんとあかん!!

市街地を抜けるにしてはかなり厳しい条件…。
でも当然ながら走らないとゴールできないので、
もうヤケクソで走るしかないのです。

次のPCまでは63kmほど距離がありますので、
とりあえずこの区間でどこまで条件を変えられるかが勝負!
そしてこのスケジューリングだと、
「残りの100kmはわずかな休憩しか許されない」ということ。
これは紛れもなく今回一番のがんばりどころだ!

この区間はひたすらに走りました。
マムさんのオトコ牽きが炸裂でございました。
一番いろいろ考えたのはこの区間だと思います。
チーム戦ならではの思惑もあったし、ウンコ行く人も居たしw
ただみんなの「絶対に間に合わせたい」という強い気持ちは
確実に走りに出てたやろうなぁと、今になって思うところ。

結局この区間は「63km/2.25h」という、
なかなかのがんばりで走ることができました。
おかげで、最後のPCまでは21km/1hで走れば間に合う計算。
この時初めて「間に合うかも!?」と思って、
ゴールが近く感じた瞬間でもありました。

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このPCに到着する少し前に、
みんな冷静さを失いながら走っていたところはあったんですが、
冷静に現況を把握して、
「このまま行けば間に合いますよ!」と言ってくれた、
ななしきさんは流石でした。
ここのPCでまたみんなの楽しい雰囲気が取り戻せた気がして、
少し安堵したのを覚えています。

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許してもらえないラストスパート…

もちろん休憩時間なんかを取る余裕はないので、
さっさと走り出します。
パンなんぞ走りながら食え。という状態です。

埼玉の市街地を抜けてグングンと南下して行きます。
徐々に日も明けてきました。

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道路標識に東京の文字が出てきたりして、
少しずつ東京に近づいている実感が沸いてきました。

P4100674

後30kmほどで東京に着くぞ!
標識の距離が短くなるたびに嬉しくなりますね。

P4100677

そして最後のPCに到着!
なんともギリギリの6時前だー!

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今回のゴール地点はここから29km先です。
ここからは「29km/2h以内で走らないといけない」というのがルール。
ここまで来たら達成できたようなもの!

と思って走り出したらどえらいことに・・・

埼玉の信号地獄が炸裂ッ!!

「50m進むごとに信号待ちをする」という都会派スタイル。
手前の信号が青になると、先に見える信号は赤になる。
なんという仕打ちなんでしょうか。
ぼくらの焦りはピークに。
こんな調子やったら29km進むのに2時間半くらいかかるやん…。
最後の最後で間に合わない可能性が再浮上です。

なんとか荒川を越えて東京都に突入!
初めて走る大都会東京の道は非常にややこしい…。
多少迷いながらもなんとか先へと進みます。

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懸念していた東京の信号事情ですが、
道も大きな優先道路を走っている兼ね合いもあって、
意外にも東京に入ってからは信号が少なくなっていきました。

埼玉で失った時間を取り戻すかのように走ります。
みんな必死でした。
絶対にゴールするんや、という執念と言っても良い。

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最後はリーダーのdaiconさんの牽引で走ります!
ここまで来て「最後の最後に間に合わなかった!」はシャレにならん。
声を出し合って都会を駆けて行きます。

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お茶の水を抜ける!
ゴールの日本橋までもうすぐだ!!

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そしてついにゴール地点へ到着!!!
時間は!?

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時間はめっちゃギリギリ!!
フレッシュ、415kmを24時間で走り終えました。
ついにやったぞー!

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チームメンバーで最高の乾杯を!!
みんなありがとう!

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おわりに

「フレッシュ日本橋2016」、無事に完走できました。
正直なことを言ってしまうと、
もっと走っている途中にモメるかと思ったし、
"気持ちの部分での分裂"というのはあると思ってました。

今までバンド活動なんかをやっていましたが、
人が4~5人集まると、良くも悪くも個性はぶつかり合うもの。
ささいな言い争いなんて普通は良くあることです。
みんなが一生懸命なほど。

でも今回はそれがなかったんじゃないかな。
本当にみんなと走っていて純粋に楽しかったし、
チーム戦の楽しい部分が味わえたと思っています。

今回このメンバーで走れたこと、
メンバー全員でフレッシュ415kmが達成できたことは
一生の思い出ですね。
本当に貴重な経験ができたと思っています。

こんなぼくと走ってくれたチームのみんなに感謝。
daiconさん、ねれいどさん、ななしきさん、マムートンさん、
本当にありがとうございました。
そしてこのフレッシュに誘ってくれたdaiconさんに、
重ねて感謝をしたい!多謝!!
忘れられぬ濃すぎる思い出をありがとう!!

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個人的にはもう少しお役にたちたかったんですが、
全般、なにもできない不甲斐なさ。
結局ほとんど前を牽くこともできなかったし、
それだけが心残りかもしれない。
またこのメンバーでどこか走りたいなぁ。

 

今回の軌跡

距離:414.95 km
平均速度:24.3 kph
カロリー:7,949 C
時間:17:06:16
高度上昇:2,718 m
平均気温:19.2 °C

 

 

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4 Responses

  1. あまえび より:

    お疲れ様でした。 装備品等また詳しく聞かせてください 関係ないけどカレー食べ過ぎです 対抗して私も今からは食べてきます

    • だるま より:

      装備品はほとんど300kmのときと一緒でしたよー。
      後日書きますが、GIANTの巨大サドルバッグ付けたくらいですが、
      寒暖差が激しかったのでウェアを入れてたくらいですわ。

      カレーは正義。
      大阪にはうまいカレー屋がめっちゃあるらしい!

  2. チム より:

    お疲れ様でした。

    ゴール近くの緊迫感など特に楽しく読ませて頂きました。
    こうやって一緒に走ってくれる方達がおられるのが非常にうらやましいですね(*´ω`*)

    もしも僕一人でブルベでスタートして、30km地点でetrexを川に落としてたら、そのまま家に帰ってフテ寝してますわ(笑)

    • だるま より:

      ありがとうございます!
      数年間ずーっとボッチライド専門だったんですが、
      最近は自転車仲間に恵まれて楽しく走らせてもらってます。

      川に落ちるというのがまた切ないですよねw
      しばらく本当に元気がなかったようなので、
      相当凹みながら走ってたんだと思います・・・w

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