コストパフォーマンスは抜群!? エレアコベース”Ibanez AEB10E”!

なぜかEPレコード

"アイバニーズ AEB10E"

アコースティックセットで演奏する際に使用するために購入した、
エレ・アコースティックベース"Ibanez AEB10E"

ibanez AEB10E

使用頻度はボチボチでしたが、かれこれ4年ほど使用してきたので、
ここいら辺りで、雑感を書き連ねたいと思います。

 

本体仕様

英語のものしか見つからなかった…

32 inch scale length
Spruce Top
Mahogany Neck, Back and Sides
Abalone Rosette
Ibanez Chrome Die-Cast Tuners
Fishman Sonicore Pickup
Ibanez AEQ-SST Shape Shifter Preamp with Onboard Tuner
Balanced 1/4 inch and XLR Outputs
Rosewood Bridge and Fretboard
Ivorex II Nut and Saddle
Advantage Bridge Pins

一応、ピックアップはフィッシュマンを採用。
プリアンプはIbanezオリジナル。
ミディアムスケールのエレアコベ。

"実売4万ほどで買える安価なベース"です。
楽器としてはそれなりかもしれませんが、
見た目の説得力は大きいと思っているので、
アコギの横には、これで座ってたいというそれだけ。

プリアンプ部

 

使用環境

ぼくの使用環境としては、下記の通り。
他の弦なども試したことがないので、
このベースへの評価はだいぶ偏りますが。
 

・フェンダーブラックナイロン弦 [FENDER 9120M]

ブラックナイロン弦の中でも、安価な弦。
ベースを買って、すぐに張り替えてしまいました。
ブラックナイロン弦は、"La Bella"のものが有名ですが、
やたらに高いのとゲージが太いのが難点で、
結局これに落ち着いてしまいました。

普通のステンレス弦に比べると、立ち上がりも遅めです。
意外とブライトで、そこまでナイロンって感じもしないですが、
ゆるいテンションと、指ざわりは独特。
見た目が真っ黒なのが、なによりのステータス。


・フィッシュマンプリアンプ

ウッドベース用のプリアンプ。
素直な音と、ナチュラルなコンプレッサーは秀逸で、
エレキベースで使ってもええ感じのプリアンプ。
本体付属のちゃちいプリアンプでは心もとないので使用していますが、
元々の楽器が鳴ってるとは思えないので、プリアンプの効果薄…。

 

・その他

ハウリング対策のため、穴をEPレコードで塞いでいます。
「佐藤タイジみたいにガムテープ貼りまくって塞いでもかっこええかな」と思ったんですが、
後戻りできない雰囲気があったので、
小心者のぼくは貼ってはがせる両面テープでレコードを貼ってます。
効果はほとんどありません。
ちなみにレコードはチューリップの"心の旅"。

なぜかEPレコード

よく使うポジションにゴムのフィンガーレストを付けています。
フロントピックアップあたりのポジションは必須かなと。

フィンガーレスト!?

 

"AEB10E"のここが良い!

楽器本体という部分では、やはり安価であるというのは魅力
「とりあえずエレアコベが欲しい」という需要にはピッタリ。
いくつか他メーカーの同価格のものを試奏しましたが、
この価格帯では、ほかのクソメーカーを淘汰するコストパフォーマンスだと思います。

演奏する上では、ミディアムスケールが思いのほか良い。
ナイロン弦だと弦のテンションも緩く、弾きにくいんですが、
その辺りはミディアムスケールで補われている部分でもありますね。

これも弦の恩恵かもしれませんが、
指先のニュアンスを拾いやすいので、ビブラートなんかがかけやすいです。
少人数で弾く場合は、ベースの細かいニュアンスまで聞こえる環境にあるので、
シビアではありますが、普通のベースとは違う感覚があって良いですね。

 

今の使い方での問題点

一番困っているのが「ノイズ」
ブラックナイロン弦を張っているので、
アースが逃げず、ノイズが出てしまっています。
静かな曲だとちょっと気になるので、これは改善の必要あり。

後はこれは奏者の問題ですが、「音作りが非常に難しい」。
最近なんとなくいつものジャズベースに近い音作りでも、
それなりに雰囲気の出る音になるんじゃないかと思っています。
低音、中低音のバランスが難しい…。
この辺りはまだまだ勉強あるのみですね。

とあるライブにて

 

余談

価格のことを考えると、なかなかええ感じのベースだと思います。
たまにエレアコベースはウッドベースのような音が鳴ると書いてあったりしますが、
それは一部の楽器をうまく使った場合の話で、
まずフレッテッドではニュアンスも全然違うし、
そういうものとは別の楽器と思って使ったほうが良いですね。

 

ちなみに、このIbanez AEB10Eは廃盤になってしまいましたが、
ちゃんと後継品が発売されているようです。

 

 

スペックを見ると、ほとんど仕様は変わっていないものの
ピックアップがFishmanからIbanezに変わっているのと、
一部木材なんかが変わっていますが、大した差はなさそう…。

ちなみに。
以前、須藤満がライブで"Athlete AX-5"を使っているのを見て、
そのあたたかい音と、独特の枯れたサウンドに興奮したのを覚えてます。
全然違う寄り道をしている感はありますが、
最終の目標はあの音なんだと思っていたりします。
ほんとにAthlete良かったわ。


[追記(2014.6.18.)]

このベースを使用したときのライブ映像をアップしました!
演奏はヘッタのクッソですが、出音の参考にはなるかと。
モニターなしのアンプで鳴らしてる音です。

 

 



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